フォトポエム  西尾征紀(Nishio Masanori)

夢のなかでは
詩はシンプルで美しい

春のゆくえ

2012-03-24 | 詩のレッスン

 


あこがれのこころで

ぼくは歩いてきた

ぼくが歩いていると

野を渡る風や鳥のこえからも

希望の音楽が聞こえた

点景の可憐な蝶の飛翔にも

いのちのひとときの輝きが見えた

出会いを夢み

ポエジーを求めて

ぼくは歩いてきた

ぼくが歩いていると

出会いの一つ一つが

ときには優しく語りかけてきた

いくつもの憧れの挿話や

メルヘンが生まれた

さながら旅を楽しむ気持ちで

ぼくは歩いてきた

また この新たな季節にも

ぼくは歩いていくだろう

ぼくに調和した歩調で

あかるくうたいながら


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