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88グリーンビートル

活動内容や、案内

シンガポール ガーデニングの旅

2025年04月10日 | 日記
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ガーデンニングの勉強のためにシンガポールを訪れるのは、今回で3度目になります。名古屋市をちょっと一回り大きくした島に、MRT/鉄道が縦横に延びており、更にバス路線がくまなく覆っているので、どこの施設に行くにも便利です。

シンガポールに来て必ず訪れるのは、シンガポール植物園と、ガーデン・バイザ・ベイにある大温室です。

植物園 


大温室の中からから見た外の景色


まず最初は、世界遺産のシンガポール植物園に行きました。

シンガポール植物園

前回と違う別の道をたどっていくと、周りをただの木や草で囲まれた、よどんだ小川がありました。

手すりにもたれて、ワニでもいるのかなと眺めているところに、男の子を連れた女性がやってきました。

このエリアは、何をテーマにしているガーデンかわからなかったので、彼女に尋ねました。

ここに植わっている植物は葉に毒を持っており、それを川に漬けて、魚を麻痺させて獲る伝統漁法があるそうで、それらの植物を集めてあるのだと教えてくれました。

少し会話をした後、バリでたくさん写真を撮ってもらったことを思い出し、シンガポールで最初の写真をたのみました。坊やと一緒にいる写真を撮ってもらっていいかと頼んだところ、快くOKしてくれました。

後になって、こういう時世なので、見ず知らずの私が、子供と一緒の写真を頼むのは、よくなかったなと思いました。翌日もう一度植物園に行く予定なので、もし万にひとつ会うことがあったら、そのことを謝って写真を削除しようと、勝手に決めていました。

ところが翌日、万にひとつが起こりました。植物園の別の場所で、くだんの女性と男の子に出会ったのです。

その日は、別の女性と数人の小さな子供たちも一緒で、東屋の下で、カードや、絵本を使って英語の勉強というか、遊びをしていました。二人は親子でなかったかもしれないけれど、子供たちと一緒に過ごす、そういう仕事をしておられるようでした。

写真のことには触れず、前日のお礼を言って、少しお話もして、次のエリアに向かいました。


熱帯雨林桟道

目立たないところに、ジャングルに入っていく道があります。木でできた桟道がジャングルを縫うように続いており、両脇には高木がそびえ、空を遮っています。

シンガポール市民の森林浴散歩コースです。




落ち葉や枯れ枝が地面を覆っており、ボードの説明文によると、これら落ち葉の中には、シロアリや、ミミズや、ダンゴムシや、ゲジゲジや、昆虫の幼虫などが棲んでおり、豊かな森の維持に一役買っているとのことです。彼らは、木の根元にはなくてはならない小動物なので、取り除いたり、掃除をしたりしてはいけないのです。

人の手が入らない森はこんな風だということを教えてくれます。

ジンジャー・ガーデン

ジャングルを出ると、ジンジャー・ガーデンが開けています。






南国のショウガは食べられませんが、その代わりきれいな花を咲かせるものが数多くあります。

前回は時間がないので行きませんでしたが、今回は2日間とったので、十分時間はありました。

しかし途中で大粒の雨が振り出し、東屋に避難しました。そのため、じっくり見て回ることができませんでした。


観光客の一団が,支給された薄いビニールのカッパを着て、雨宿りしている私たちの前を通り過ぎていきました。たぶん見学時間が決められているので、私みたいにのんびりと雨のやむのを待っているわけにはいかないのでしょう。

こういう制約があるので、ツアーは私には向かないのです。

オーキッド・ガーデン

ジンジャー・ガーデンの隣は、オーキッド・ガーデンです。蘭の花を中心にした花だらけのガーデンです。

いろいろ工夫がなされていて、維持にお金もかかるので、ここだけはわずかですが有料です。







次は、私の一番好きな、エボリューション・ガーデンです。これを見るためにシンガポールに来たくらいです。

エボリューション・ガーデン

今回は時間もたっぷりあるので、つぶさにみてあるきました。

植物の進化を本で見るのではなく、目の前で本物と向き合って体感できるユニークなガーデンです。しかも、ただ順序だてて植物が植わっているのではなく、園路そのものが庭園として見ごたえのあるようにデザインされています。

ガーデンを構成しているのは、古代植物を代表するシダと、ソテツの仲間ですが、すでに絶滅した植物は、忠実に人工で作られています。

最初、地上は、藻から進化した苔で覆われていきます。




苔はさらに進化し、根も葉もない茎だけの植物が現れ、今もちゃんと生き延びています。


ちょうどそこの前を通りかかったドイツから来たというご夫妻に、地上にはじめてあらわれたこのマツバランをバックに写真をおねがいしました。

写真の後、私の説明に興味を持たれたのか、ご自身ものぞき込んで写真をとっていかれました。

やがて、シダ類が繁茂するようになり




ソテツの仲間が現れます。




時を同じくして、海から陸に上がってきた生物が、ヒレを脚に進化させ、やがて恐竜になっていくのです。

シダ園

最後に訪れたのは、これもお気に入りの、シダ園です。

ここでシダを眺めながら、用意したランチを食べるのが私の習わしです。

今年は日本の、オニヤブソテツも植わっていました。

しかし、なんといっても圧巻は、桟道の両脇に生い茂るヘゴや、リュウビンタイの仲間です。定期的に霧が地面を這うように広がっていて、シダには最高の環境です。











ここを後にして、タングリン門からMRT/地下鉄に乗って帰るのがいつものコースです。

まだまだガーデンはあるのですが、歩くだけならともかく、丹念に足を止めてみて歩くとなると、とても2日では足りません。

最後にこんな話もつけ足しておきます。

インド人の若いカップルが、私を呼び止め、林の中を指さしていました。大きなトカゲが、小川の石の上でじっとしています。

私が写真をとろうと近づくと、危ない危ないとしきりに注意していました。

トカゲは歯がないので、子供のころは捕まえて指に嚙みつかせて遊んでいたことがあり、トカゲなどちっとも怖くないのです。

昨年東山動物園に来た、コモドドラゴンを見に行きましたが、あんなふうに毒液をかけられてもいけないので、トカゲに背を向けて、インド人の男性に、トカゲと一緒のところを写真に撮ってくれと頼みました。

女性の方は、トカゲがピョンと飛びついてくると心配したのか、離れて心配そうにみていました。

特にトカゲの天敵もいないようなので、植物園の中にはまだまだたくさんのトカゲがいるのではないかと思いました。

ガーデン・バイ・ザベイ






















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バリ島 ガーデニングの旅

2025年02月19日 | 日記
バリ島

はじめに

今回は、初めてインドネシアのバリ島に行くことになりました。

まずは言葉。

バリ島のあまり人の行かない村を歩いて、熱帯植物の観察をしながら、現地の人たちといろいろお話してみたいと思い、インドネシア語が話せるようにちょっと勉強してみようと思いたったのが、9月末。一日 1フレーズを覚えると、100フレースになり、まあ、これだけ、さっと口から出てくるようにしておけば、一歩踏み込んだ旅行ができるのではないかと思いました。

愚かなことに、そんなのどかな島を勝手に想像していたのです。

来てみると、「美しい南洋の島」とは程遠く、道路は車とバイクの群れで隙間なく埋め尽くされ、歩道もゴミや建築廃材で溢れかえり、あまつさえ頻繁に降る雨で、あちこちにできた水たまりの上を歩かされる始末でした。

私の旅行スタイルを押し通すと、バリの印象は、あまりよくなかったということになりますが、他の観光客のように、美しいビーチや、ウブドの高級リゾートホテルなどに泊まって、一日か二日、観光バスで、観光スポットを巡るというバリ島旅行なら、いいところだと思います。今思うと、少しはそういうこともすればよかったかなと思っています。

ともあれ、バリの人たちはみんなニコニコしていて親しみやすく、不愉快を感じることは一度もありませんでした。

本来の目的だった、植物の勉強は、残念ながらできませんでしたが、訪れた寺院などに付随している植え込みなどの写真を載せておきます。


(1) バリ博物館 (デンパサール)



にしている





運転手の話によれば、昔の宮殿を、あるいはそれをまねて博物館にしたものだそうです。

規模は小さいですが、一応古代からの歴史がわかるようになっています。自称ガイドみたいな人が勝手に見学者にすり寄ってきて、展示物の説明をしてくれるのですが、彼によると、マヤ文明が栄えていた時代、船でバリ島にやってきたマヤ人がいたそうで、展示されている土偶がバリで発掘された証拠品だそうです。説明文が一切なく、私の常識ではありえない話で、いい加減なガイドを野放しにしている博物館だなという印象を受けました。

(2) パジュラサンディーモニュメント 

高い塔に登ると、周囲が一望できます。

館内は、インドネシアの歴史が、上手に作られたジオラマで、見学できました。特に近代史では、いろいろ苦難の歴史があったようで、オランダの支配下で抵抗している場面や、日本兵まで登場して、当時の人々は大変だったようです。

バリ島の人は、絵画や、彫刻に才能のある人が多く、この空中から眺めているようなジオラマも、そういう人たちの手を借りて制作されたのかなと思いました。

下の写真は、どこかの寺院の写真が混じっているかもしれません。寺院もいくつか行ったのですが、みんな同じに見え、後で見るとどれがどれだかわからなくなりました。










(3)ガルーダ・ウイセヌ・クンチャナ・カルチュラルセンター

聞くところによれば、世界一大きな彫像で、あまりにも高いその彫像は、遠く離れた空港からでも、見えたくらいです。三体あって、いずれもヒンズーの神様です。

これらの観光地巡りは、ホテルが、運転手付きの車を用意してくれ、行きたい所や、希望を伝えると、そこまで連れて行ってくれます。運転手は、私が見学したり、食事をしたりする間、駐車場で待っていてくれるので、時間など気にせず、自由に過ごすことができます。裏返せば、これ以外の方法でひとり旅をする手立ては、バリ島にはなさそうです。

運転手の話によると、神様といっても、いい神様もいれば、悪い神様もいるのですが、私にはわかる由もなく、容貌から何となく判断するくらいでした。

余談ながら、ヒンズーの神様は実は日本にもいて、七福神のうち何人かは、ヒンズーの神様だと聞いたことがあります。(純日本神様は、恵比寿様だけだそうです)

今回の旅では、行く先々で、ずいぶんたくさんの写真を撮ってもらいました。覚え立てのインドネシア語で、短い会話を楽しむには、「ちょっとすみません、写真を撮ってもらえませんか」と、切り出すのが一番自然でした。無論断られたことは一度もなく、中には頼みもしないのに自撮りで一緒写真に収まってくれた人もいました。

(4) ウルワツ寺院

島の南端の崖の上に建っているお寺があって、サルがあちこち走り回っている有名な観光スポットです。そのサルたちも、観光客のめがねを取ったり、帽子をとったり悪さをするらしく、注意を呼びかけていました。

寺院の敷地内に小規模なステージがあって、赤い夕陽と海をバックに例の有名なケチャダンスが毎晩催されるとのことです。

聞いたところによると、あれは近年になって観光用につくられた創作ダンスみたいなものだそうです。何か神事を司る、昔から踊り継がれてきたダンスを、旅行者が垣間見させてもらうくらいに思っていたのに、それを聞いてがっかりし、見る気も失せてしまいました。だいたい村のいい若者が大勢集まって、毎夜毎夜ダンスをするはずがないのです。

でも、今思うと、せっかくここまで来たのに、せめて新作ミュージカルでも見るような鷹揚な気持ちになれなかったのかと、少し後悔しています。


(5) モンキーフォレスト

もともとは、サルがたくさん住む森でしたが、ここだけ保護区にして自然が残してあるそうで、島のジャングルの姿が、よくわかる場所でもあります。渓谷もあっていいところでした。

入場者のほとんどは西洋の観光客で、バリ島観光ツアーで、2時間程寄っていくのだろうと想像しました。園内にはいたるところにサルがいて、近寄っても逃げないので、みんな写真を撮っていました。

森の中の植物を期待しましたが、特に目新しいものは何もなく、軽く一回りしてモンキーフォリストをあとにしました。

園の前の通りは、さながら観光客お土産通りみたいで、車から見る限り、木彫りの製品や、絵画のどが売られているようでした。軽装の西洋人観光客がぞろぞろと歩いていました。

(6) ライステラス

ウブドの街から伸びている街道を車で一時間ほど進むと、ライステラスが見られる場所があります。

距離としては近いのですが、何しろ車とバイクでちっとも進まず、やっとたどりついたところは、駐車場がいくつもある、まったく観光地化した、田舎でした。

道路沿いに立ち並ぶ食堂みたいなところで、コーヒーを飲んで眼下に広がる写真などでおなじみの棚田を見るのですが、ところどころにヤシが生えているので、ちょっとエキゾチックな絵になりますが、考えてみればただの段々畑で、それを上から見下ろすので、 なんとなく立体感のある風景になります。

写真だけ見ると、なんとのどかなところだろうと思いますが、写真を撮っている背中側にはたくさんの駐車場があり、大勢の観光客が上から写真を撮っています。

たぶん、ウブドの街から一番手前にあったので、みんなここに来ているだけで、この先もこういう風景が島中いたるところにあると思いました。

棚田に沿って、ちょっと歩いてみましたが、小さな蚊がいるのか腕がかゆくなり、今はやっているデング熱に罹ってもいけないので、思いとどまり引き返しました。

あとがき

そもそもの失敗は、バリのホテルの予約を、旅行会社に頼んだことです。私はバリに行くのは初めてなので、経験豊富な旅行社なら現地の事情に詳しい人が適当なホテルを選んでくれると思い、州都であるデンパサールの街の真ん中あたりをと、希望を伝えていました。真ん中なら、歩いてでもあちこち行くことが出来るからです。

予約してもらったのは、大きなホテルでとても快適だったのですが、場所がクタという地域で、デンパサールまでは、車の渋滞もあり小一時間はかかるところで、さらにそのクタの中心からも、離れた周囲に何もないところでした。

行った時期も悪かったです。ちょうど雨季で、最後の2日間は、終日雨でした。

暮れの忙しい時期、いろいろ準備、勉強不足でしたが、旅行社やガイドブックに頼らず、誰か行ったことのある人に、聞くのが一番だと痛感しました。

今は、また行きたいという気にはなりませんが、せっかく覚えたインドネシア語は無駄にしたくないなと、変なところに執着しています。よく考えてみると、日本語を話す人口はせいぜい1億人ですが、インドネシア語は、マレーシアも含めると、3億人くらいいるのではないかと思うと、今後世界でも重要な言語圏になるような気がします。

最後に街の様子を映した写真を載せておきます。

東京 ガーデニングの旅 

2025年02月19日 | 日記
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東京旅行

ディズニーランドは、「日本一の植物園」でもある、という本の記事を読んで、いつか、行きたいと思っていました。ちょうど、東京に行く用事があり、天気予報で日程を決め、4日間の予定で、名古屋を出発しました。行き先は全部で6施設選びました。

①  東京ディズニーランド
②  夢の島熱帯植物園
③  東京国立博物館
④  国立科学博物館
⑤  東京都美術館
⑥  日本科学未来館

東京ディズニーランド

結論を先に言うと、私のような者が行くところではありませんでした。

確かに多くの植物はあるものの、植物園ではないので、植物に対して、力の入れ方が、私にはあまり感じられませんでした。

また園内のいろいろな構造物が、人工でできていて、それも落ち着かない原因でした。行く前は、一日券で、全部見て回れるかなと思っていましたが、見たい所もないまま、1時間少しいただけで、ディズニーランドを後にしました。


背景の雪山は、壁に描かれた絵なのですが、手前の植物とよくマッチしていて、これには感心しました。



葛飾柴又帝釈天

ディズニーランドの後、その日は何も予定を立ててなかったので、東京の下町でも見ようと思い、寅さんの葛飾柴又帝釈天参道に行くことにしました。

映画に出てくる景色とは随分変わっているだろうなと思っていましたが、驚いたことに当時の映画のまんまでした。ちゃんと“とらや”も残っていて、特に改装されていないと書いてありました。記念に“とらや”の草団子をたべました。





御前様のお寺/大経寺もそのままで、映画には出てこなかったけど、立派な日本庭園があり、入場料を払って見学しました。









東京都美術館

今回の旅行で、東京都美術館で開催されている「田中一村展」を見るのが、目的のひとつでした。

一昨年、奄美大島で田中一村美術館を訪れた時、大きな感銘を受けたので、東京開催は、とても楽しみにしていました。

未公開だった個人所有の作品もたくさん公開されているとのことで、こんな機会は二度とないと、大勢の人で溢れていました。田中一村が5歳くらいの時に描いた絵は、すでに今の私の画力を越えており、8歳くらいに描いた絵は、もう天才の片りんを忍ばせていました。

若い時は、スポンサーも付く大画家だったのに、晩年は奄美の片隅で、掘立小屋みたいに小さな家に住み、近くの染め物工場で働きながら、絵を描いていました。天才の考えることは、凡人には理解できないいい例です。

夢の島熱帯植物館




以前このブログで紹介したナンヨウスギも、ゴミ焼却の地熱で、以前よりすくすくと成長していました。

小笠原の植物だけを集めた温室があります。他の熱帯植物の目で見ると、派手さに欠けますが、ここも東京の一部かと思うと、改めて日本は広いなと思いました。(下)



温室の回路から下を覗くと、谷に熱帯植物が繁っているのですが、その谷底側には、それを背景にした、食堂休憩室があり、こういういろいろな工夫やアイデアに出会えるので、ガーデニングの旅はやめられません。

国立科学博物館

何度も来ているので、今回は特別展の「鳥」だけをみました。

恐竜展はしょっちゅうありますが、鳥だけを焦点にあてた企画は初めてだそうで、鳥について、考えたことのない私にとって、いい機会だと思って、チケットは高かったですが、常設館はやめて、こちらを見学しました。

鳥と行っても実に様々で、恐竜から進化する過程で、いろんな能力をもち、環境に適応していった鳥が現れました。


ペンギンだけでも、これだけの多くの種類がいます。


ニワトリの先祖といわれている、セキショクヤケイです。バリ島でもシンガポールでも、林などでよく見かけました。


東京国立博物館


キティーちゃんの特別展をやっていました。気に留めたこともなかったキティーちゃんですが、国立博物館で取り上げたということは、私の知らないすごい世界なのかもしれません。私は、見ませんでしたけど。

日本文化の歴史を見学しました。いつもながら、日本人はすごい民族だなと思います。

原色昆虫図鑑みたいなのが江戸時代すでにつくられていました。右のクロアゲハの尾状突起が二股に分かれているのが気になりました。本物を写生したものだとすると、ありえないほどの奇形種で、画家の遊び心だとすると、これも文化なのだろうかと思いました。

ここには、これも文化と言えますが、広い日本庭園があります。雨が降っていたので、庵で休憩していると、何組もの外国の観光客が、前を横切っていきました。


日本科学未来館


50年後の未来から、今の自分に手紙を書くコーナーがあります。

50年後の私は、破壊された地球でかろうじて生きていて、50年前の(つまり現在の私)宛に警告の手紙を書いています。

地球がこうなってしまったのは、私をはじめ多くの人が、地球の危機に目を背け、われもわれもと快適な暮らしを、求めてきたからです。

かくして、炭酸ガス/二酸化炭素がどんどん放出され、温暖化がすすんで、50年後には、地球は生き物のいないただの星になっているかもしれないのです。遅かれ早かれそうなるとわかっていたのに、どうして50年前の私たちは、何もしなかったのかと未来館のは問うています。

小松左京の小説の中で、日本が40年人が住まない島になったら、ジャングルで覆われた島になると言っています。私も庭師なのでわかるのですが、木をそのまま手入れもせずに、伸びるに任せておくと、それこそジャングルみたいになります。

50年後の私は、手紙でこう提案しています。

「地上は、植物と、人間以外の動物が住み、人間は地下都市をつくって、そこで生活します。地下街の大きなものと思えば、そう難しいことではないように思えます。地上には地下鉄の出入り口みたいなものが無数にあって、自由勝手に行き来できますが、地上には乗り物がないので、自ずと行動範囲は狭くなります。実は、それこそが、地球を長持ちさせる秘策なのです。」

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滋賀 ガーデニングの旅 ローザンベリー多和田

2024年08月17日 | 日記
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滋賀の庭園 ローザンベリー多和田


 
昨年の秋、作業中にチェンソーで、指を傷つけて、予定していた1月の旅行をキャンセルしました。

それ以来、愛知県の、デンパークと、なばなの里、それと「花博2024」に出かけただけで、ほとんどどこへも行かないまま、暑い夏を迎えてしまいました。

予定では、この夏は、涼しい北海道へ行くつもりでした。

しかし、あまりの暑さに腰が上がらず、何のも予約もしないまま、日にちが過ぎて、しまい、そんな中で、8月に入ってから、昨年旅先で勧められた、滋賀県にある、イングリッシュガーデン「ローザンベリー多和田」を訪ねることにしました。

滋賀県と言っても、名古屋から車で2時間もかからない距離で、日帰りで行くことのできる、イングリッシュ・ガーデンです。

これは後で考えたことですが、北海道のガーデン街道、7つのイングリッシュ・ガーデンに因んで、私が勝手に選んだ「東海イングリッシュ・ガーデン」 に、ここを加えると、ちょうど7つになります。

①  なばなの里 【三重/長島町】
②  デンバーク 【愛知/安城市】
③  浜名湖ガーデンパーク 【静岡/浜松市】
④  花遊庭 【愛知/豊田市】
⑤  名古屋港ワイルドフラワー・ガーデン 【愛知/名古屋市港区】
⑥  ぎふワールド・ローズ・ガーデン 【岐阜/可児市】
⑦  ローザンベリー多和田 【滋賀/彦根市】

米原ICから車で10分ほど山の中に入ると、ローザンベリー多和田の駐車場に着きました。


ここは、羊をモチーフにした、ニュージーランド式イングリッシュ・ガーデンのようで、庭を見るというより、家族で来て、汽車に乗ったり、羊に触れたり、バーベキューを楽しんだりする、そんな施設でした。
 

暑い盛りに来た私が悪いのですが、バラも見頃をすぎていたし、広々した園内も、特に見るべきものはなく、そういう意味では、物足りなかったかな、と思いました。


6000歩ほど歩いた後、レストランのテラスでのんびり食事をして、ガーデンを後にしました。


宿根草の庭


写真 本来は放牧の羊を囲うための石塀




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静岡 浜名湖花博2024

2024年08月17日 | 日記
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静岡の庭 浜名湖ガーデンパーク 「浜名湖花博 2024」




 
今から20年ほど前に開催された花博に、造園組合から見学に行って以来、数回は訪れています。

何しろ5年ほど前までは、今ほど花壇に関心がなかったので、覚えていることと言えば、高い塔の上から、パーク全体を眺めたこと、船着き場から遊覧船に乗ったこと、世界の庭、とりわけ中国やネパールのちょっと変わった庭をみたこと、デイゴの木がたくさん植わっていて、花が満開だったこと、まあそんなことを断片的に覚えているくらいです。

だが、今回は違いました。

5年ぶりに訪れた、浜名湖ガーデンパークは、花博の会場になったこともあって、5年の間に花の知識で武装した私の目を十分満足させてくれました。

一つ計算違いだったことは、私が訪れたのは、連休前の平日でしたが、思ってたより人が多く、そのため園内のレストランの列もなかなか進ます、ついに食事をあきらめました。おかげで空腹を我慢して、同じところをもう一度歩きました。

今回の見どころは、3つありました


(1) 「ふれあい花壇」。

県民参加型の花壇で、レンガで仕切られた区画内に、花壇愛好家グループが、開催時期に合わせて準備し、思い思いに作品をつくるというものです。これはすてきな発想だと思いました。

開催期間の中心が5月の連休ということもあって、どのグループも同じ花を使うことになってしまい、会場全体が一つの大花壇をいう感じでした。

どの花壇もきれいで、こじんまりまとまっており、この紙面ではできるだけ多く紹介させていただきました。




































(2) 「フラワーガーデン・コンテスト」。

案内によると、全国26のガーデニング業者や、ガーデナーが腕を競うというものです。

こうして、出来上がった作品を見させていただくと、自分の力量がよくわかり、だれもが、出てみたくなるのではないかと思いました。そういう意味でも、こういうコンテストがあるのは、造園界にとっていいことだと思います。




















小学校も特別参加



記念庭園「汽水園」 石原和幸氏監修











(3) 「花の美術館」。

最初の花博を開催したときに造った、モネに因んだ庭園とかで、スイレンや、バラの大アーチが有名です。

年々庭園が進化してしているそうですが、その辺のことはよくわからないけれど、整備された落ち着きのある、美しい庭園です。



































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