長い間、「手放す」ということがとても苦手でした。
たとえば呼吸。今では長く吐くことができるようになりましたが、4年半前にヨガを始めた時には吸うことはできるのに、吐くことができませんでした。
呼吸って、吸わないと吐けないと思いがちだけど実は逆。吐くから、自然に息が入ってくる。
たとえば、人が亡くなるとき。「息を引き取る」って言いますよね。「息を吐ききる」ではなくて。で、逆に生まれた時、赤ちゃんがおぎゃあと泣くのは肺呼吸に変わって、吸った息を吐いた時。
息を吐く、手放すってとてもエネルギッシュで大切なこと。だから、息を長く吐ききることができるようになった時とてもうれしかったデス
・・・ちょっと話がそれましたが手放すということ。
息を吐くのも、つまりは手放すということの一つ。体の力を抜く。持っていたものを手放す。
人生でも、普段の生活でも、気が付くといつの間にかいらない荷物が増えています。それはモノのこともあるし、考えや、役割や責任だったり。
でも、何かのきっかけで自分が大切に抱え込んでいたものを手放さなくてはいけなくなった時。泣く泣く手放してみると、意外とあれ?なんか気持ちが逆に楽になったっていうことありませんか?
私は今回、旦那さんの転勤で単身赴任&初一人暮らしが決まった時、びっくりしてさびしくて1週間ぐらいめそめそしてたのですが
荷造りしたり、いらないものをどんどん捨てたりしているうちになんだか前向きに。
もしかして、これは神様が与えてくださったGIFTなのかも、と思うようになりました。
引き継ぎで札幌に行ったり、送別会などで、今まで毎日おうちでご飯を食べていた旦那さんが夜家を空ける日が増えたら…
自分のために使える時間が、夜にたっぷりできて思いがけず充電できたり。変化の大きかった去年1年を振り返って考える時間ができたり。独身の時のように、図書館でどっさり本を借りて、テレビの音に邪魔されることなく穏やかなCDをかけて、思い切り本の虫になれたり。よいこともありました
二人だからこそできること、一人だからこそできることがあって。二人でいることを選んだことで、手放していたものもたくさんあったんだな、なんて気づきがあったり。
久しぶりに過ごすひとり時間も結構豊かだったりします。近くにいられないけど、護られて一人暮らしができることに感謝しないといけないな、と。
これから本格的に、まだまだモノを捨てたり整理するので、また大きなよい変化がありそうな気がします。
離れることはさびしいけれど、一度離れることでもっと深い絆を結んで。女性としても、社会人としても成長して、帰りを待っていたいなと思います。
大好きな夏に訪れた変化に感謝
そして、突然の大変化におろおろ、めそめそしていた私をしょうがないなぁ、という感じで支えて見守ってくれていた旦那さんと母、旦那さんのご両親に感謝
すべては廻る輪のように巡り巡ってつながって。ご縁とタイミング。
あとは、それぞれが、それぞれの土地で過ごす時間を健康で笑顔で過ごせることを祈りながら。
これからも、変化の時に巡り合ったら勇気をもって上手に手放して、新しいものを受け入れていけたらいいな。
変化を恐れず、しなやかに一緒に変化していくこと。やっぱり、人生はヨガ。
手放すということや、恐れず変化していくこと、自分の人生と魂を信頼することを教えてくれたヨガは人生の羅針盤。
ヨガが、今の私の人生とともにあることに感謝です。
もし今、なにかに行き詰ったり悩んでいたら、何かを一つ手放したり、部屋の掃除をしてみませんか?
手放すことで、手に入る何かがあるかもしれません。人生は気づきの連続、そして
素晴らしいギフト、ですね。
ではでは、素敵な週末を明日もあなたが素敵な笑顔で1日を過ごせますように。
そっか、吸うから吐けるのではなくて、十分に吐くから息を吸えるのね。
私も手放すことはとても苦手。
そろそろ手放してみようかなぁ・・・
でもきっと、手放すのにもいい時期があって。時が満ちると自然と手放せるものなのかも、と思ったり。・・・私も手放してつもりで、まだまだいまの生活を手放すことに未練たらたら
けっこう広めの部屋にひろり暮らしになるので、お泊り歓迎