HAPPY LIFE ~月のリズムで暮らす ゆるりゆるりと~

Lokah Samastah Sukhino Bhavantu
全ての人が自由で平等にしあわせでありますように☆

with-ness

2010-04-29 22:46:26 | 日記

 

 3月のあたまから始まったヨガの集中クラスが今日で最終回。とても気持ちのいいお天気で、窓の外には桜の新緑。

 そして部屋の中には、たくさんの笑顔と温かな雰囲気。なんだか、とてもとても幸福で、心地のよい時間でした。

 作家の江國香織さんが『泣かない子供』(あれ、『泣く大人』のほうだったかな?)のなかで、「勇気」というエッセイを書いているのですが。

 「幸福な瞬間をたくさん持つと、人は勇敢に成ると思う。自分の人生に対する信頼、しか勇気にはならない。何かに護られて在る、ということ。(中略)

 その勇気を惜しげもなく消費できるように、幸福な瞬間をたくさんくぐりぬけて暮らすのだ」という好きなくだりがあります。

 今日のクラスはそんな、これから生活を重ねていく上での勇気をたくさんもらった

 安全で快適で居心地のよい、護られて在ることを存分に感じられた瞬間の連続でした。そんな時間と空間をシェアしてもらえたことに感謝。素敵なご縁に感謝です。

 

 クラスの中で、話の出た「傾聴」から想いをめぐらせた言葉が

 「Be here now」 「with-ness」という言葉でした。以下は、私のバイブルのひとつ「自分の仕事を作る」の作者、西村 佳哲さんのHPで紹介されていて、読んだらすごく心に響いた、カーム・クローネンバーグ・ムトゥの『共同と孤立に関する14章』の一説。

 このブログを読んでくれているあなたの心にも響くことを祈って。

『“ともにある”ということは、私たちの中に、また私たちの周囲に現実に存在するものを、見たり、聴いたり、それに触れたり、味わったりすることだ。

思考・感情・空想といった、個人に与えられた能力を結集することだ。
つまり人格としての自己に、面と向かうことである。

“ともにある”ということは、ささやかなものに心を寄せることだ。
…… 一枚の草の葉、飛び回る虫、ふくらみゆくつぼみ、巣立ったばかりの小鳥など。

“ともにある”ということは、美しい旋律に耳傾けることでもあるが、それと同時に、聞き慣れた音にも注意を向けることだ。
…… 吹きすさぶ風の声、軒端打つ雨の響き、道行く人の足音、幼子の泣き声などに。  

“ともにある”ということは、彩り豊かな絵画に接することでもあるが、それと同時に、ありふれたものの姿に美を見いだすことだ。
…… バラの花の赤さ、思いにふける顔、新緑のみずみずしさなどに。

“ともにある”ということは、たがいに耳を傾けあうことだ。友情をもって接するとき、自分には役割があるという、生き甲斐が感じられてくるのである。

“ともにある”ということは、自己と他者の織りなす世界に関わることだから、一人楽しむ想像の世界にかくれ込んだりはしない。むしろ、人々の苦悩と努力に力を合わせるのだ。

“ともにある”ことの秘訣は、昨日と今日、今日と明日をつないでいる何げない出来事を、一つ一つしっかりと生き抜けるようになることだ。』

カーム・クローネンバーグ・ムトウ著
『共同と孤立に関する14章』より

 生活の中の、何気ない瞬間が幸せで。

 そんな小さな幸せに彩られて、今の自分がいて。そういう瞬間瞬間を逃さずに

 味わいながら日々を紡いでいくことができたら。幸せなのだろうな、と思います。

 あせらずに、地に足をつけて。生活を、人生を味わう。

 自分自身と、自分自身の魂に寄り添って。一緒にいてくれる大切な人たちに寄り添って、笑顔で。

 今日のクラスで感じたような幸せと、温かさと護られて在る感じを日常に持ち帰って、まずは大好きなパートナーに。家族に。そして友人達にシェアしていけたらいいな。

 すべてのものが、すべてのものとつながりあっている、この世界に感謝して。

 私につながる、すべてのいのちに。ありがとう。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ココロにあかりを灯す人

2010-04-11 22:05:14 | 日記

春というのに肌寒い日が続いていましたが、今週末はようやく春らしい長閑な暖かさが訪れましたね。

 久しぶりの青空に、気持ちがどこかほっ、と和んだように思います。青空の下、満開を迎えた桜も伸びやかに咲き誇っていました。

 たくさんのいのちが芽吹いてはぐくまれていく春。やっぱりなんだか、気持ちも前向きになりますよね。

 先日、友達に誘ってもらって、ターミナルケアにかかわる臨床心理士さんのお話を聴きました。

 話を聴いていて思ったのは、ヨガとの共通点がとても多いこと。

 Be here now という言葉があります。簡単に言うと「いま、ここ」ということ。

 ヨガではとても大切にすることだけど、人の心と向き合うカウンセリングでも同じこと。

 そしてどちらも、その人に寄り添い、その人がどう感じているのかにフォーカスしていくのです。

 大切なものは今ここに。そして、答えはその人自身の中にある。

 その人が、その自分の内側にある大切な場所にアクセスできるよう、寄り添って見守っていくこと。

 やっぱり、全部つながっている☆

 私がいずれ大学院で学びたいと思っているトランスパーソナル心理学は

 私の癒し=世界の癒し=地球の癒し と考えるみたい。

 いのちはつながっていて。

 まずは自分自身のいのちと向き合わないことには、自分の周りの世界は変わっていかないんですよね。

 時間はかかるかもしれないけれど、やっぱりそういう関係性の回復みたいなことをサポートできる仕事を一生の仕事としていきたいな、と思っています。

 がんばってお金をためて大学院、いくぞー

 で、その臨床心理士さんのお話で特に心に残った言葉。

 「こころにあかりを灯す人は、その火の熱さに耐える術を身につけていなければならない」

 (いま手元にレジュメがないので、言葉は著つと違うかも・・・でもこんな感じのニュアンス)

 悩んで苦しんでいる渦中にいる人に寄り添って、伴走するためには、まず自分自身場自分の足で立てるようになっていないと。

 想いだけでなく、その想いを役立てていく力が必要なんですよね

 人生はヨガ。人の魂は、何回も生まれ変わっていて。その人生で果たすべき使命と、学ぶべきレッスンがあるそうです。

 今生の私のミッションは学ぶこと・伝えること。レッスンは愛すること、許すことかなぁ、なんて思う今日この頃です。

 そのミッションとレッスンをサポートしてくれるパートナーとヨガに出会えて本当に感謝あとは、自分自身を見失わないように、磨いて素敵になっていかなくては

 暖かな春に。こころをオープンに。花開かせていきたいですね。

 明日からも素敵な1週間を

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする