HAPPY LIFE ~月のリズムで暮らす ゆるりゆるりと~

Lokah Samastah Sukhino Bhavantu
全ての人が自由で平等にしあわせでありますように☆

しあわせということ

2010-11-20 22:53:42 | 日記

最近、ある本を読んでいて、ふと「しあわせ」ということについて考えた。

(最近、比較的時間があることもあり、本を1日に3冊ぐらい読むこともあったり。すっかり本の虫です^^;なんだか学生時代に戻ったみたいだなぁ。テレビは、眺めているだけで、どんどん勝手に進んで行ってしまうけれど。本は傍らにゆるりと寄り添ってくれるから好き。心に響く言葉を繰り返しなぞってみたり。そこからゆるゆると思考を巡らせていく時間も好きで、そういう時間が地層のように積み重なって、私は今日まで育ってきた気がします)

さて、その本の中の著者の言葉。

「人が人として幸せであるために最低限必要なもの。それは自由であること、なんじゃないか。自由だけでは幸せになることはできないにしろ、少なくとも自由を奪われた状態では、たとえほかの何を持っていようと人は心底幸せになることなんてできないのではないか。

(中略)人間、自由であることを突き詰めれば孤独であることにも耐えなくてはならない。でもそうして、自分だけの足で独りで立つことができてこそ、人は本当の意味でほかの誰かとかかわることができるようになるんじゃないか。そうすることで初めて、何物にも惑わされないじぶんだけのしあわせをみつけることができるんじゃないか」。

 そして、こうも言う。「幸福とは呼べぬ、幸せもあるのかもしれない」。

 年を重ねて、親の死に立ち会ったり、自分よりも年若い友人の死に出会ったりしているうちに、ふとこれだけみんな違うように見えて、実のところ人はみんな同じなんだなという思いが、このごろふと心の中をよぎる。

 大好きで敬愛してやまない写真家の故星野道夫さんが「どれだけ違う世界に生まれ育っても、私たちはある共通した土俵の上に立っている。それは、ただ一度の人生をよりよく生きたいという共通の願いなのだ」という言葉を残しているけれど、そういうようなこと。

 多分、私たち人間はひとつなのだ。同じ時代に生まれて、生きて個々を生きる存在でありながら、深くつながりあう一つのいのち。

 大きな木の根が地下深くでしっかりとつながりあっているように。私たちの個々の生は、ほかのいのちに深く支えられつながりあっている。

「それが何であれ、あなたが自分のものだと思っているものはすべて本当はあなたのものではない。だからあなたは、じぶんが手にしたものを、みなとわかちあわなくてはならない」という言葉に出会ったのはいつどこでだったのか忘れてしまったけれど。本当はそうなのだと思う。だって、自然や動物たちは私たちに自分のもっているものを、いつも惜しみなく与えてくれる。

 自分の身体の中に、小さないのちを宿し、産み育てていく女性たちは、そのことを本能として深く理解しているような気がする。それは素敵なことだ。

 数日前の新聞に、ルワンダのジェノサイドのの際に性的暴行を受けた女性と、そのさいに宿した子供たちを追った写真集の記事を読んだ。子供を見るたびに、その当時の記憶がよみがえり、子供を遠ざける女性。ようやく、子供には罪はないのだという思いを少しずつ、持てるようになったという女性…。

 すべてのいのちが、明るく歓迎されてこの世に生を受けてくるのではないということを、この年まで生きてくれば少なからず思わずにはいられないけれど。それでもやっぱり、生まれてくるいのちには意味があって。そしてまた、亡くなっていくいのちにも意味があって。

 「一般的な」尺度で見たら「幸福」とは呼べない幸せ、でもそれも幸せの一つの形なのだと信じてみたい、と思う。その時のやるせなさや哀しさは生涯消えることなく彼女たちの中に巣くってしまうのだろうけれど。同じ女性として彼女たちの痛みを理解しようとすることはできても、本当の意味で理解したりその悲しい経験を共有することはできないと思うけれど。

 それでも、彼らに暖かな春の陽だまりのように心安らぐ時があると、いいなと思う。彼女たちが、子供たちが「ああ、やっぱり生まれてきて良かった」とふと思えるような時間を過ごせる日が来ることを願わずにはいられないのだ。

 幸せ、ということに思いを巡らせているうちに、なんだかずいぶん遠くまで来てしまったけれど。英語を話す、とか海外に仕事で行くとか、そういうことではなくて、1枚の写真や小さな記事から思いをつないでいくこと、がグローバルということなんじゃないかなんて、思ったりもする。

 だって、私たちは同じ一つのいのちとしていまこの時を共有しているのだから。

 自分の幸せを心から願うように、人の幸せを心から願える人間でありたいな、と思う。

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日々是好日

2010-11-07 18:26:55 | 日記


なんだか、秋の気持ちのいい陽気に誘われてのんびりしたりお外に
出かけていたりしたら、どんどん日記にUPしたいことは増えるのにまったく追いつかず…^^;

もともと、自分の中で咀嚼してなんとなく文章にしたいなぁという思いが熟さないと日記に
出来ないこともあって。はっと気が付いたらひと月ほど前の出来事になっていました(笑)

時の河、というのはほんとうにさらさらと澱みなく流れていくものなのですね。
そんな時間に助けられることもあるけれど。
大切な思いや決意が押し流されないように、自分の中に芯をもっていたいなぁと思ったりもします。

写真は、札幌から帰ってきた旦那と出かけた比較的ご近所のカフェ♪
窓の外には雑木林が広がって。なんとなく旅をしてきたような感じ。
やっぱり木の近くはいいですねぇ。

何十年、何百年という時の流れの中ただまっすぐにそこにあって。風に梢を揺らしたり、枝に小鳥を休ませたり。
木陰で人が休んだり。
一本の木にはたくさんのいのちの記憶が宿っているから、そばにいるとこんなに心地がいいのかなぁ。
木って、すごいな。好きだなと思うのです。

で、そんな景色に負けることなくご飯もとっても力強くておいしいのがここのカフェ。
私が頂いたのは、雑穀ごはんのご膳。



パン好きの旦那はパンのプレートです♪



野菜もたっぷりで、なんだか見ているだけでも元気の出るプレート。

今は離れて暮らしているけど、また毎日こんな風においしい食卓を一緒に囲める日が
早く来るといいなぁ、なんて思いつつ。

ほっこり幸せになったカフェ日和な秋の1日でした。

美味しいご飯と、それを「おいしいね」と分かち合える人がいることの幸せ。
そんな日々を紡げることに感謝して、

今日もまた「いただきます」&「ありがとう」。
コメント (3)
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お誕生日月間

2010-11-07 17:55:45 | 日記

 
 ここ数日、本当に気持ちのいい秋晴れが続いていますね。
 でも、なんだか暖かすぎて、秋が深まっているという感じがいまいちありませんが…^^;

 もう11月、今年もあと残すところ2か月なのですよね。
 さて、11月はお誕生日月間。と、言うのも亡くなった父を含めて
 母・義理の両親の4人みんな11月がお誕生日なのです♪

 両家とも母のお誕生日が先、というのも一緒。
 同じさそり座の両親の元で育ったから、なにか共通のにおいを感じたのでしょうか。うふふ。面白いですね。

 そういえば、亡くなった母方の祖父も11月生まれだったので、父と祖父も元気だったころは
 3人のお誕生会を開催したものです。
 ・・・そのころはまだ結婚していなかったので主催者一人(私)で4人分の食費の負担は結構大きく
 ディナーではなくランチで!とお願いしていたのも懐かしい思い出です。
 人は入れ替わったけど、11月は大切な月であることは今も変わらず。不思議ですね。
 

 で、昨日は母の誕生日前夜祭ということで
 金曜日から実家に泊って。土曜日は早起きして温泉&森林浴に出かけました。

 列車の中でサンドイッチを食べて。向かった先は関東近県の近場なのですが、
 なんとなく旅しているなぁという感じがだんだん盛り上がり。
 
 温泉→おばんざいビュッフェ→お昼寝→森林浴→夕ご飯は海鮮丼で乾杯☆
 

 というコースを母子二人満喫してみました。
 写真の海鮮丼は、父が生前大のお気に入りだったお店で。
 きっと、ちゃっかり一緒に盃を交わしていたんだろうなぁ、なんて思ったりしています。
 お父さん、昨日はピカピカのお天気にしてくれてありがとう。


 母と私は朝から晩まで、あーだこーだと喋りまくり(笑)

 近くに住んでいるとはいえ、結婚して家を出て、こうして時々母と二人の時間を持つと
 一緒に住んでいたころとなんとなく違う、「同志」みたいな雰囲気で会えるのがなんだかとても嬉しくて楽しいです。


 私はまだ子供がいないので。母の気持ちがわかるというとウソになるかもしれませんが。
 この年になってようやく親の気持ちにちょっぴり近づいてきたような気がします。

 小さいころのことを思い出すと、母も若かったなーなんて思ったり。
 きっと、今の自分と同じようにいろんなことに悩んだり、考えたり。

 笑ったり泣いたりしながら、一生懸命育ててくれたんだろうな。
 生んでくれて、育ててくれてありがとう。

 会うと、きついことを言ってしまったりもするけれど。
 やっぱり、ありがとうしかないような気がします。

 親ってありがたいなぁ。また少し、新しい母と出会ったお誕生日前夜祭だったのでした。

 再来週は今度は義両親のお誕生日お食事会♪
 夫と夫の姉夫婦の8人で囲む食卓も温かで幸せなものになるといいなぁと思います。

 お誕生日は生まれてきてくれてありがとうの日。
 こんな風に、親たちのお誕生日をお祝いできる時間を与えてもらって幸せだなぁ。と思います。


 そしてきっと、今日も世界中では誰かが生まれていて。毎日が誰かのお誕生日。
 まいにち毎日、おめでとうとありがとうが世界中で交わされていると思うと、なんだかちょっぴり幸せになりますね。

 
 HAPPY  BIRTHDAY!生まれてきてくれて、ありがとう☆=
 

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