しょぼしょぼ治療記 

~子宮筋腫と子宮頸がん(腺がん)のあまり深刻でない治療記です~

親への告知

2009-05-13 15:46:41 | 子宮頸がん治療(入院まで)
私の病気に関しての告知は、癌としては軽い部類であったのですが、姉のことがあったため両親に告げることを悩みました。
私には子をなくす親の気持ちは分かりませんが、姉が亡くなったときの嘆きようは心がつぶれるようでした。二度とあんな想いはさせたくない。
でも私こんなんなっちゃったけど~。う~ん。今後隠しとおせるわけもないし。う~ん。円錐切除手術が終わって、癌が確定するまで隠しておく?

ダンナさんに相談すると、

「病気のことに限らず、苦しいこと、耐え難いことはなるべく家族で情報を共有するべきだ。そのほうが解決策が多く出る可能性がある」

「後になればなるほど話しにくくなるし、後になって話された家族はさかのぼって心配して、それは彼らの後悔につながるよ」

そうよね、もっともだと思うのですけどね。
それでも、最悪の経過をたどってしまったケースが近くにあるだけになかなか思い切れませんでした。

数日ぐるぐる考えて、腹が据わりました。
両親に隠しておくメリットは今のところ私にはありません。辛い思いをさせたくない、という私の感傷だけですし。

離れたところにいる両親に電話をして、淡々と伝えました。
癌自体はおそらく初期であろうこと(絶対ではないけど)、ただこれからの私たち夫婦の人生に子供が加わるのは絶望的であることを、話しました。

ごめんね、おかあさん。孫の顔見たがってたのにね。

このあたりで、私の自分の中での治療目的が決まりました。
まずはせいぜい長生きした両親・義理の両親の葬式に出る、だ。
次の目標は、平均寿命をいくらか超えて逝ってしまったダンナの葬式をやる、です。
がんばるぞ。


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