バリ記 

英語関係の執筆の合間に「バリ滞在記」を掲載。今は「英語指導のコツ」が終了し、合間に「バリ島滞在記」を連載。

英語指導のコツ29

2019-12-02 15:31:06 | 私の英語講習
文を長くする方法 4  形容詞 をしっかりおさえる

副詞句 という言葉がでてきました。二語以上の単語で動作をくわしくあらわすものです。2つ以上の単語を並べて、時とか場所とかを表すものです。
 そして副詞句を作る場合、はっきりと場所や時を特定するときは前置詞をその場所や時の前に置く。それで副詞句ができたのでした。これはお母さんやおっ父さんに向かって書いていますから「副詞句」と平気で使っていますが、子供たちにはわかりにくいことでしょう。日曜日に=on Sunday 8時に at 8 o’clock. 7月に in July と聴き慣れてしまうほうが覚えるのも早いと思います。理解ができるようだったら、「副詞」「副詞句」という言葉を知ったら便利にはなります。

今回は形容詞です。形容詞をしっかり理解していると、現在分詞とか、過去分詞とか、形容詞句とか形容詞節(関係代名詞)という言葉もいずれでてきますから今回の形容詞は基本理解です。

基本的には形容詞って、日本語で、「うれしい」とか「幸福な」とかそんなので、「人や物」をもっと詳しく表したい場合に使います。
可愛い顔   pretty face
 重い箱    heavy box

 「彼女」はどんなふうか、述べるときは、

  She is pretty. 彼女は可愛い。

 その箱は重い、という場合は、

  The box is heavy.

 走っている子供は   running boy

(今言ったその)子供は走っている、 という場合は
 
  The boy is running.

となりまう。 えっ? と思いますよね。
  pretty とか heavy はわかるよ。
どうして running も形容詞なの?動詞じゃないの?という疑問が浮かんできます。
文には主語と述語であり、動詞はひとつでいい、ってことは知っています。

 The boy is running. の動詞は is という be 動詞です。すると、
running というのは動詞の runにing がついて変化してしまったもの、こういうのを現在分詞といいます。でも少年のことを詳しく述べているわけですから、名詞を詳しく表すのを形容詞というわけです。現在分詞と言われるのも形容詞と理解したらいいのです。あとで過去分詞というのがでてくるので、紛らわしいけど、「分詞」というのは「形容詞」の別名と覚えておくといいと思います。

名詞の前に形容詞をつけると文は長くなります。さらに副詞や副詞句を混ぜるともっと長くなります。

  The tall man bought a nice car in Japan last year.
  「その背の高い人は去年日本でステキな車を買ったよ」
と言えば長くなります。

 the は形容詞、tall も形容詞だね。あと nice もそう。in は前置詞 last year は「形容詞+名詞」で 去年という副詞句を作っています。これまでの復習です。
the は冠詞ともいうますが、これも実は形容詞なのです。わかりますよね。。どの人?  今言ったそのその人 ですからね。人を詳しく表しています。

 形容詞っていっぱいあります。人や物がそれほど複雑になってきているということです。詩人っていうのは新しい形容詞を作る仕事だ、って言ってもいいくらいです。
     四月は残酷な季節 っていう風に。

 詩とか文学とうのは人間の表現方法の最先端をいっているのかもしれません。漫画や街角からぽっと出てくる場合もあります。

 さて、こんなのはどうでしょう。

 The man in the car is Mr. Brown.

 in のあとに場所が来ている。これまで習ったことから言えばこれは「副詞句」ってことになります。
 ところが in the car は「車の中にいる男」と、「男」を詳しく表しています。つまり、この句は形容詞のような働きをしています。だから「形容句」っていうわけです。
 これで主語をずいぶん長くすることができるのです。

  That boy running in the ground / came to my house yesterday.
     グランドで走っている男の子は昨日僕の家に来ました。

「前置詞+名詞」は副詞句だけでなくて、形容詞句にもあるんだということ
です。

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 この20年の間、いつの間にか日本では新しい産業は育たず、戦後成長した会社も新しい産業を生み出すことができていません。外国人労働者と言えば、肉体労働や単純労働、介護のような仕事の人ばかりで、知識力の高い、技術者であるとか、研究者をどんどん迎え入れません。理由は「英語」です。「英語」でやり取り、交渉ができないからです。パソコンを打つ場合でも日本人はアルファベットの人よりも変換が多く、時間がかかります。日本が先進国の中でも貧困化しているのは、経団連をはじめとする企業や組合の考え方が古くなっていることも起因します。いくつかこの貧困の理由はあると思うのですが、ひとつには人材の交流がないことです。



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