バリ記 

英語関係の執筆の合間に「バリ滞在記」を掲載。今は「英語指導のコツ」が終了し、合間に「バリ島滞在記」を連載。

英語指導のコツ35 時に関して英語は厳格

2019-12-10 10:30:02 | 私の英語講習
時に関して英語は厳格

 今回は我々日本人と英語圏の人々の時の感覚の違いについて説明しましょう。
 まるっきり違うわけではありませんが、規則が割り合い厳格なのです。たぶん、ロジカルなのですね。英語のほうが。
 例えば、
  I think he will come tomorrow.

 この文は今(現在)未来のことを思っているよね。これが過去の時点に思ったとすると、
 I thought he would come the next day. となります。。

 will を would という「時制を一致させるための過去形」にしなければ
ならないのです。can だったら could, mayだったら might です。

 この would や could や might は 過去形と理解したらいいのですが、

Would you open the door? の would とはどう違うのかと疑問がでてきます。would, could, might は「距離を置く、婉曲的で、実現がわからず、あくまでも推量や仮定な感じがする」 would で過去形とは関係がない別物だと考えましょう。今のところは。本当は共通したものがあるのです。

 話を戻すと、「過去に思った」とすると、tomorrow という明日はもうなくなります。今日の次が明日なんだから。思ったのが1ケ月前に思ったのだったら、tomorrow というのは表現を替えなければなりません。「翌日」=the next day と言ってしまえば、すっきりします。

 こんな風に英語の文は 「時制を一致させる必要がある」んだ。
  I think she may join us.
  I thought she might join us. てすることを忘れないでね。

  I think he studies English every day. を過去にすると、
     I thought he studied English every day. となります。

 日本語にすると、
 「僕は彼が毎日英語を勉強していると思った」になります。決して、
 「僕は彼が毎日英語を勉強していたと思った」ではありません。

 この辺、日本語は「あいまい」なのです。

 言葉というのは意識です。言葉が変わっていかないと意識は変わりません。時間に厳格な英語圏の人々はきっと日常生活でも日本人に比べたら厳格なはずです。インドネシアのバリ島にいくと、時間感覚は早朝と昼頃と、夕方頃、と夜というざっくばらんな感覚です。時計を持ち出したのも最近のことなのです。ですから細かい時間にしばられず、のんびりしているところがあります。



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