2009年問題

製造業への派遣の可能期間は3年。
2007年に製造業派遣社員として
稼動し始めた派遣社員の派遣可能期間制限が2009年。

3年を超えた場合、派遣先に直接雇用義務が生じる。
派遣先は派遣社員を入れ替えたり、派遣元を変更する事は出来ない。

今年度前期までは、２００９年問題に頭を抱えていた経営者だけだったが、
それに急遽派遣法改正&時間外割増率改正まで加わろうとしている。

派遣先の生き残りを掛けた優れた人材奪取が始まろうとしてる。
失敗すれば、職場から派遣社員が一斉に消えることになるだろう。

良い方向に向かえば、
今度は「派遣社員が会社を選ぶ時代」の幕開けとなるのかも知れない。

もっとも、その前に請負（委託）に切り替え、
または、派遣社員を直接雇用し派遣元に人選させれば、
生産ロスもなく逃げ道を見出す事が出来るという
大きな穴が今もポッカリとあいている・・・。