8月第1土曜日は手取川を挟んで隣町の川北町主催で、火祭り・花火大会が川原の運動場で催される。2万発を超える打ち上げ花火が見ものである。ところが昨日は未明から強い雨が降り続き、近くでは梯川が氾濫し手取川も氾濫の危険が指摘された。状況が心配であったので雨が上がった今朝車で様子を見に行った。幸いにも、会場付近までは水が上がってなく安心した。
8/6 追加情報 花火大会は主催者判断で中止となった。残念であるが、コロナ蔓延防止にはいいのかもしれない。来年晴れて開催されることを期待したい。


数年前の川北花火の様子
散歩に出かけようと庭に出るとキアゲハが木陰で休んでいた。

木陰のキアゲハ
2週間ほど前、フェンネルの枝に一匹だけ大きな幼虫がいたのを見つけていたが、その後すぐに居なくなり蛹になったかくらいに考えていた。これが羽化したに違いない。
この時季元気なのはツバメである。外に出ると、もう電線に止まって一休みしていた。

電線で休むつばめ
アオサギも朝陽を受けて餌場に急いでいた。

餌場に急ぐアオサギの一団
散歩道ではアブラセミがうるさいくらいに鳴いていた。幹にしがみついたままの脱け殻、元気なもの、路上にひっくり返っているもの、儚ささえ感じるセミの地上での生活である。

アブラゼミの抜け殻

桜の幹で鳴くアブラゼミ

命尽きたアブラゼミ
突然遠慮がちに鳴くセミの声が聞こえた。姿は見えなかったが、あ!クマゼミだと気づいた。石川に来て長くなるが、この地でクマゼミの声を聞いたのは初めてである。石川でも、生息域を北に広げるミンミンゼミに続いてクマゼミの声が聞こえるようになった。温暖化の影響であろう。この暑さが一層暑く感じられる。ただ、ヒグラシやツクツクボウシの鳴き声も大きくなってきた。草むらからは澄んだエンマコウロギ、しわがれたキリギリスの鳴き声が、未だ弱弱しいが聞こえ始め、季節の移ろいを感じる。
さて、能美では3月になると雪も解け徐々に暖かくなる。3月後半から4月にかけては、調整池に旅鳥であるシマアジが立ち寄ることもある。

コガモの群れに混ざったシマアジ(左下半分の中程に1羽)

シマアジ
晴れた日には虚空蔵山でギフチョウが飛び始め、スミレやショウジョウバカマの花を訪れる。

ショウジョウバカマとギフチョウ
ギフチョウは桜が咲いたら桜で、カタクリが咲いたらカタクリで吸蜜する。

桜とギフチョウ

カタクリとギフチョウ
同じころ古墳の森の日当りの良い場所にはコツバメが出てきて翅を太陽光に直角にして日光浴する。

日光浴するコツバメ
鍋谷では旅支度をしているキレンジャクやヒレンジャクが見られることがある。

キレンジャク

ヒレンジャク
何を見てもこれからの春に胸を膨らませる季節である。猛烈に暑い今年の夏は春の生き物達が懐かしい気がする。