昨日ですが母の遺品の買取を某業者に依頼し、
査定を受けました。
これは2度目になります。でも今回は前回の業者とは違う。
会社を変え、しかも女性スタッフを希望しました。
最初の査定者は若い男性で、
その方が不快な感じだったとかそういう理由はないです。
むしろ、若いのにとてもキチンとされていて好印象でした。
が、今回選んだ所は女性スタッフを希望できると言うことで、
あえてそういうサービスを利用してみることに。
実際来て頂いた女性は、とても若く可愛らしい方でした。
お仕事ぶりもてきぱきとしていて、
相棒のアイパッドを淀みなく使いこなしていました。
まあ、査定の結果は惨憺たるものです。
着物を数着出したんだけど、なんと一枚も値段が付きませんでした。
付いたものは、来てくれる10分前に思い出したように用意したテレホンカード。
中には元夫の友人の結婚祝いで頂いたカードもありました。
ご友人の名前がしっかり刻まれておりましたが、それでも値段が付いた。
本当にまあ、何に価値があり何に価値がないのかなんてわからない・・・。
予想をやや超えてきた結果に、「ふ~~~~ん・・・」でした。
でもね、この女性の対応は非常に良かったです。
余計なことはお喋りしない。淡々と、見方によってはドライな感じさえした。
が、それ位が自分にはちょうど良い。
査定にはある程度時間がかかるので、どうしても間が空く時があります。
以前の私なら確実に「沈黙恐怖症」が勃発。
自らどうでもいい話を持ち出し、
逆に相手から余計な詮索をされると言う失敗をしでかしていたでしょう。
この「沈黙恐怖症」ですが、離婚を機に治りました。
離婚と言うより、離婚後就いたテレアポの仕事がもたらしたことなのかもしれない。
若い女性は、そうした「間」の時間に私のことを聞いてきたりはしなかった。
会社の宣伝を兼ねたPRと、値段が付かなった理由を丁寧に説明した以外、
特に話はしませんでした。
でも感じはとても良い。
マスク越しでも、笑顔で優しく喋っているのが分かる。
それだけで十分です。
「お独りなんですか?」とか、「ご主人は?」とか、「お子さんは?」とか、
聞いてきたらめんどくさいなあなんて心配は全く不要でした。
これは前回の若い男性もそうだったんですよね。
そういう風に教育されているんでしょうけど、若いからそれを素直に実践できるのかも。
これが詮索好きなおばちゃんやおっさんだったら、どうなんだろう・・・。
少し話がそれますがテレアポの世界でも、
比較的若手とそうでないシニア層の話しぶりは全く違います。
同じスクリプトを渡されているのに、私より上の60代の先輩方はゴリゴリに押してくる。
質問もバンバンするし、とにかく踏み込んでいくんですよ。
に比べて若い子たちは、淡々とスクリプトを読むことに徹しています。
会話を盛り上げるのは重要なテクニックなんですが、それも最低限に抑えている感じ。
それでもアポは取れますからね。
寧ろ、後者の接し方の方が取れる。
今の時代、
相手のテリトリーにズケズケ踏み込んでくるのは昔以上にご法度です。
そういう教育をキチンとされているであろう若い世代の働きマン働きウーマンは、
私が出会いたかったタイプの営業人なのかもな。
ちなみに今回頼んだ業者は、買取以外に実に手広くやっていた会社でした。
今後ここを、彼女をまた指名する可能性ありと、
頂いた名刺はしっかりと保管しておきました。