たぶん今日でことしの映画館通いは最後です。カミさんを誘ってラピュタ阿佐ヶ谷。『喜劇とんかつ一代』、またしても川島雄三監督作品。森繁久彌、加東大介、フランキー堺、三木のり平…と社長&駅前シリーズでおなじみの東宝コメディ陣が並びます。
森繁は上野に店を構える、とんQの親父。「青竜軒」でフランス料理の修行をしたが、コック長の妹と駆け落ち、とんかつ屋を始めたという設定です。湯島の老舗、井泉がモデルといいます。オカミさん役の淡島千景と森繁が「ヒレカツは蓬莱屋、ソースは井泉、油はうちが開発した」と自慢します。
久しぶりに観ましたが、やはり素敵なコメディ映画です。1963年、オリンピックの前年らしい描写もちらほら。怪しげなのり平さんが開発中のクロレラの話題とか、そういえば山茶花究と益田喜頓が共演しているけれどこのふたり、あきれたボーイズじゃないか!とか、細かいところも楽しめます。
冒頭とエンディングで森繁さんが歌う「とんかつの唄」がいいですね。
とんかつが喰えなくなったら
死んでしまいたい…
とんかつの
油のにじむ接吻をしようよ
森繁は上野に店を構える、とんQの親父。「青竜軒」でフランス料理の修行をしたが、コック長の妹と駆け落ち、とんかつ屋を始めたという設定です。湯島の老舗、井泉がモデルといいます。オカミさん役の淡島千景と森繁が「ヒレカツは蓬莱屋、ソースは井泉、油はうちが開発した」と自慢します。
久しぶりに観ましたが、やはり素敵なコメディ映画です。1963年、オリンピックの前年らしい描写もちらほら。怪しげなのり平さんが開発中のクロレラの話題とか、そういえば山茶花究と益田喜頓が共演しているけれどこのふたり、あきれたボーイズじゃないか!とか、細かいところも楽しめます。
冒頭とエンディングで森繁さんが歌う「とんかつの唄」がいいですね。
とんかつが喰えなくなったら
死んでしまいたい…
とんかつの
油のにじむ接吻をしようよ