2017.11.11、ヒューマントラストシネマ渋谷で『IT イット "それ"が見えたら、終わり。』を観る。うーむ。

ヒューマントラストシネマ渋谷で『IT イット "それ"が見えたら、終わり。』を観ました。ホラー映画はあまり観ないのですが、これは、ひとえに「週刊文春」のCinema Chartの評価が背中を押した感じです。5人中4人が☆４つの高得点。敬愛している中野翠さんも芝山幹郎さんも絶賛です。

うーんそうかなあ、というのが、我が家の感想です。スティーブン・キングファンでもないし、ツウでなければわからない、面白がり方があるのかもしれません。
『スタンド・バイ・ミー』のような少年グループが夏休みにでくわしたショッキングなできごと。それは彼らが住むアメリカの田舎町に隠された惨劇の歴史につながるものだったという設定は面白いのですが…。

でも、怖さ(実は多少期待していたのです)は、全くありません。少年たちの親の訳有げな感じも、小説読んでるとわかるんでしょうか、中途半端に思えてなりません。

ほぼ満員のお客さんはカップルを中心とした若い人が多かったですね。映画が始まってからも入場する人がいる、ラストのタイトルはみない、私語が多い、ということから考えると、あまり映画館に来なれている客層ではないように感じました。つまりそういうお客さんも多いということが、映画が当たっている証左でもあります。そんな彼らに「ね、どこが面白かったあ？」と率直なところをきいてみたいと思いました。