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2018.2.18 ラピュタ阿佐ヶ谷で『警視庁物語 ウラ付け捜査』『昨日消えた男』と続けて観る。#ラピュタ阿佐ヶ谷

2018-02-18 | 映画レビュー
ラピュタ阿佐ヶ谷『警視庁物語』朝の連続上映も6本目。七人の刑事たちはもう顔なじみです。『ウラ付け捜査』(1963年)はいつものように事件が発生して捜査本部ができ…というスタイルではありません。浅草で無銭飲食をして捕まった男が留置場で過去の「コロシ」を自供、迷宮入りだったその女性絞殺事件を本庁の捜査一課が調べることになるという設定です。で、このタイトル。犯人役は若き井川比佐志です。この犯人がひょっとしてもっと大きな「ヤマ」を「のんで」いるんじゃないかいうわけで、地道なウラ付け捜査が続きます。

脇役はおなじみの役者が多いので、お、今回はこの役か、という発見も楽しみ。常連のひとり、アパートの住人役で沢村貞子さんが出ると、場内でクスクス笑いが出ます。ロケ撮影ででてくる当時の東京、この作品では西多摩オートレース場、浅草ひさご通り、日暮里の駄菓子問屋街など。

お昼をミカドヤですませ、午後はマキノ正博監督の『昨日消えた男』(1941年)。今日から始まった「ミステリ劇場へようこそ」という特集上映の一本です。石上三登志さんの新著(もちろん編集もの)『石上三登志スクラップ劇場 日本映画ミステリ劇場』(原書房)に合わせた企画で、本で取り上げられた映画38本を連続上映します。素晴らしい!

『昨日…』は長谷川一夫が遠山の金さんに扮し、長屋の大家殺人事件に取り組みます。たわいないというか、コメディタッチの時代劇。長谷川一夫と山田五十鈴の、軽口のやりとりが洒脱です。太平洋戦争が始まる年の正月映画だそうです。

4月まで続くこの企画、もちろん石上さんの本もちゃんと買いまして、準備万端。また阿佐ヶ谷通いです。


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