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2017.11.4 ラピュタ阿佐ヶ谷で『東京マダムと大阪夫人』を観る。川島雄三監督作品はことし10本目。

2017-11-04 | 映画レビュー
ラピュタ阿佐ヶ谷で『東京マダムと大阪夫人』(1953年)を観る。特集上映「豊かに実る松竹文芸映画の秋」の一本。これで、ことし、名画座で観た川島雄三監督作品は10本になります。注意して追いかければ観られるものですね。

東京郊外とおぼしきあひるヶ丘という社宅団地が舞台。東京生まれの月丘夢路が東京マダム、旦那は三橋達也。水原真知子が大阪夫人で、大阪志郎がご主人。このお隣り同士や社宅の奥さんたちの、洗濯機買った、冷蔵庫買ったといった見栄の張り合いや、会社の人事も絡むいさかいを茶化したコメディです。ご夫人たちのおしゃべりにあひるの泣き声をかぶせてからかいまくります。相変わらずテンポがよくてあきさせません。

芦川いづみのデビュー作。当時は松竹歌劇団にいたそうです。この映画でも神々しいばかりの可憐さ! 月丘夢路の妹役で、北原三枝と高橋貞二を取り合います。いかにも松竹大船のイメージの高橋貞二を除けば、まるで日活映画のようなキャストです。
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