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2018.1.23 新宿武蔵野館で『ピンカートンに会いに行く』を観る。当たりでした。とても面白い!

2018-01-23 | 映画レビュー
新宿武蔵野館で『ピンカートンに会いに行く』を観る。いい感してたな。当たりでした。とても面白い!

20年前、ブレイク寸前に空中分解し解散してしまったアイドルグループを再結成させるという話。解散はほとんどけんか別れで、その後は疎遠になっている設定。中心になる元リーダーはいまは売れない女優、バイトでコールセンターの派遣社員をやっている。不満たらたらのやな女、痛い女の典型のような女性です。彼女も最初はことわるし、他のメンバーもほとんど主婦で「ムリムリ、ありえない」ととりあわないのですが…。

主演の内田慈をはじめそれほど有名な役者はでていません。監督は坂下雄一郎。ちょうど一年前、やはり武蔵野館で公開された『東京ウィンドオーケストラ』で商業映画デビュー。アマチェア吹奏楽団が似たような有名オケと間違えられて…というコメディでした。結構楽しかったです。11月には『エキストランド』。そしてこの作品と、1年で3本も公開される期待の星です。すべてオリジナル脚本なのも楽しみです。

セリフがいいですね。アイドルグループ時代のメンバーの本音、おたがいをののしりあいながら、もがいている感じがリアルです。それでいていい後味。ネタバレになるからいいませんが、いくつか印象に残るいいシーンがあります。ひいきにしたい監督が増えました。

なお、ピンカートンというのはアイドルグループの名前です。ピンカートン探偵社とはなんの関係もありません。あ、もうひとつ。『東京ウィンド…』に役者として出ていた元松竹の宣伝マン、松本行央さんが今回も特別出演してました。

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