紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

昼食は外食。

2008-09-23 22:22:34 | ファミリー
今日、スーパーの歩道を歩くショートヘアのかわいい少女にふと目がいく。思わず笑ってしまう。なあんや~、さっき車から降りたばかりのKちゃん(中2の娘)やん!

 家では、というか、親には見せたことの無いような、自分の内面に降りて行ってる風な、考え深げな顔を俯き加減にして歩いていたので、すぐには気付かなかったのだ。そして、ホルモンの働きとは恐ろしいもので、あんなにボーイッシュで男の子と間違えられてばかりだったのに、地味にお洒落な少女に成長したのだ。すごいぞ、ホルモン!

 成長して変化が著しいKちゃんも、相変わらずなのは食欲である。いや、さすがに小学生の頃のように、ムキになって食べたりはしないが、いろんな意味で欲深いことには、変わりない。

 今日のお昼は彼女のたってのお願いで、ラーメンを食べに出かけた。部活で休日もままならない彼女にとって、今日は貴重なまるまる1日休みだったのだ。ラーメンオンリーにするか、セットにするか一瞬迷っていたが、お兄ちゃんがいつもするように、セットに決まり。

 ラーメンオンリーの私がほとんど食べ終わる頃にも、彼女はようやく半分にさしかかったばかり。「おかーさん、食べるの早いな」という声を聞きながら、私はスープに黒いものを発見して、しげしげと眺め、これが八本足の生き物だと知る。

 「どーしよ。こんなダシのラーメン食べてしもた」と、困惑する私に、「おかーさん、それ、お店の人に言った方がええで! いわなあかんで!」と説得するKちゃん。こころなしか、ぱっと顔が輝いたようだった。「ほやけどな・・・」「絶対、いわなあかん!!」。こんな自信満々な言い方をされたら、従うしか無い。

 「すいません、こんなん、はいってたんですけど」と、不慮の死を遂げたらしい、黒い生き物を蓮華ですくう。

 お店の対応は迅速で丁寧で誠意に溢れたものだったので、それはたしかに接客の勉強になった。人相手の商売ではミスは付き物で、それをいかにフォローして、できることならチャンスにまで変えることができるか、というところまでもっていきたいものだ。

 当然のように、全額、つまり二人分が無料になった。Kちゃんは、有頂天である。「お母さんのだけタダになると思ってたら、二人分食い逃げ(おいおい!ちがうって!)できたんや! ラーメンだけにせんと、セットにしといてよかった! ラッキー! こんなことなら、他にもなんか注文しといたらよかった♪」

 私がそんな事故なんか屁のカッパなのを知ってか知らずか、顔が勝手に笑っているようだ。まあ、一つ間違えたらKちゃんのラーメンにもなりえたことは、この際黙っていよう。そういう意味では、確かにラッキーだったかもね。
コメント (3)
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