紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

いつになく

2008-09-05 23:53:04 | ファミリー
 食欲が無い。晩ご飯をやっとの思いで食べたという、嘘のような本当の話である。

「食欲がないねん・・・」と夫・H氏に聴こえるように呟く。心配してくれると思いきや
「夏バテか? 珍しいこともあるもんや。天変地異でも起こらんとええけど」

 夏バテではないと思う。体調が悪いわけでもない。

 明日、趣味人としてのH氏に初取材が入ったので、汗だくで聡怩オた。あんなにがんばったのに、玄関付近しかできなかったとは、どういう訳だろう?

 鳥との「早いもん勝ちイチジク争奪戦」のため、「アブナイ女」と勘違いされそうなほど完全防備なファッションで、篭に山盛りの収穫を得る。カラスも蜂もヤツガシラも蚊もそうはさせじと!?待ち伏せているのだ。なんと蜘蛛まで網を張って待ち構えているのだ。

 しかし、完全防備は蜘蛛の網には役に立たず、2度ほど頭を網に突っ込んでしまい、気持ちの悪い思いをする。おまけにホンのちょっと、軍手と長袖の間の微かな隙間を毛虫(痛かったのでヤツガシラかも)に刺される(すぐにアロエの肉厚な葉を割いて、100%混じりけ無しのアロエ汁を塗ったので、大過なし)

 しょっちゅう篭から収穫物を落としながら、無惨につつかれたイチジクを横目で見つつ、無傷なイチジクを探す。

 収穫の際、イチジクから出る白い汁で、またもや軽くかぶれる。

 これほどの受難の末、イチジクを収穫する。受難とイチジク・・・聖書のワンシーンのようである。そしてこんなに働いているのに、食欲がないとは・・・神の起こされた奇跡であろうか?

 あ、もしかすると。

 お昼に中途半端に炊飯器にご飯が残っていたので、全部引き受けたのだ。その量、ふたりぶん。きっと消化に時間がかかっているのであろう。

 それから、云いたかないが、料理の味付けを失敗したのかも。それ以前に食材の牛肉があまりに安かったのも、問題だったのかも。西友がこんな暴挙を?と驚くくらいだった。ダイヤモンドに目が眩んだお宮さんのように、安さに目がくらんだのだ。お宮さんの気持ちが(目が眩んだ後の深く後悔する気持ちに至るまで)イタイほど判ったのである。
コメント
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