紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ゆるキャラ王選手権パート2!

2008-09-14 23:20:18 | テレビ

 先週の木曜日、たまたまチャンネルを変えたら、びわ湖テレビ(BBC)で放映しているテレビ東京制作の『テレビチャンピオン』で、2年前、伝説となった『ゆるキャラ王選手権』が、前回と引き続いて登場のゆるキャラ、プラス新選手を迎えて、熾烈な戦いの真っ最中だった。前回に引き続いて、なんという幸運!!!↓
『ゆるキャラ王選手権』の詳細はこちらで。

 審査委員長は、もちろん「ゆるキャラ」を世に広めた伝道師、みうらじゅん師である。となりにはリリー・フランキー(なんだか老け込んだような気が)。もうひとり女性タレントと、前回の「いかにも」なメンバー(安斎肇とか)が一新された審査委員席。ちょっと寂しい。

 今回初登場の滋賀県は彦根より出場の「ひこにゃん」は、ゆるキャラ界のスーパーアイドルらしい可憐な仕草で、審査委員のハートを掴む。おかげで、どんなに競技で負けても「救済点」という贔屓の引き倒しで復活する。前回空気が抜けてしわっとしぼんでも、逆走しても、果敢にがんばった癒し系キャラ「いーねくん」と、好一対の絵になる。

 そして、前回見事に憎たらしい悪役を一手に引き受けた、「ゆるいキャラ」とも思えないくらい機敏な動きをみせた北海道の鱈とアスパラガスをPRするために生まれて来た「たら丸」!!! ゆるキャラ界の反逆児、嫌われ者、ヒール役に、彼はあのとき目覚めたようで、今回はまさしく悪役を意識した自覚的な憎々しさを全開にしていた。
 これは世間に「こんな憎たらしいヤツはいっそ食っちまえ!」という風を吹かせるのに、一役かったかも。今年の冬は「たらちり鍋」が流行するのでは、と思われる。

 今回も最終競技はバトルロワイヤル方式の「ゆるキャラ大相撲」である。もちろん「たら丸」のひとり舞台である。正しいゆるキャラは、その「ユルさ」(不安定な形態と足元のおぼつかなさ)ゆえに、順次脱落して行く。「ひこにゃん」などは、「たら丸」に突き飛ばされたほかの「ゆるキャラ」のとばっちりを受け、事故のようなユルすぎる敗北を喫してしまった。

 今回、最後に「たら丸」と勝負したのは、ずーーーっと土俵で傍観していたかのような「わたるくん」である。本州と四国を結ぶ橋をイメージしたらしいが、その風貌はまるで、かわいらしい「ヌリカベ」のようである。

 しかし、実は彼は前回も出場し、なんと最終決戦の残り3人の中にいたのだ! あともう少しのところで、「たら丸」に敗北したのであった。今回、臥薪嘗胆、捲土重来で、リベンジのときを虎視眈々と狙っていたのだ。見かけによらず、しぶとく執念深いキャラなのであった。いままでの傍観は、まるで前回のチャンピオン「スギッチ」をなぞったかのような「作戦」である。

 そしてもちろん勝つのは、「わたるくん」なのだ! この勝利の歓びを分かち合ったのは、如何にも性格良さげな「いーねくん」、「ひこにゃん」だけではなく、「わたるくん」を生んだ本四高速(本州四国連結高速道路株式会社)の皆様方全員だ。

 ということで、ゆるキャラ王になった「わたるくん」は、おかげで超多忙な連休を過ごすことと相成った。来島海峡SAにて「記念撮影会」(13日~15日限定)が行なわれるからである。

 職場での格好の話題となった「わたるくん」、心優しい職員の方が「わたるくん」の中のバイト氏に出張費は出てるんやろか・・・と心配してくださっていた。本四高速さん、出張費どころかチャンピオンとなって知名度をグンとあげた彼(女?)に、気前良く能力給もあげてください!!

コメント
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