祝 婚 歌

 

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったり　ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で　風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと　胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい

 

 

 

　　　　　　　　吉野　弘さんの詩です。

　　　　　　　　　　　　　今の自分と、照らし合わせてみたいと思います。

２０１６ 年賀

明けまして、おめでとうございます。

今年のテーマは、「かっこわるい けど かっこいい」です。

老いていく中、記憶・体力・ヤル気のどれにおいても下降線。

失敗による精神的落ち込みも多くなるのを覚悟して事に臨み、

ひたむきに、あるがままを受け入れて「事に励みたい」と思います。

 

2016 元旦

新年 明けまして おめでとうございます。

 

清水港から対岸の土肥港まで駿河湾からフェリーで見た富士山です。
はじめは、雲で見えなかったのですが
徐々に、おカオを出していただけました。

     さても目出度い正月様よ

     年の始めに千代 八千代

     鶴の一声 祝わなん

     若水汲んで とそ酒を

     ー富士 二鷹 三茄子

     アー明けてうれしや

     初夢で


「皆様にとって、良き年でありますように。
　　　　　　本年も、よろしくお願い申し上げます」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　杉山民謡会