**本「暴論シリーズ」は名前のとおりの暴論なので筆者の偏見&思い込みが炸裂していますので返品には応じておりません**
(なんなんだ…)
(本文が1万字近い大作になっちゃいました。注意して読み飛ばしてください。)←おいおい
「拳論」での議論を読んでいると本当に日本人は筋を通す人が多いなあ、と思う今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。(おいおい)そんな流れに思い切り逆らう「暴論」シリーズ第2弾は「暫定王座」についてです。かなり偏った意見だと思うんで(だから暴論なんですが)批判・お叱りお待ちしてます♪基本的主張としてはこのままベルトの東西固定化が進んでしまうのでは?ということです。んじゃ「れっつらご~~(力なく)」
タイへの旅のホテルの予約はこちらからどうぞ♪
(愚連隊の一言)思い切り全力で歌いたいじゃぁぁぁあああんんん!!!!
まずは前振りで今日一番笑えたネタね♪
日活の「大巨獣ガッパ」!!ならぬ、
DEATH KAPPA(デス・カッパ) (≧▽≦)ぎゃはははははは!!!!
(メーサー殺獣光線砲はめっさ格好良いけどな)
(あと怪獣版「ドラゴンスクリュー」が素敵♪)
さて、気を取り直してシリアスに本題へ入りましょう。(おいおい)
(1)基本的態度♪
最近の特にWBA、WBCの王者乱発についてはあたしも不満不満Who ma○ko~!!(BY魔子)です。スーパー王者、休養王者、正規王者、暫定王者、シルバーベルトなどなど…
基本は一番強いやつは世界に一人
これで間違ってないと思います。ただ世界で団体が別れてしまっているので4団体で4人の「正規王者」は仕方ないでしょう。そして怪我や疾病が原因で王者が長期間試合が出来ない場合に「暫定王者」を作るのはやむなしか、と。
シルバーベルトについてはその存在意義が本当に不明、もうわけわかめ(死語?)。これならまだ「暫定王者」の方が31.8倍くらいマシ。
と、いうのが基本な態度なんだけど、残念ながら現実は甘くない…(しくしく)
(2)タイの実態
翻って、タイの現実を見ると暫定がたちまくり… WBC、WBA、PABA、ABCO…
10月8日に行われたゴーキェットの興行ではPABAライトフライ級正規王者パイパロップ・ゴーキェットジムの防衛戦と同じ興行でPABAライトフライ級暫定王者決定戦をやってる…(汗)しかも同級のスーパー王者は同じゴーキェットのウィサヌだし…(汗2)そうすると、
1つの興行でスーパー、正規、暫定のトリプルタイトルマッチも出来るわけだ…(滝汗)
やろうと思えばだけど…さすがにここまで来ると どー考えても 行き過ぎだと思うけど、こんな状況になったのも
地域タイトル内で新陳代謝が働かない状況にまでなってしまっている(引いては世界ランキング内のね)
ってのが問題。すなわちPABAスーパー王者にして、WBA世界2位のウィサヌ・ゴーキェットジムに
世界戦のチャンスが来ない。
という問題に突き当たります。この階級ではウィサヌが万年世界2位にして万年PABA王者。そうなったら若い選手が出ても上に行く機会がない。タイからWBA系王者を狙おうと思ったらまずはPABAでのランクアップ、王者を狙わなきゃしょうがないのに同じプロモーターの先輩選手が上で粘ってたらどうしようもないって話ですわね。日本でも同門のランカー同士で戦ってランキングの上下関係決めるとかはないですよね。井岡ジムの宮崎と井岡一翔で戦うとか。(笑)井岡ジムで結局宮崎=OPBF,井岡=日本と割り振ったのと同じように(といってもABCO、WBOアジアも埋まってるから)PABAでポストを増やしてもらった、って感じでしょう。もっとも前提として
どっかの横槍でなくなっちゃったウィサヌの世界戦が予定されていた、ってのはあるんでしょうけど。(汗)
パイパロップを暫定王者に就けたときのゴーキェットの話は「ウィサヌはすぐに世界に挑戦するから(未来形、汗)」というものでした。
しかし
世界のベルトは欲しい、しかし勝つ可能性を上げるためにタイで開催したい。
でも、
金で折り合いが付かない(大問題)
去年、ワンソンチャイが興行のときにTV放送で「12月4日にチョンラターンが王宮広場で世界挑戦します。」とぶち上げて、思いっきりはずしたわけですが(汗)、あれもワンソンチャイ側がもうちょっと出せれば出来たみたいなんですけどもそこで引いちゃった、ってことらしい。(もっともこのときは契約も何も出来ていないのにTVで試合予定をぶち上げるという日本じゃ絶対に考えられないことをしてたわけですが。タイでも普通そこまでしないけどね)
タイの興行形式ではTV局が金を出すのではなくて、プロモーターがスポンサーを集めてお金を出してもらってTV局の放映枠を買う形。このため集金力には限界があり米州大陸のやり手プロモーターたちがOKするような金額を集めるのはそんな簡単じゃないっていうかむしろ
非常に難しい。
もっとも選手によほど突出した実力があって「敵地でも奪取OK!」という選手が出てくればいいですが、なかなかそんな選手いないわけで。そんなわけで結果としていつまで経っても世界戦が組めない → 地域王者としての固定化が進行する → ランキングの固定化 → 若い生きの良い奴をどうすんだよ? という葛藤の結果がPABAの王者量産(汗)にでているのかな?と。
そして同様の流れの中で、
地域王者よりも価値のある「世界暫定王者」でもいいや…
という流れが出てくるわけです。正規王者への挑戦はハードルが高くて出来ないけど、承認料払うから、と頼み込んで世界王者の暫定を作らせてそこに王者をして押し込もうとする。
それでも地域王者に比べれば価値は高いんですよね。世界(WBAやWBC)のベルトなんだもの…
そしてタイの場合はその暫定のベルトでもちゃんと飯の種になるわけです。ここが日本と大きく違うところであり、中南米の国なんかと似てるところじゃないかと思いますよ。
(3)銭となるタイとならない日本
日本のジム制度が特殊なのだとは思いますが、タイでは育成するジムと興行を組むプロモーターは役割が分かれています。(ただしプロモーターも自身のジムを持ち、最終調整や普段の練習をそこでやらせる場合も多い)タイのボクシング興行は4つの要素から構成されており、
1)プロモーターが、
2)スポンサー(普通は企業)から資金を集め、
3)勧進元(興行主催者)と交渉して場所を提供してもらい、
4)TV局に金を払って放映枠を買い取り放送してもらう、
という形になっています。このため興行は通常無料で興行地の市民に無料で公開できるわけで、スポンサーからの収入に加えて入場料収入やTV局の放映権料(現在では獲得するのが大変でしょうが)に収入を依存する日本の興行とは形態が異なります。プロモーターはビジネスマンとしてスポンサーから資金を集め、伝をたどって勧進元(多くは県知事などの地方自治体の長や議員など)を探して興行を行えるようにアレンジするわけです。日本のようにジム会長とプロモーターが同体で両方を見ているのとは異なります。
ところでこのスポンサーが「営業活動」を行うにあたって必須のツールがあります。
それが「ベルト」です。
スポンサーには
「タイトルマッチでTV視聴率が取れるから広告をだして」と依頼し、
勧進元には
「タイトルマッチの主催者ですよ。」と甘い声でささやき、←おいおい
TV局には…
「お金払うから枠頂戴ね」と依頼し(ベルト関係ないじゃん…汗)
日本ではOPBFはもちろん日本王者でもボクシング専業で生活していくのが困難なのと違って、タイでは世界のベルトはもちろんのこと、PABAでもユースでもABCOでもインターナショナルでも女子でも
ベルト=タイトルがあれば興行が打て、そしてプロモーターの収益が上がる仕組みが出来ています。
プロモーターはその収益からボクサーにファイトマネーを支払い、ボクサーは原則「専業」でやっていける訳です。当然試合数によって収入の増減はあるので選手の中には収入が少なくそれだけでは食べていけないような選手も出てきたりします。(国際式のボクサーでムエタイも併せてやってる選手は収入が当然良くなります。試合間隔も短いしね)
以前、タイのプロモーターからちらっと聞いた話では、スポンサーはやはりTVの視聴率を気にしており、「視聴率の良いであろう興行」にならスポンサーに付く、という態度を見せるそうです。まあ経済原理から言って当然の行動です。そしてここに来て特にボクシングの興行が増えてきている=TV放送できる=スポンサーがつく、ということはまだまだ
タイではベルト(種類に限らず)で商売になる
ということです。ただ最近プロモーターの中には地域タイトルの「暫定王者」の「暫定」や「シルバーベルト」の文字を配布資料(新聞発表の元になります)に入れていないケースが見られたり、ABCO(Asian Boxing Council )を「WBCアジア」と呼んだり、PABAの表記を「PABA-WBA」としたりしてベルトの価値が見劣りしないように涙ぐましい努力をしているのが見かけられます。それでも地域タイトルでも興行上の価値があるこの国ですから4大世界団体のベルトであれば、たとえ「暫定」であっても地域タイトルよりもはるかに価値があり、興行構成上で非常に価値があるのです。
タイで「暫定」でもいいのでベルトを欲しがるのにはこういった背景がある訳です。恐らく興行の構成上のベルトが必要、というのは中南米でも同様で(あちらではTVが放映権料を払うそうですから余計興行の目玉が必要になりますね)特にメキシコのようにボクシングがブームで興行をいくらでもやりたい、という状況になると
いくつでもいいからベルトが欲しい、という状況になるでしょう。
タイのみならず中南米でも暫定王者が乱立するのはこういった興行上のニーズが強いからな訳ですね。プロモーターからの「需要」が強いから(特に)WBAなどがそれに応えて「暫定ベルト」などを「供給」している、という非常に
資本主義の行動原理に則った流れになっているわけです…(汗)
ところが日本ではかつてのボクシング人気の熱はなく、世界戦でもTV放映がされない試合も出る状況では業界としても、世界、日本、OPBF以外のベルトがあっても集金の役に立たない、という話になるわけですね。このため業界としても(金にならない)ベルト増加に否定的になるのでしょう。(すごい憶測)
そして日本のファンの気質も筋を曲げるのを良しとしないファンが他の国に比べれば多いようで、たとえば石田選手のように暫定王座をとっても逆にファンからは非難をされるような話になるんじゃないかなと。もっともあたしなんかはそれも日本が今まで多くの世界チャンピオンを作ってきたばかりに「王者慣れ」している部分もあるのではないかと思います。正規の王者を多く見ているだけに暫定王者など認めない、と。でもタイのように日本ほど多くの王者がでていないとまだまだ「暫定でも世界は世界」という理屈が働くのではないかと思います。それとなんやかんや言っても日本は(TV局が付けば)お金があるから、世界戦を日本に引っ張って来れますからねえ…この点はタイのプロモーターでは正直太刀打ちできません。現在の状況でタイの選手が正規王座に挑戦しようとすると相手国に出かけていってアウェーの場で実力で相手の「実力以上のもの」を凌駕しないとベルト奪取は出来ません。
このような状況とベルトの増加に反比例する価値の低下が正規・暫定の「固定化」、「東西分裂」を促しているのかな、と思ってます?
(4)商業主義(利益極大の法則)とベルトの「東西分裂」
上で述べたように日本以外の国ではまだまだ正規はもちろん暫定でも、地域タイトルでも、ユースなどでも
ベルトが飯の種になります
そうなると「ベルト」失陥はもちろん、
正規・暫定の統一もベルト数の減少=飯の種の減少(汗)
になるわけで、プロモーターとしてはなんとかして暫定でも長く保持したい、あるいは暫定のない階級だったら無理にでも暫定を作ってもらう、という働きかけをしてます、っていうかしてるはずです。(97.236%間違いない)
で、
突然話は変わりますが、海外のプロモーターは先にも書いたように「商売人」に近い存在であり、その目的としては「ビジネスの利益の極大化」というものが1番にあります。海外のプロモーターで「儲からなくても良いから俺がいっちょやったろうかい!!」なんて人はほとんどいないでしょう。詰まるところ、
世の中銭や、銭でっせ、あんさん!!
という話になるわけです。タイのケースではこのような理由のため(特に華僑だから余計に利益にうるさい)地域タイトルはもちろん、ユースやインターナショナルタイトルでも選手を呼んでくるのは東南アジアか中国から、という感じになってます。(ちなみに最近ゴーキェットがよく中国人選手を呼ぶのは外国人としてはその方がファイトマネーが安くて済むからでしょう。)一度メキシコから選手を引っ張れないかと思ったんですがネックになったのは「航空運賃」…(汗)どこのプロモーターもコストにはシビア。
「利益極大の法則」に反する行為ですからね。
そして恐らくこの法則は米州大陸のプロモーターも同様なのでしょう。また向こうでも興行回数が増えている分1回の興行に掛けられるコストは切り詰めようとしていると思われ、必然的に「わざわざアジアから金を掛けて選手を呼ぶなんてしたくねえよ」という方向になると思われ。だから米州大陸の王者の選択試合でアジアの選手なんてなかなか(ってかほとんど)呼ばれない訳ですわな。
そういう意味ではベルトはやはり供給が増えた分(これまた経済原理同様)価値は下がってきているんだけれど「まだ切り詰めれば利益上がるやんけ」(なぜ大阪弁)という段階なのかな、と思います。
この「利益極大の法則」に上に挙げた「ベルト保存の法則」が合成されるてるのが今の状況じゃないかな?と。
こうなると(よほど資金力があるならともかく)アジアにベルトがある場合に米州大陸の選手が挑戦したり、米州大陸にベルトがある場合にアジアの選手が挑戦するのが非常に難しくなってきます。そこで認定団体がちゃんとしてて「指名挑戦者」との試合をきちんと義務付けてやらせればいいんですが、現在は
認定団体自体に「利益極大の法則」が働いちゃってる状態なので
結果として、
承認料もらえれば暫定でもなんでも作りまっせ、まっせ、まっせ、まっせ…(エコー)
という方向になってるものと思われます。こうなると例えばアジアに正規のベルトがあっても普通に米州大陸で暫定のベルトを作っちゃう、という行動が説明できると思います。そして問題なのは「ベルト保存の法則」が最近強まってる結果、
アジア方面と米州大陸方面で正規・暫定ベルトの分裂・固定化が進んでるんじゃね?
って感じにきているところですね。実際のところ。以下にWBAの王者について見てみましたがこれで一目瞭然でしょう。
<WBAの場合>
ミニマム級
正規王者(返上済みですけど):ロマゴン(米州)
暫定王者その1(予定):10月23日サミュエル・グティエレスVSルイス・カリロの勝者(どちらも米州)
暫定王者その2(予定):11月09日クワンタイ・シッモーセンVSピグミー・ゴーキェットジムの勝者(どちらも亜州)
ライトフライ級
スーパー王者:ジョバンニ・セグラ(米州)
正規王者:ファン・カルロス・レベコ(米州)
暫定王者(予定):10月24日ロマゴンVSフランシスコ・ロサスの勝者(どちらも米州)
フライ級
正規王者:亀田大毅(亜州)
暫定王者:ルイス・コンセプション(米州)
スーパーフライ級
スーパー王者:ビック・ダルチニアン(豪州)どっちや?
正規王者:ヒューゴ・カサレス(米州)
暫定王者(予定):11月30日ドゥアンペッ・ゴーキェットジムVSドリアン・フランシスコ(どちらも亜州)
バンタム級
正規王者:アンセルモ・モレノ(米州) おお!珍しい!!
暫定王者:なし
スーパーバンタム級
スーパー王者:セレスティーノ・キャバレロ(米州)
正規王者:李冽理(亜州)
暫定王者:なし
フェザー級
スーパー王者:クリス・ジョン(亜州)
正規王者:ユリオキス・ガンボア(米州)
スーパーフェザー級
正規王者:内山高志(亜州)
暫定王者:ジョージ・ソリス(米州)
以下略…(疲れた)
王者全部が米州で占められているライトフライ級と超珍しく正規王者しかいないバンタム級を除けば、スーパー、正規、暫定を綺麗に米州大陸とアジアで分け合ってるのが分かりますよね。
バンタムなんかどっかのプロモーターがWBAにちょっと頼み込めばすぐに
暫定王者作れるんじゃねえの?(汗)
大体が暫定王者がいない時に暫定作るときの英語での書き方が、
VACANT INTERIM CHAMPION(空位の暫定王者)
って言い方がもう「暫定王者のポストがはなから有ること前提にしてんじゃね?」って感じの単語ですからねえ。本来暫定ってのはいなくてあたりまえなんですから。(まあ英語的表現だとしょうがないのかもしれないが…)
正直WBAはもう本音をぶっちゃけて、
WBA世界○○級アジア圏王者
WBA世界○○級米州圏王者
って名前を冠しちゃった方がいいんじゃねえの?って気がしますが、実際はそうならずに
にっちもさっちもいかなくなったら仕方なく統一戦やる(汗)
そして
統一戦終わったらベルトを失ったアジア圏か米州圏のどっちかで暫定王者決定戦アゲイン(汗)
となるような気がします。この傾向は世界的に暫定王者の価値が本当の紙切れ同然に落ちるまでは続いていくんでしょう。
一方、WBCの方は今後正規王者とシルバーベルト保持者(王者じゃねえわな)の関係がやはりWBAのごとく米州と亜州での持ち回りって話になると思われ…
しかし日本では暫定王者同様シルバーベルトも認めないんでしょうね。
日本的な「筋」としてむ無理筋だし、同時に業界としての興行メリットもないですからね
しかし
タイに暫定王者が出来た場合はあたしは素直に喜びます。
上に書いたような状況である以上、資金力で劣るタイのプロモーターには中々正規王者挑戦の目がないんですもん、実際のとこ。とりあえず暫定のベルトを持ってれば将来なんとか挑戦できる可能性が(少しは)高まりますからね。それに暫定とはいえ普段の地域王座戦よりは格が高い相手と戦って
(日本を除く)亜州代表の名誉にはなるでしょう。
っつー訳で、節操もなくタイ人選手が暫定王者のざに着くのは応援しているバンコク愚連隊でしたとさ♪
逆に言うとあたしがWBCのシルバーベルトに否定的なのは「暫定」と違ってシルバーベルトを獲ったところで正規王者への挑戦権が与えられるものではないということ。タイのテレビ放送ではこの間のターッサックのシルバーベルト戦でも「獲得すれば90日以内に正規王者へ挑戦する権利が…」といってましたが、
絶対「暫定王者」と混同してるじゃん…
そうはならないのがシルバーベルト。その存在意義は
マジにわかんねえ…
と悩もうと思ったけどこんなことで悩みたくねえやと思い直したバンコク愚連隊でした♪
(追伸)
そんなわけで石田順裕選手についても少しは応援してたんですけどね。しかし千載一遇のチャンスを逃してしまった…。
日本の選手(チームとして)のアウェーでの戦いについての意識にも問題があったんじゃないかと思いますよ。
ダイジェストで見たけど、石田選手の戦い方は「ホームで王者として戦う」のであればあれでよかったかもしれないけど、アウェーじゃ自分が挑戦者の気合で「KO勝ちのみ!」の気概で戦わないとだめだと思います。勝てる相手だと思ったんだけどなあ….
体重の重い階級で亜州から米州の正規王者に挑戦するなんてのは軽量級よりもさらにものすごい力が必要だと思います。その階級で暫定を獲ったことでファンから責められるしねえ…あの階級で正規への挑戦の切符を手にするには「暫定奪取」もひとつの方策だと思うんだけど日本では拒否反応が強かったですねえ…
色々言われながらもやっとつかんだチャンスだったんだから手をグルグル回したり、手を広げて「平気だよん」アピールする前にどんどんボコ殴りにしてしまうべきだった…相手のパンチを1発食ったら3発5発返しに行く位じゃなきゃアウェーでは勝てないですよ。レフェリーもジャッジもみんな米州の人なのに安全運転してしまった。
ホントもったいない試合でした…。石田選手には再起して欲しいですけどねえ…。再戦アピールできるんじゃないかなあ?集計に不手際もあったようだし。
ではまた
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(本文が1万字近い大作になっちゃいました。注意して読み飛ばしてください。)←おいおい
「拳論」での議論を読んでいると本当に日本人は筋を通す人が多いなあ、と思う今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。(おいおい)そんな流れに思い切り逆らう「暴論」シリーズ第2弾は「暫定王座」についてです。かなり偏った意見だと思うんで(だから暴論なんですが)批判・お叱りお待ちしてます♪基本的主張としてはこのままベルトの東西固定化が進んでしまうのでは?ということです。んじゃ「れっつらご~~(力なく)」
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(愚連隊の一言)思い切り全力で歌いたいじゃぁぁぁあああんんん!!!!
まずは前振りで今日一番笑えたネタね♪
日活の「大巨獣ガッパ」!!ならぬ、
DEATH KAPPA(デス・カッパ) (≧▽≦)ぎゃはははははは!!!!
(メーサー殺獣光線砲はめっさ格好良いけどな)
(あと怪獣版「ドラゴンスクリュー」が素敵♪)
さて、気を取り直してシリアスに本題へ入りましょう。(おいおい)
(1)基本的態度♪
最近の特にWBA、WBCの王者乱発についてはあたしも不満不満Who ma○ko~!!(BY魔子)です。スーパー王者、休養王者、正規王者、暫定王者、シルバーベルトなどなど…
基本は一番強いやつは世界に一人
これで間違ってないと思います。ただ世界で団体が別れてしまっているので4団体で4人の「正規王者」は仕方ないでしょう。そして怪我や疾病が原因で王者が長期間試合が出来ない場合に「暫定王者」を作るのはやむなしか、と。
シルバーベルトについてはその存在意義が本当に不明、もうわけわかめ(死語?)。これならまだ「暫定王者」の方が31.8倍くらいマシ。
と、いうのが基本な態度なんだけど、残念ながら現実は甘くない…(しくしく)
(2)タイの実態
翻って、タイの現実を見ると暫定がたちまくり… WBC、WBA、PABA、ABCO…
10月8日に行われたゴーキェットの興行ではPABAライトフライ級正規王者パイパロップ・ゴーキェットジムの防衛戦と同じ興行でPABAライトフライ級暫定王者決定戦をやってる…(汗)しかも同級のスーパー王者は同じゴーキェットのウィサヌだし…(汗2)そうすると、
1つの興行でスーパー、正規、暫定のトリプルタイトルマッチも出来るわけだ…(滝汗)
やろうと思えばだけど…さすがにここまで来ると どー考えても 行き過ぎだと思うけど、こんな状況になったのも
地域タイトル内で新陳代謝が働かない状況にまでなってしまっている(引いては世界ランキング内のね)
ってのが問題。すなわちPABAスーパー王者にして、WBA世界2位のウィサヌ・ゴーキェットジムに
世界戦のチャンスが来ない。
という問題に突き当たります。この階級ではウィサヌが万年世界2位にして万年PABA王者。そうなったら若い選手が出ても上に行く機会がない。タイからWBA系王者を狙おうと思ったらまずはPABAでのランクアップ、王者を狙わなきゃしょうがないのに同じプロモーターの先輩選手が上で粘ってたらどうしようもないって話ですわね。日本でも同門のランカー同士で戦ってランキングの上下関係決めるとかはないですよね。井岡ジムの宮崎と井岡一翔で戦うとか。(笑)井岡ジムで結局宮崎=OPBF,井岡=日本と割り振ったのと同じように(といってもABCO、WBOアジアも埋まってるから)PABAでポストを増やしてもらった、って感じでしょう。もっとも前提として
どっかの横槍でなくなっちゃったウィサヌの世界戦が予定されていた、ってのはあるんでしょうけど。(汗)
パイパロップを暫定王者に就けたときのゴーキェットの話は「ウィサヌはすぐに世界に挑戦するから(未来形、汗)」というものでした。
しかし
世界のベルトは欲しい、しかし勝つ可能性を上げるためにタイで開催したい。
でも、
金で折り合いが付かない(大問題)
去年、ワンソンチャイが興行のときにTV放送で「12月4日にチョンラターンが王宮広場で世界挑戦します。」とぶち上げて、思いっきりはずしたわけですが(汗)、あれもワンソンチャイ側がもうちょっと出せれば出来たみたいなんですけどもそこで引いちゃった、ってことらしい。(もっともこのときは契約も何も出来ていないのにTVで試合予定をぶち上げるという日本じゃ絶対に考えられないことをしてたわけですが。タイでも普通そこまでしないけどね)
タイの興行形式ではTV局が金を出すのではなくて、プロモーターがスポンサーを集めてお金を出してもらってTV局の放映枠を買う形。このため集金力には限界があり米州大陸のやり手プロモーターたちがOKするような金額を集めるのはそんな簡単じゃないっていうかむしろ
非常に難しい。
もっとも選手によほど突出した実力があって「敵地でも奪取OK!」という選手が出てくればいいですが、なかなかそんな選手いないわけで。そんなわけで結果としていつまで経っても世界戦が組めない → 地域王者としての固定化が進行する → ランキングの固定化 → 若い生きの良い奴をどうすんだよ? という葛藤の結果がPABAの王者量産(汗)にでているのかな?と。
そして同様の流れの中で、
地域王者よりも価値のある「世界暫定王者」でもいいや…
という流れが出てくるわけです。正規王者への挑戦はハードルが高くて出来ないけど、承認料払うから、と頼み込んで世界王者の暫定を作らせてそこに王者をして押し込もうとする。
それでも地域王者に比べれば価値は高いんですよね。世界(WBAやWBC)のベルトなんだもの…
そしてタイの場合はその暫定のベルトでもちゃんと飯の種になるわけです。ここが日本と大きく違うところであり、中南米の国なんかと似てるところじゃないかと思いますよ。
(3)銭となるタイとならない日本
日本のジム制度が特殊なのだとは思いますが、タイでは育成するジムと興行を組むプロモーターは役割が分かれています。(ただしプロモーターも自身のジムを持ち、最終調整や普段の練習をそこでやらせる場合も多い)タイのボクシング興行は4つの要素から構成されており、
1)プロモーターが、
2)スポンサー(普通は企業)から資金を集め、
3)勧進元(興行主催者)と交渉して場所を提供してもらい、
4)TV局に金を払って放映枠を買い取り放送してもらう、
という形になっています。このため興行は通常無料で興行地の市民に無料で公開できるわけで、スポンサーからの収入に加えて入場料収入やTV局の放映権料(現在では獲得するのが大変でしょうが)に収入を依存する日本の興行とは形態が異なります。プロモーターはビジネスマンとしてスポンサーから資金を集め、伝をたどって勧進元(多くは県知事などの地方自治体の長や議員など)を探して興行を行えるようにアレンジするわけです。日本のようにジム会長とプロモーターが同体で両方を見ているのとは異なります。
ところでこのスポンサーが「営業活動」を行うにあたって必須のツールがあります。
それが「ベルト」です。
スポンサーには
「タイトルマッチでTV視聴率が取れるから広告をだして」と依頼し、
勧進元には
「タイトルマッチの主催者ですよ。」と甘い声でささやき、←おいおい
TV局には…
「お金払うから枠頂戴ね」と依頼し(ベルト関係ないじゃん…汗)
日本ではOPBFはもちろん日本王者でもボクシング専業で生活していくのが困難なのと違って、タイでは世界のベルトはもちろんのこと、PABAでもユースでもABCOでもインターナショナルでも女子でも
ベルト=タイトルがあれば興行が打て、そしてプロモーターの収益が上がる仕組みが出来ています。
プロモーターはその収益からボクサーにファイトマネーを支払い、ボクサーは原則「専業」でやっていける訳です。当然試合数によって収入の増減はあるので選手の中には収入が少なくそれだけでは食べていけないような選手も出てきたりします。(国際式のボクサーでムエタイも併せてやってる選手は収入が当然良くなります。試合間隔も短いしね)
以前、タイのプロモーターからちらっと聞いた話では、スポンサーはやはりTVの視聴率を気にしており、「視聴率の良いであろう興行」にならスポンサーに付く、という態度を見せるそうです。まあ経済原理から言って当然の行動です。そしてここに来て特にボクシングの興行が増えてきている=TV放送できる=スポンサーがつく、ということはまだまだ
タイではベルト(種類に限らず)で商売になる
ということです。ただ最近プロモーターの中には地域タイトルの「暫定王者」の「暫定」や「シルバーベルト」の文字を配布資料(新聞発表の元になります)に入れていないケースが見られたり、ABCO(Asian Boxing Council )を「WBCアジア」と呼んだり、PABAの表記を「PABA-WBA」としたりしてベルトの価値が見劣りしないように涙ぐましい努力をしているのが見かけられます。それでも地域タイトルでも興行上の価値があるこの国ですから4大世界団体のベルトであれば、たとえ「暫定」であっても地域タイトルよりもはるかに価値があり、興行構成上で非常に価値があるのです。
タイで「暫定」でもいいのでベルトを欲しがるのにはこういった背景がある訳です。恐らく興行の構成上のベルトが必要、というのは中南米でも同様で(あちらではTVが放映権料を払うそうですから余計興行の目玉が必要になりますね)特にメキシコのようにボクシングがブームで興行をいくらでもやりたい、という状況になると
いくつでもいいからベルトが欲しい、という状況になるでしょう。
タイのみならず中南米でも暫定王者が乱立するのはこういった興行上のニーズが強いからな訳ですね。プロモーターからの「需要」が強いから(特に)WBAなどがそれに応えて「暫定ベルト」などを「供給」している、という非常に
資本主義の行動原理に則った流れになっているわけです…(汗)
ところが日本ではかつてのボクシング人気の熱はなく、世界戦でもTV放映がされない試合も出る状況では業界としても、世界、日本、OPBF以外のベルトがあっても集金の役に立たない、という話になるわけですね。このため業界としても(金にならない)ベルト増加に否定的になるのでしょう。(すごい憶測)
そして日本のファンの気質も筋を曲げるのを良しとしないファンが他の国に比べれば多いようで、たとえば石田選手のように暫定王座をとっても逆にファンからは非難をされるような話になるんじゃないかなと。もっともあたしなんかはそれも日本が今まで多くの世界チャンピオンを作ってきたばかりに「王者慣れ」している部分もあるのではないかと思います。正規の王者を多く見ているだけに暫定王者など認めない、と。でもタイのように日本ほど多くの王者がでていないとまだまだ「暫定でも世界は世界」という理屈が働くのではないかと思います。それとなんやかんや言っても日本は(TV局が付けば)お金があるから、世界戦を日本に引っ張って来れますからねえ…この点はタイのプロモーターでは正直太刀打ちできません。現在の状況でタイの選手が正規王座に挑戦しようとすると相手国に出かけていってアウェーの場で実力で相手の「実力以上のもの」を凌駕しないとベルト奪取は出来ません。
このような状況とベルトの増加に反比例する価値の低下が正規・暫定の「固定化」、「東西分裂」を促しているのかな、と思ってます?
(4)商業主義(利益極大の法則)とベルトの「東西分裂」
上で述べたように日本以外の国ではまだまだ正規はもちろん暫定でも、地域タイトルでも、ユースなどでも
ベルトが飯の種になります
そうなると「ベルト」失陥はもちろん、
正規・暫定の統一もベルト数の減少=飯の種の減少(汗)
になるわけで、プロモーターとしてはなんとかして暫定でも長く保持したい、あるいは暫定のない階級だったら無理にでも暫定を作ってもらう、という働きかけをしてます、っていうかしてるはずです。(97.236%間違いない)
で、
突然話は変わりますが、海外のプロモーターは先にも書いたように「商売人」に近い存在であり、その目的としては「ビジネスの利益の極大化」というものが1番にあります。海外のプロモーターで「儲からなくても良いから俺がいっちょやったろうかい!!」なんて人はほとんどいないでしょう。詰まるところ、
世の中銭や、銭でっせ、あんさん!!
という話になるわけです。タイのケースではこのような理由のため(特に華僑だから余計に利益にうるさい)地域タイトルはもちろん、ユースやインターナショナルタイトルでも選手を呼んでくるのは東南アジアか中国から、という感じになってます。(ちなみに最近ゴーキェットがよく中国人選手を呼ぶのは外国人としてはその方がファイトマネーが安くて済むからでしょう。)一度メキシコから選手を引っ張れないかと思ったんですがネックになったのは「航空運賃」…(汗)どこのプロモーターもコストにはシビア。
「利益極大の法則」に反する行為ですからね。
そして恐らくこの法則は米州大陸のプロモーターも同様なのでしょう。また向こうでも興行回数が増えている分1回の興行に掛けられるコストは切り詰めようとしていると思われ、必然的に「わざわざアジアから金を掛けて選手を呼ぶなんてしたくねえよ」という方向になると思われ。だから米州大陸の王者の選択試合でアジアの選手なんてなかなか(ってかほとんど)呼ばれない訳ですわな。
そういう意味ではベルトはやはり供給が増えた分(これまた経済原理同様)価値は下がってきているんだけれど「まだ切り詰めれば利益上がるやんけ」(なぜ大阪弁)という段階なのかな、と思います。
この「利益極大の法則」に上に挙げた「ベルト保存の法則」が合成されるてるのが今の状況じゃないかな?と。
こうなると(よほど資金力があるならともかく)アジアにベルトがある場合に米州大陸の選手が挑戦したり、米州大陸にベルトがある場合にアジアの選手が挑戦するのが非常に難しくなってきます。そこで認定団体がちゃんとしてて「指名挑戦者」との試合をきちんと義務付けてやらせればいいんですが、現在は
認定団体自体に「利益極大の法則」が働いちゃってる状態なので
結果として、
承認料もらえれば暫定でもなんでも作りまっせ、まっせ、まっせ、まっせ…(エコー)
という方向になってるものと思われます。こうなると例えばアジアに正規のベルトがあっても普通に米州大陸で暫定のベルトを作っちゃう、という行動が説明できると思います。そして問題なのは「ベルト保存の法則」が最近強まってる結果、
アジア方面と米州大陸方面で正規・暫定ベルトの分裂・固定化が進んでるんじゃね?
って感じにきているところですね。実際のところ。以下にWBAの王者について見てみましたがこれで一目瞭然でしょう。
<WBAの場合>
ミニマム級
正規王者(返上済みですけど):ロマゴン(米州)
暫定王者その1(予定):10月23日サミュエル・グティエレスVSルイス・カリロの勝者(どちらも米州)
暫定王者その2(予定):11月09日クワンタイ・シッモーセンVSピグミー・ゴーキェットジムの勝者(どちらも亜州)
ライトフライ級
スーパー王者:ジョバンニ・セグラ(米州)
正規王者:ファン・カルロス・レベコ(米州)
暫定王者(予定):10月24日ロマゴンVSフランシスコ・ロサスの勝者(どちらも米州)
フライ級
正規王者:亀田大毅(亜州)
暫定王者:ルイス・コンセプション(米州)
スーパーフライ級
スーパー王者:ビック・ダルチニアン(豪州)どっちや?
正規王者:ヒューゴ・カサレス(米州)
暫定王者(予定):11月30日ドゥアンペッ・ゴーキェットジムVSドリアン・フランシスコ(どちらも亜州)
バンタム級
正規王者:アンセルモ・モレノ(米州) おお!珍しい!!
暫定王者:なし
スーパーバンタム級
スーパー王者:セレスティーノ・キャバレロ(米州)
正規王者:李冽理(亜州)
暫定王者:なし
フェザー級
スーパー王者:クリス・ジョン(亜州)
正規王者:ユリオキス・ガンボア(米州)
スーパーフェザー級
正規王者:内山高志(亜州)
暫定王者:ジョージ・ソリス(米州)
以下略…(疲れた)
王者全部が米州で占められているライトフライ級と超珍しく正規王者しかいないバンタム級を除けば、スーパー、正規、暫定を綺麗に米州大陸とアジアで分け合ってるのが分かりますよね。
バンタムなんかどっかのプロモーターがWBAにちょっと頼み込めばすぐに
暫定王者作れるんじゃねえの?(汗)
大体が暫定王者がいない時に暫定作るときの英語での書き方が、
VACANT INTERIM CHAMPION(空位の暫定王者)
って言い方がもう「暫定王者のポストがはなから有ること前提にしてんじゃね?」って感じの単語ですからねえ。本来暫定ってのはいなくてあたりまえなんですから。(まあ英語的表現だとしょうがないのかもしれないが…)
正直WBAはもう本音をぶっちゃけて、
WBA世界○○級アジア圏王者
WBA世界○○級米州圏王者
って名前を冠しちゃった方がいいんじゃねえの?って気がしますが、実際はそうならずに
にっちもさっちもいかなくなったら仕方なく統一戦やる(汗)
そして
統一戦終わったらベルトを失ったアジア圏か米州圏のどっちかで暫定王者決定戦アゲイン(汗)
となるような気がします。この傾向は世界的に暫定王者の価値が本当の紙切れ同然に落ちるまでは続いていくんでしょう。
一方、WBCの方は今後正規王者とシルバーベルト保持者(王者じゃねえわな)の関係がやはりWBAのごとく米州と亜州での持ち回りって話になると思われ…
しかし日本では暫定王者同様シルバーベルトも認めないんでしょうね。
日本的な「筋」としてむ無理筋だし、同時に業界としての興行メリットもないですからね
しかし
タイに暫定王者が出来た場合はあたしは素直に喜びます。
上に書いたような状況である以上、資金力で劣るタイのプロモーターには中々正規王者挑戦の目がないんですもん、実際のとこ。とりあえず暫定のベルトを持ってれば将来なんとか挑戦できる可能性が(少しは)高まりますからね。それに暫定とはいえ普段の地域王座戦よりは格が高い相手と戦って
(日本を除く)亜州代表の名誉にはなるでしょう。
っつー訳で、節操もなくタイ人選手が暫定王者のざに着くのは応援しているバンコク愚連隊でしたとさ♪
逆に言うとあたしがWBCのシルバーベルトに否定的なのは「暫定」と違ってシルバーベルトを獲ったところで正規王者への挑戦権が与えられるものではないということ。タイのテレビ放送ではこの間のターッサックのシルバーベルト戦でも「獲得すれば90日以内に正規王者へ挑戦する権利が…」といってましたが、
絶対「暫定王者」と混同してるじゃん…
そうはならないのがシルバーベルト。その存在意義は
マジにわかんねえ…
と悩もうと思ったけどこんなことで悩みたくねえやと思い直したバンコク愚連隊でした♪
(追伸)
そんなわけで石田順裕選手についても少しは応援してたんですけどね。しかし千載一遇のチャンスを逃してしまった…。
日本の選手(チームとして)のアウェーでの戦いについての意識にも問題があったんじゃないかと思いますよ。
ダイジェストで見たけど、石田選手の戦い方は「ホームで王者として戦う」のであればあれでよかったかもしれないけど、アウェーじゃ自分が挑戦者の気合で「KO勝ちのみ!」の気概で戦わないとだめだと思います。勝てる相手だと思ったんだけどなあ….
体重の重い階級で亜州から米州の正規王者に挑戦するなんてのは軽量級よりもさらにものすごい力が必要だと思います。その階級で暫定を獲ったことでファンから責められるしねえ…あの階級で正規への挑戦の切符を手にするには「暫定奪取」もひとつの方策だと思うんだけど日本では拒否反応が強かったですねえ…
色々言われながらもやっとつかんだチャンスだったんだから手をグルグル回したり、手を広げて「平気だよん」アピールする前にどんどんボコ殴りにしてしまうべきだった…相手のパンチを1発食ったら3発5発返しに行く位じゃなきゃアウェーでは勝てないですよ。レフェリーもジャッジもみんな米州の人なのに安全運転してしまった。
ホントもったいない試合でした…。石田選手には再起して欲しいですけどねえ…。再戦アピールできるんじゃないかなあ?集計に不手際もあったようだし。
ではまた
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フライ級が実質日タイフライ級タイトルになっているのを始め、選手が変わっても地域からは移動しないことは多いですよね。
資金力がなければそもそも挑戦すらできない、逆にそれがあれば実力に疑問符がついても挑戦できてしまうということがあり、それは階級が重くなるほど顕著です。
正規だ、暫定だということは辞めて地域ごとにチャンピオンを決めて、何年かに一度W杯で世界チャンピオンを決めるようなことができれば超盛り上がると思うんですけど、世界的な統括団体もない現状では夢のまた夢ですね。
Σ_∪(○`3´○)
ベルトは増えたほうがやはりチャンスが増えてボクサーからみたら競技人口が増えていいと思いまつ
以前の様に正規対暫定の統一戦がすぐ統括団体から指令され行なわれるのであれば僕は文句ありません。 最近は正規と暫定の同時開催とかふざけてますよね。暫定王座の設置理由もあってないようなものですし。
昔は日本人世界王者がいたら、一位は○国の誰々だから指名試合が楽しみでワクワクしたものですが、今では他団体に行くか暫定戦に出場して実現せずとかばかりです。全てのファンがそうだとは思いませんが我らがヒーローが強い王者、挑戦者を撃破する。その真剣勝負がボクシング人気を支えてきたんじゃないかと僕は考えています。王座を増やすと試合のレベルも下がるでしょうし。韓国のようにファンにそっぽを向かれる国が出てこないか心配です。
統括団体の承認料収入やプロモーターの利権なんてファンには関係ないですからね。早く健全な団体運営に戻してほしいものです。無理かな?
今だったら辰吉対ラバナレス、薬師寺戦も実現してないかも。
昔の指名戦不履行による王座剥奪など強硬な姿勢は何処へ?
ロッシジャーニ?あの裁判からくらいですかね おかしくなったのは
解禁近いかもしれまてん
対戦相手の選択肢増えまつ
>ただ最近プロモーターの中には地域タイトルの「暫定王者」の「暫定」や「シルバーベルト」の文字を配布資料(新聞発表の元になります)に入れていないケースが見られたり、
うんそれってメキシコ報道でも見かけます。interino(暫定)の文字を省いてるやつ。
シルバーベルトについてはちゃんと書くんだけどね。
つい最近では、WBAミニマム級暫定王者決定戦のプレスリリースが「暫定」抜いてますよ。
でも、本当に正規の決定戦になっちゃったりしてねwwwwwww
・・・そうならないことを祈りまする。
地域ごとに王座が分かれてしまうのは金の問題に加えてコミュニケーションの問題などもあると思いますが、(今思いついたんですが)それも考えると4つくらいの地域王者(欧州アフリカ、アジアオセアニア、北米州。南米州)を作っておいて年に1度か2年に一度正規王者決定戦やるってのもいいかもしれませんね。
まあプロモーターの利害調整ができないと思いますが。
>ホシイモ様
ベルトだけ増えても人気は上がらないんですよ。ただベルトへの挑戦という選手のモチベーションと海外の選手と本気で戦う場数が踏めるという点でわたしはいいと思うんですけどね。
(続く)
なので、地域チャンピオン=予選、世界チャンピオン=決勝と別けて決めるのはいい案だと思います。
ついでに、一日の興行に収まりやすい階級数(10~12)に再編して、全試合タイトルマッチをしたら盛り上がるでしょうね。
まあ、承認団体が有力プロモーターの顔色を伺って運営されてる現状では夢のまた夢ですね。
怪我や病気が理由の暫定王者は仕方ないが・・・・
シルバーベルトってなに?
ただ、自分はもう4団体(OもFも)認めていいと思う派です。
しかし、バンコクさんの見てると見事にアジアとアメリカとに分かれているのが笑えました。
確かに暫定については昔のように厳格な運営を望みたいですが今の状況では無理ですねえ…
だからそれならいっそ地域王者…の方がすっきりするんですけどねえ…
>(・∀・)ノ= = ●様
久高がベルトをとった時は「インターナショナルのシルバーベルト」でしたがタイでの報道では「シルバー」は省かれてました。そんなことまで一々チェックしないといけないから面倒ですわ…
>ビシャス様
もう「世界」なんて見栄を張らなければいいのにと最近思ったりしますね。だからスーパー6みたいな規格が出てくるわけですが。
各団体が調整して恒久的にスーパー6みたいなのが出来ればいいんですけどね。
>ゴリ様
シルバーは本当にわかりません。正規王者への朝鮮の約束がないだけに余計にたちが悪い気がします。
ベルトが大陸ごとに分かれてるのはもう1年位前に「BOXING MASTER」様のところで話をしているときに気がついたんですけどね。
そのときにあたしは「いっそ第1王者、第2王者にしたら」と書いたんですがシルバーってsぞれに近いけどより下位の選手だし挑戦権がなければ本当になにがなんだかわかりませんわ。