のとじま水族館で・・・
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雄大なジンベエザメに圧倒された我々は、能登半島の先へと進んでいました。
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カマイルカとコンタクトをしていたときは元気そうだった第2王子も、柏ナンバーのVOXYに戻るとすぐに爆睡。
能登島から本土に帰還し、約5分ほど進むと・・・
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のと鉄道西岸駅に到着しました。
西岸駅は、石川県七尾市にあるのと鉄道七尾線の駅です。
昭和7年(1932年)国鉄七尾線の駅として開業しますが、昭和47年(1972年)には無人駅となります。
昭和62年(1987年)国鉄民営化にともないJR西日本の駅となりますが、平成3年(1991年)にJR七尾線の和倉温泉駅・輪島駅間がのと鉄道に移管され、のと鉄道の駅となりました。
なおのと鉄道七尾線は、平成13年(2001年)に穴水駅・輪島駅間が廃線となり、西岸駅は現在、終点の穴水駅から2つ手前の駅となっています。
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七尾駅・和倉温泉駅を除くのと鉄道の各駅には愛称がつけられていて、西岸駅の愛称は「
駅近くの入り江を挟んだ高台・小牧台にちなんでいます。
小さいながらも風情のある駅。
ここを目的地とすることを強く主張したのは、普段の旅を鉄道でする私ではなく、車中で爆睡していた第2王子。
その理由は・・・
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↑コチラ。
何て云ったかなぁ~? ナントカいろは・・・
は○○○いろは・・・・・・
「花咲くいろは」は、日本のアニメ制作会社P.A.WORKSによるオリジナルアニメ作品です。
テレビアニメは平成23年(2011年)4月から9月まで放送され、平成23年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品に選ばれています。
内容は、石川県にある架空の温泉街「湯乃鷺温泉」の旅館にまつわる物語。
作中に登場する「ぼんぼり祭り」は放映年の平成23年秋に実現し、温泉街の舞台となった湯涌温泉にて湯涌ぼんぼり祭りが行われています。
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小さな駅舎の中は、「花咲くいろは」目白押し。
作中における温泉街の最寄駅「湯乃鷺駅」は、この西岸駅をモデルとしています。
そういうことですから、こちらは「花咲くいろは」のファンからすれば重要な聖地。
交流ノートが連綿と残されているのですね。
初石川県!! 初金沢!! 初花いろ聖地巡礼!!
・・・なるほど、「花咲くいろは」は「花いろ」と略されるのですな。
うむ、これなら「はなげのいろは」などという私みたいな輩は出てこないでしょうな。
この3日間で色々な所を回りました。
普段の私生活や仕事のストレスなどがこの旅ですべて癒されました。
・・・ふむふむ、それは良かった。
第2王子らしい、落ち着いた文面ですなぁ。しかし・・・
この先もずっと花咲くいろはを大好きでいます!!!!!
感嘆符(!)が5つも現れるほどの昂揚感、そして・・・
明日からもぼんぼるぞー!!!!!
ぼんぼるって、何?!
文献によれば、「花咲くいろは」第11話で主人公がぼんぼりを洗っているときにひらめいた造語で、目標に向かって頑張りたいと思うことだそうな。
どうでもいいことかもしれないが・・・
「初」は「ネ(しめすへん)」じゃなくて「ネ′(ころもへん)」ですよぉ。
後世に残るものですから、誤字脱字の類には注意しましょうね。
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今回は第2王子に加えて私も記帳します。
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駅舎の中に掲げられている時刻表。
平日は1日17往復、休日は1日16往復と、それなりに本数はあるようです。
上り線の時刻には金沢方面への連絡時刻も併記されています。
七尾駅での乗換えの待ち時間はおおむね10分以内、長くても28分とスムーズなようです。
このときの時刻は、16時25分。
16時31分発の上り列車が、もうまもなくやってきそうです。
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味のある駅舎から、ホームへ。
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ホームは2面2線の相対式。
列車は1両ないし2両程度なのに比べると、ホームは長め。
かつて急行列車などの優等車両が乗り入れていた名残でしょうか。
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駅舎側にある上り線ホームには、湯乃鷺駅の駅名標が立っています。
ひとつ前が「守田駅」、ひとつ先は「大塚駅」。
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同じく上り線ホームに立つ、本物の西岸駅の駅名標。
つまりは能登鹿島駅=守田駅、能登中島駅=大塚駅・・・ではないそうです。
「花いろ」では能登中島駅も主人公の通う高校の最寄駅として登場し、そこでは「小松崎駅」となっています。
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ひっそりとたたずむ、「にしぎし」の駅名標。
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下り線ホームには、七尾寄りにある構内踏切で渡ることができます。
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普通列車七尾行きがやってきました。
車両はNT200形気動車・・・
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おっと、2両目は「花いろ」ラッピング車両です!
これには体調不良の第2王子もいたくご満悦。
扉にある「喜翠荘」は主人公が居住している温泉旅館です。
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16時31分。
列車は定刻どおり西岸駅を後にしました。
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最後に記帳。
誤字脱字に十分注意しながらも、くだらないことを書いてしまいました。
「花いろ」の舞台・西岸駅を後にして、
「ついでだから小松崎駅(能登中島駅)にも寄るか?」
と尋ねてみましたが、やはり第2王子は体調不良。
能登中島駅には立ち寄らず、柏ナンバーのVOXYは金沢方面へと走っていきました。
車中、ふと女王様がおっしゃいます。
「前にドラマで見たことがある」と。
平成6年秋のフジテレビ系、いわゆる「月9」で放送されたドラマ「妹よ」。
作中で和久井映見と唐沢寿明が小さな駅で別れるシーン。
この撮影地が西岸駅だったのだそうです。
それにしても女王様、20年以上も前のドラマのワンシーンをよく覚えていたなぁ。
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