鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

サバ水煮缶食べくらべ・第1章~メーカー製品食べくらべ

2017-06-16 | 日記


2 0 1 7 年 6 月 5 日 ( 月 )

午 前 1 1 時 2 5 分

千 葉 県 某 所

拙 宅 に て



とりあえず買いそろえた15缶ものサバ水煮。



これらを食べくらべてまいります。
これらすべてを食べていく腹づもりなので、朝から何も食べていません。
そして米飯などは炊かず、サバの水煮だけをひたすら食べていきます。

行程は、まずサバ缶を食べる。



そして口直しに麦茶を1杯飲み、口内のサバの残り香?をかき消す。
次のサバ缶を食べる。
麦茶を飲む。
この繰り返しです。

食べる順番は、まったくのランダム・・・ということも考えましたが、ここではまずメーカー製のものをいただき、次にPB(プライベート・ブランド)製品、最後にメーカーの特別製をいただくこととします。



それではサバ水煮缶食べくらべ、開幕です。



最初のサバ缶は、いなば水産「ひと口さば 水煮」です。



最初のサバ缶ピラミッドの頂に置いたやつです。
商品名が「ひとくち~」というだけあって、他のサバ缶とくらべると小ぶり。
そのため価格も一番安いものとなっています。
それでは開缶!



缶を開けると、サバの身がよく見えません。
今回の食べくらべでは、なるべくサバの身の味を確かめていきたいので、余分な塩水は捨てていきます。



塩水を捨てると、ようやく見えてきました。
たしかにひとくちサイズの、小ぶりの身が4切れ・・・だったのですが、不注意で1切れをシンクに落としてしまいました。



不注意で3切れになってしまった、いなばのさば水煮。
そして画像ではよくわからないかもしれませんが、この缶詰の特徴としてショウガが数切れ入っていて、サバの生臭さを抑えています。
実食すると、歯ごたえはあり背骨も入っています。
味は全体的にあっさりした印象。ショウガが入っていることも、それを後押ししているようです。
私はショウガがあまり得意ではありませんので、ショウガはお残しとさせていただきました。

今回の食べくらべでは、サバの旨味、塩分の濃さ、脂分の濃さ、鯖の生臭さ、身の肉厚さ、お買い得度の6つの観点をチェックしていきます。
いなば「ひとくちさば水煮」の私的評価は・・・

 ◆サバの旨味  ★★☆☆☆ (あっさりめで、サバの味があまり感じられなかったです)
 ◆塩分の濃さ  ★★☆☆☆ (★が多いほど濃くなります。ショウガが塩味を抑えている感じ))
 ◆脂分の濃さ  ★★☆☆☆ (★が多いほど脂っぽいです。この製品はあっさり目)
 ◆鯖の生臭さ  ★★★★★ (★が多いほど魚臭さがありません。この製品はニオイ対策は万全か)
 ◆身の肉厚さ  ★☆☆☆☆ (食べごたえはありません。内容液もちょっと多いかも)
 ◆お買い得度  ★★☆☆☆ (量が少なく、液体が多いことを考えると割高かも)

いなば「ひとくちさば水煮」のデータです。購入価格以外は、缶に表記されている内容を転載しています。
栄養分のデータは、1缶当たりのものと100g当たりのものを記載し、黄色文字が缶に表記されている内容です。

 ▲内容量   115g
 ▲購入価格  105円(税込、西友にて購入)
 ▲原材料   さば、食塩、しょうが、野菜エキス、酵母エキス
 ▲原産国   タイ(日本産さばをタイで加工)

 ●エネルギー  147kcal/缶  128kcal/100g
 ●タンパク質  17.7g/缶   15.4g/100g
 ●脂質     8.3g/缶    7.2g/100g
 ●炭水化物   0.3g/缶    0.3g/100g
 ●食塩相当量  1.4g/缶    1.2g/100g





次なるサバ缶は、ニッスイ「魚介和惣菜 さば水煮」です。

 

わが国を代表する食品メーカー・日本水産株式会社。
缶詰製品メーカーでは最大手の会社によるさば水煮をいただきます。



開缶すると、サバの魚肉がもうすでに見えています。
これはなかなかボリューミーな水煮が出てきそうです。



液体を取り除くと、先ほどのものとは比べ物にならない大きさです。



缶から取り出した水煮。
皿の中央で大輪の花を咲かせています!
実食すると、うまい。
塩分、脂分、旨味がバランスよく出ています。
大きい肉厚の魚肉は、歯ごたえも十分。背骨は取り除かれています。

難なく完食。さっそく私的評価をしていきましょう。

 ◆サバの旨味  ★★★★☆ (サバの味を色濃く感じることができます)
 ◆塩分の濃さ  ★★★☆☆ (塩分はちょうど良い感じです))
 ◆脂分の濃さ  ★★★★☆ (こってりの部類に入りますが、嫌味な脂分ではありません)
 ◆鯖の生臭さ  ★★★☆☆ (においますが、きつくはありません)
 ◆身の肉厚さ  ★★★★★ (身が大きく、がっつりさばを食べられます)
 ◆お買い得度  ★★★★☆ (味は今日イチ。価格がじゃっかん高めなのが残念)

わが御前の評価は第2位ですが、私の中では第1位ですね。

 ▲内容量   190g
 ▲購入価格  159円(税込、西友にて購入)
 ▲原材料   さば、食塩
 ▲原産国   日本

 ●エネルギー  302kcal/缶  159kcal/100g
 ●タンパク質  32.4g/缶   17.0g/100g
 ●脂質     14.3~26.0g/缶    6.5~13.7g/100g
 ●炭水化物   0.0g/缶    0.0g/100g
 ●食塩相当量  1.8g/缶    0.9g/100g

詳細は、「ニッスイ」のホームページへ・・・といいたいところですが、なぜか商品紹介にこの製品がありませんでした。
「ニッスイ」さんはこのサバ缶をあまり押してはいないようですね・・・。



3番目にいただいたのは、田原缶詰「ちょうした 鯖水煮」

 

田原缶詰は銚子にある缶詰会社で、「ちょうした」のブランドによる缶詰が有名です。
なかでもさんま蒲焼の缶詰は、田原缶詰が元祖とされています。
「ちょうした」とは、「銚子」の「わら」という意味だそうです。



「ちょうした」のサバはいかがなもんでしょう?
開缶すると、魚肉を覆う内容液。
液体は油膜で覆われていて、脂分が強そうな感じが目でわかります。



内容液を捨てると、サバの身が3.5切れほど入っていました。

NO PHOTO

皿に盛った画を取り忘れてしまいました!
他のサバの画像を使い回し・・・潔く非を認め、「ちょうした」のサバ水煮をレポートしましょう。
この水煮は、味付けがやや強い感じがしました。
魚肉の歯ごたえは普通といったところです。背骨は入っています。
私的評価は・・・・・・

 ◆サバの旨味  ★★☆☆☆ (サバの旨味はあまり印象に残りませんでした)
 ◆塩分の濃さ  ★★★★☆ (やや塩っぽいかも)
 ◆脂分の濃さ  ★★★★★ (かなり脂っぽいです。魚肉の旨味を消しているかも)
 ◆鯖の生臭さ  ★★★☆☆ (においますが、きつくはありません)
 ◆身の肉厚さ  ★★★☆☆ (大きくもなく、小さくもなく、といったところ)
 ◆お買い得度  ★★★☆☆ (店によっては安く買えますが、私は高いところで買ってしまいました)

やはり「ちょうした」の本領はサンマなのかもしれません。

 ▲内容量   150g
 ▲購入価格  162円(税込、イオンにて購入) (※BigAで103円で売っていました)
 ▲原材料   さば、食塩、野菜エキスパウダー
 ▲原産国   日本

 ●エネルギー  245kcal/缶  163kcal/100g
 ●タンパク質  23.7g/缶   15.8g/100g
 ●脂質     16.5g/缶   11.0g/100g
 ●炭水化物   0.2g/缶    0.1g/100g
 ●食塩相当量  1.5g/缶    1.0g/100g





4食目は、極洋「さば水煮」です。

 

キョクヨー(極洋)は、日本水産(ニッスイ)、マルハニチロにならぶ大手の水産会社です。
製品は業務用が多いためか、メディアに露出する機会が多くなく、知名度はいま一つかも。
缶詰は家庭用の製品も手がけており、今回いただく「さば水煮」もそのひとつです。



開缶すると、すでに魚肉が見えています。



内容液を除いた姿。液体によるカサ増しがないのは好感できますね。



大きなかたまりのサバ4つを皿に盛ります。
今日イチのボリュームです。
実食すると、味もなかなかバランスよく、すでに3食いただいた身の私でも、抵抗なく味わえました。

 ◆サバの旨味  ★★★★☆ (しっかりとしたサバの旨味を味わえます)
 ◆塩分の濃さ  ★★★★☆ (こちらはやや塩味がきいた製品です)
 ◆脂分の濃さ  ★★★★☆ (脂分もありますが、きつくはないです)
 ◆鯖の生臭さ  ★★★☆☆ (におうものの、正常の範囲内です)
 ◆身の肉厚さ  ★★★★★ (大きいです。内容液でカサ増ししていないのもGOOD)
 ◆お買い得度  ★★★★★ (コスパ良し。味もなかなかでお買い得)

わが御前イチオシのサバ缶。御前はこれをほぼ毎日夜に召し上がっているのだそうな。
私がいただいた中でもナンバー2の味、そして優れたコスパが、御前の歓心を得ているのかもしれませんね。

 ▲内容量   190g
 ▲購入価格  105円(税込、イオンにて購入)
 ▲原材料   さば、食塩
 ▲原産国   日本

 ●エネルギー  215~454kcal/缶  113~239kcal/100g
 ●タンパク質  31.9g/缶   16.8g/100g
 ●脂質     9.5~36.1g/缶   5.0~19.0g/100g
 ●炭水化物   0.2g/缶    0.1g/100g
 ●食塩相当量  1.7g/缶    0.9g/100g





胃袋もややきつくなる5缶目は、はごろもフーズ「さばで健康 水煮」です。

 

静岡の清水に本社があるはごろもフーズは、シーチキンで有名ですね。
さて、はごろもフーズ製のサバ水煮は、通常バージョンの製品もあるのですが、近所のスーパーに置いてありませんでした。
そのため、はごろもフーズだけ、やや「変化球」気味の製品を扱うことになってしまいました。
通常バージョンのサバ缶もいずれ入手して、レポートをしていく予定です。



開缶すると、内容液で魚肉が見えません。



中身はこんな具合。

NO PHOTO

やってしまいました!2度目の撮り忘れ。
早々に食べてしまったのでした。
口にすると・・・・・・旨味のないシーチキンを食べたような印象です。

 ◆サバの旨味  ★★☆☆☆ (サバの味はあまりを感じられませんでした)
 ◆塩分の濃さ  ★★★☆☆ (ある程度の味付けはなされていました)
 ◆脂分の濃さ  ★★★☆☆ (栄養価の割には脂分もなくはない印象を受けました)
 ◆鯖の生臭さ  ★★★★☆ (ニオイについても、サバが前面に出ていない感じがしました)
 ◆身の肉厚さ  ★★★☆☆ (サイズはいたって普通)
 ◆お買い得度  ★★☆☆☆ (コスパは並、といったところ)

5食目でそろそろサバに飽きが来るころなので、それが評価に影響を与えているのかもしれないですね。
コンディションの良い時に再挑戦しようと思います。

 ▲内容量   160g
 ▲購入価格  138円(税込、イオンにて購入)
 ▲原材料   さば、食塩
 ▲原産国   日本

 ●エネルギー  198kcal/缶  124kcal/100g
 ●タンパク質  26.6g/缶   16.7g/100g
 ●脂質     10.1g/缶   6.3g/100g
 ●炭水化物   0.2g/缶    0.1g/100g
 ●食塩相当量  1.8g/缶    1.1g/100g





サバを食べるのがきつくなってくる6食目は、宝幸「さば水煮」です。

 

水産品の加工製造が本業ですが、一時倒産し、日本ハムの完全子会社となって復興しています。
現在はフリーズドライ食品など非水産品の製品が主力となりつつありますが、今回は宝幸の本分ともいうべきものをいただきます。



開缶すると、内容液の下に魚肉を確認することができます。



内容液を除くと、4切れのサバが登場。
なかなかの大きさですが、少々身崩れしているようです。



皿に盛った水煮。
かなり脂っぽく、また塩分が控えめなせいか、サバのにおいが少し強く感じました。

 ◆サバの旨味  ★★★☆☆ (サバの味を感じられる一品です)
 ◆塩分の濃さ  ★★★☆☆ (★2.7くらいのやや薄味です)
 ◆脂分の濃さ  ★★★★★ (なかなかに脂っぽい。後味に影響するかもしれません)
 ◆鯖の生臭さ  ★★☆☆☆ (少々においます。脂が強いからでしょうか)
 ◆身の肉厚さ  ★★★★☆ (肉厚のサバが入ってます)
 ◆お買い得度  ★★★☆☆ (コスパはいいです)

価格は安いものの、そこそこクセがあるように感じました。
まぁ、サバ水煮自体クセのある食べ物のように思いますがね。

 ▲内容量   190g
 ▲購入価格  106円(税込、業務スーパーにて購入)
 ▲原材料   さば、食塩
 ▲原産国   日本

 ●エネルギー  339kcal/缶  178kcal/100g
 ●タンパク質  29.6g/缶   15.6g/100g
 ●脂質     24.5g/缶   12.9g/100g
 ●炭水化物   0.0g/缶    0.0g/100g
 ●食塩相当量  1.4g/缶    0.7g/100g





もうサバは食べたくない・・・が、残り1個のメーカー品なので無理して食べます。
この日最後のサバ缶は、マルハニチロ「さば水煮」です。



マルハニチロは、遠洋漁業の大手・マルハと北洋漁業の大手・ニチロが合併した会社で、水産加工業ではニッスイに並ぶ大手です。
マルハはもともと大洋漁業といい、野球の「大洋ホエールズ」のオーナー企業でした。



開缶すると、ひたひたに入っている内容液。



内容液を除くと、しっかりした肉厚のサバが現れました。



お皿に盛り、実食。
あれだけ水煮ば~~っかり食べた割には、スムーズに口に入れることができました。
味は濃いのですが、サバ自体がうまかったです。

 ◆サバの旨味  ★★★★☆ (サバのうま味がしっかり込められています)
 ◆塩分の濃さ  ★★★★☆ (塩味は普通よりもじゃっかん強めですが、決してしょっぱいものではありません)
 ◆脂分の濃さ  ★★★★☆ (脂分も濃く、全般的にサバが強めの一品です))
 ◆鯖の生臭さ  ★★★☆☆ (ニオイは普通といったところ)
 ◆身の肉厚さ  ★★★★☆ (身は肉厚ですが、内容液がやや多めか)
 ◆お買い得度  ★★★★☆ (コスパも悪くなく、味もいいのでおすすめ)

さすがは安定のマルハです。ふぅぅ。

 ▲内容量   190g
 ▲購入価格  138円(税込、西友にて購入)
 ▲原材料   さば、食塩
 ▲原産国   日本

 ●エネルギー  322kcal/缶  169kcal/100g
 ●タンパク質  27.3g/缶   14.4g/100g
 ●脂質     23.5g/缶   12.4g/100g
 ●炭水化物   0.3g/缶    0.2g/100g
 ●食塩相当量  1.9g/缶    1.0g/100g





午 後 1 時 0 0 分

こ の 日 の 食 べ く ら べ 終 了


最初は「15缶全部食ってやる!」と意気揚々と始めたこの企画。

キツイ。

気持ち悪い。

このまま私は横になり、この日の休日を棒に振ったのでした。


調査方法を再検討して、近日中に残りのサバ缶に挑む所存です。



「サバ水煮缶食べ比べコンプリート!」・第3話に続く。



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