那珂湊駅を出て、おさかなを食べに行くぞぉ~!
個性的な看板によれば、駅からは約800メートルほど。
看板どおりに歩いていくと、
魚屋と海鮮食堂が建ち並ぶ那珂湊おさかな市場に到着しました。
おさかな市場は、家族連れでいっぱい。
その多くが海産物をまとめ買いしています。
(むむっ、ここは漢一匹がやってくるようなところじゃなかったか?!)
函館山や小樽運河のようなムードのあるようなところでは決してありませんが、そういったところ以上に漢単独で来ることが場違いのように感じてしまったのです。
(そんなことはどうでもよい、ここに来た目的は海の幸で舌鼓を打つことだ)
そう思いつつも事前に店を調べてこなかった私。
「小さな旅」(NHK)、「黄金伝説」(テレ朝)で放映されたという貼り紙が掲げられていたお店を見て、とりあえず中に入りました。
中に入った「魚一」というお店。
お食事時から大きく外れた午後3時、店内はガラガラで食事をしようというのは私だけでした。
ここまで食事らしい食事をしてこなかった私。
まずは定食ものとしてマグロ刺身定食(1,500円)をオーダー。
さらに生ガキ(500円)もいただきます。
生ガキ、うまい!
そういえば女王様は生ガキが大好物だったな・・・LINEで飯テロをお見舞いしてやろう♪
マグロ刺身定食! うまい!
マグロは云うに及ばず、何の海藻かわからないですがお味噌汁もいいですねぇ。
香の物を除いて完食。
私の胃袋にはまだじゃっかんの余裕がありました。
そこで、サザエの壺焼き(800円)もオーダーします。
当時小学生だった私は、父とのドライブで房総半島へ。
この日は車酔いにヤラれ、また遊覧船の船酔いにもヤラれていて、体調があまりよろしくありませんでした。
そんな中で昼食に食べたのが、サザエの壺焼き。
漫画「ドラえもん」にて、のび太くんがサザエの壺焼きを美味しそうに食べるシーン・・・・・・当時の私には妙に印象に残っていて、
(サザエというのはとっても美味しいものなんだろう)
そう思って、はじめてのサザエを口にしたのでした。
(なんだ?! この焦げたような苦いものは?!)
私はそれ以来、サザエを口にすることはありませんでした。
あれから28年。
サザエの壺焼き!・・・うまい???
わが生涯2度目のサザエ。
小学校からはだいぶ長じ、焦げたような苦味の奥に潜んでいる旨みも感じられるようになりました。
壺焼きのおつゆを味わいつつ、着実に身をいただいていきます。しかし・・・
この緑色の部分って、食っていいのか・・・?
えらくにっが~いけど・・・。
お店の方に「これ食えるの?」なんて尋ねるのは失礼だし、恥ずかしいので、ここは女王様のお力を借ります。
『この緑色のところって、食えるの?』(&画像送信)
「肝だから食べれます・・・」
『苦いヨォ』
「それが美味しいの」
『俺には無理だ』
「なら食うな・・・」
『残します』
LINEでやりとりしながらも、私はサザエの肝を残すことにしたのです。
むむむ、さすがはサザエ・・・一筋縄ではいかないようですな。
サザエの壺焼きへのリベンジが果たせないまま、店を出ました。
まぁ、マグロがうまかったからいいでしょう。
電車でのひとり旅なので、買えるものも限られてしまいます。
持ち運びもでき、冷凍庫に入れなくともよい干物。
500円という値段に惹かれて、買ってしまったカレイ。
これらをお土産として、那珂湊おさかな市場を後にします。
那珂湊駅へ。
メディアの撮影はまだ続いていました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます