「第2王子の第2王子による第2王子のための金沢」、第2日目。
あの忌まわしき車中泊の前夜を含めば、たびは3日目に入ります。
この日の予定は・・・
・早朝、兼六園【特別名勝】を散策
・午前、近江町市場で朝ごはん or 昼ごはん
・ひがし茶屋街を散策
・金沢21世紀美術館で芸術鑑賞
・美術館近くのケーキ屋さんでおやつ?
・夕方、湯涌温泉の旅館へ
車中泊で思いのほかダメージを受けていた3人の旅人は、体調を回復することができたのでしょうか?
予定ではもう兼六園を歩き回っているころですが、我々はいまだホテルの客室の中。
私と女王様は起床するも、旅立ちから体調の悪かった第2王子はまだ起きられないもよう。
兼六園といえば、日本三名園のひとつに挙げられる、わが国最高峰の庭園。
そして、金沢を訪れた観光客が第一に訪れるであろう観光地。
時間がたつにつれ兼六園は混雑してくることは、想像に難くはありません。
我々が下した決断・・・兼六園をパス。
翌日以降、時間があれば行くということにしました。
休息時間を延長し、ようやく第2王子が起床。
まだまだ全快にはほど遠いかな・・・と思わせる様子でしたが、ホテルのチェックアウトの時刻まであと1時間ほどだったので、意を決してホテルを出ることとしました。
柏ナンバーのごついVOXYは、昨晩に続いてホテルの近くにあるコインパーキングに駐車。
手荷物はVOXYのトランクに置いていき、
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ホテルからわりと近くにある近江町市場へ。
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市場の入口には、涼やかな氷が置いてありました。
近江町市場は、「金沢の台所」とも呼ばれる市場。
朝ごはんをいまだ食べていなかった我々は市場を闊歩し、食べ歩きをすることに。
最初のお店は、清商店。
エビ、カニを専門的に商うお店です。
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水槽を泳ぐオニエビ、1尾800円。
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ざるにギッシリシマエビさん、こちらは1尾500円。
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ぴっちぴちのオニエビさんを・・・食らう!!!
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オニエビ♂・・・うまい!!
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オニエビ♀・・・うまい!!
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シマエビ♀、うまい!
オニエビは正式名をイバラモエビ(茨藻海老)といい、おもに北方の深海に生息しています。
地方によってはオニエビ(鬼海老)、サツキエビ(五月海老)、イバラエビ(茨海老)、北海道では「ゴジラエビ」などと呼ばれることも。
体長は15センチほどで、体の様々なところにトゲがあり、「茨」「鬼」などの呼び名につながっています。
日本では山陰沖から北海道にかけて見られますが、オニエビを主とする漁はありません。
他の魚介類の漁の際に混ざって捕獲されるだけなので、漁獲量は少なく「幻のエビ」と称されることもあるそうです。
シマエビは正式名をモロトゲアカエビ(諸棘赤海老)といいます。
体のしま模様から、市場や魚屋ではシマエビと呼ばれます。
シマエビも日本海などの北の海域で見られます。
生命力が強く、出荷先に送られた発泡スチロールの箱の中でもしばしば生き残っていて、塩水にもどすと元気に跳ねることもあるようです。
名前が似たやつで北海シマエビなるものもいます。
こちらの正式名は、ホッカイエビ(北海海老)。
シマエビが刺身で食べられるのに対し、北海シマエビはボイルされて出荷され、生で食されることはないようです。
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エビの中でもとびきり美味いとされるオニエビ、シマエビのお刺身を味わったあとは、お向かいの川木商店さんへ。
こちらはウナギ、ドジョウなどの川魚を主に扱っているようなので、
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どぜう蒲焼串、うまい!
どじょう掬いの聖地・安来で食べて以来のドジョウ。
1本150円の串を2本買い、淡白な旨味を味わったのでした。
近江町市場の入口付近に陣取る、近江町コロッケのお店。
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屋号はなんと世界の食品ダイヤモンドLⅡというそうな。
「Ⅱ」があるということで、「Ⅰ」も近江町のどこかにあるようなのですが、そんなことはどうでもよいこと。
女王様も気になっていた近江町コロッケをいただきます。
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何のコロッケか忘れちゃったけど・・・近江町コロッケ、いいんじゃないですか。
近江町市場の食べ歩きで、じつに楽しげな女王様と第2王子。
そういえば第2王子の顔に血色が戻ってきたような・・・行き先だった兼六園を切り捨てた甲斐があるものです。
午前10時30分、
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近江町食堂が開店しましたので、こちらで早いお昼ご飯をいただきます。
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前菜としてもずく酢と金時草の酢の物を・・・私は酸っぱい系の食べ物は苦手なので、ながめているだけ。
キンジソウ(金時草)は標準和名をスイゼンジナ(水前寺菜)といい、石川県ではキンジソウ(金時草)、愛知県ではシキブソウ(式部草)と呼ばれます。
葉の表面は深緑、裏面はあざやかな紫色をしていて金時芋のようにみえることからキンジソウ(金時草)と呼ばれるようになったといいます。
原産地は東南アジアであることから暑さに強く、夏の時季に盛んに生長し、旬を迎えます。
私とは味の好みが正反対の女王様は、もずく酢を喜んで召し上がります。
金時草の酢の物もお召し上がりになり、いたくお気に召したようです。
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私がオーダーしたのは、ぶりかま焼きの定食セット。
近江町でお食事となると海鮮丼、お寿司、お刺身といった生魚のイメージが強い中、あえての焼き魚です。
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ぶりかま焼き、うまいっ!
脂身が乗っていて美味なる頬肉、トロットロのコラーゲン豊かな目玉もまた美味し。
ぶりかまを文字通り骨の髄まで味わい尽くしました。
普段は早食いの私が、女王様と第2王子を待たせていました。
食後のデザート・・・
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フルーツ坂野の果物をいただき、近江町を後に。
昨晩泊まったホテルの近くに・・・
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この雀荘、絶対に某グループを意識してるよな・・・。
某エグなんとかの大ファンでもある女王様は、名称をパクっていることについて明白に憤慨しておられました。
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柏ナンバーのVOXYに乗り込み、お世話になったホテルインターゲート金沢さんを後にします。
次に向かうは、ひがし茶屋街です。
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