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鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

はるばる来たぜ函館

2017-01-26 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 6 日 ( 金 )

午 後 1 2 時 1 1 分

北 海 道 松 前 郡 松 前 町

道 の 駅 北 前 船 松 前





引き続き道の駅・北前船松前にて。

今後の行程をどうするか。
松前城の登城が思ったよりも早く終わってしまったことで、時間を持て余していました。

この日は函館で一泊の予定。
函館に行くのなら、やっぱり夜景は見てみたい。
当初の計画では、


松城停留所 14時30分発
函館バス 松前・木古内線 木古内駅前行き
16時00分着

道南いさりび鉄道 木古内駅 16時32分発
道南いさりび鉄道線 普通 函館行き
JR北海道 (H75)函館駅 17時31分着

*所要時間 3時間01分 (バス乗車時間 1時間30分  列車乗車時間 59分  待ち時間 32分)
*移動距離 97.1km(バス移動 55.9km  列車移動 41.2km)   *運賃 2,360円(バス運賃 1,250円  列車運賃 1,110円)


函館に到着するのが夕方、そのまま函館山に向かって夜景を見る予定でした。しかし・・・

「せっかく函館に行くのなら、函館の街も歩いてみたい」という考えが沸き起こり・・・
「早く函館に行きたい」と思うようになり・・・
「松前の散策は打ち切ろう」という結論に達しました。

そしてスマホさんで列車の時刻を検索したところ・・・


唐津停留所 12時40分発
函館バス 松前・木古内線 木古内駅前行き
14時10分着

JR北海道 木古内駅 14時24分発
北海道新幹線 はやぶさ13号 新函館北斗行き
(H70)新函館北斗駅 14時37分着

(H70)新函館北斗駅 14時47分発
[H]函館本線 快速 はこだてライナー 函館行き
(H75)函館駅 15時02分着

*所要時間 2時間22分 (バス乗車時間 1時間30分  列車乗車時間 28分  待ち時間 24分)
*移動距離 109.3km(バス移動 55.9km  列車移動 53.4km)   *運賃 2,560円(バス運賃 1,250円  列車運賃は北海道&東日本パス使用(不使用時 1,070円)  新幹線特急券 1,310円)


木古内駅での乗り換えがギリギリになってしまいますが、新幹線を使うとかなり早く到着することがわかりました。
そして今回は「北海道&東日本パス」を使っているので、新幹線には特急料金を支払うだけで乗車できます。



料金的にも大差がないこともあって、松前を早急に発つ決意が固まりました。

 

道の駅を出て、最寄りのバス停・唐津停留所へ。
ここで12時40分発 函館バス 木古内駅行きを待つこととしました。




午 後 1 2 時 4 0 分

木 古 内 駅 行 き の バ ス に 乗 車


木古内駅へ戻るバスに乗車。
今回も津軽海峡の景色を愉しむべく、進行方向右側の座席に着座しました。



相変わらずの佳景です。
道の駅での待ち時間で調べたところ、あの崖の先っちょに白神岬という北海道最南端の地点があるそうです。



松前の浜辺。多くのかもめが羽を休めていました。



白神岬が近づいてきました。



振り返ると、渡島大島(と思われる離島)はその姿が小さくなっていきます。





砂浜は少なくなり、荒々しい巌が目立つ海岸へ。
車内からの撮影のため、ときおり水平線が斜めになっています(^_^;)



白神岬展望広場を通過。
ここが北海道最南端・・・ということはなく、白神岬はもう少し先にあります。
ここはあくまで白神岬を展望する広場なのでしょうか。


実際の白神岬の撮影はうまくいかず、バスは隣町・福島町へ。





津軽海峡の佳景は程なく終わり・・・





バスは内陸の山中へ。




再び津軽海峡が見えてきたら、1時間半のバス旅もそろそろ終点。


時刻を見てみると・・・やはり木古内駅での乗り継ぎはギリギリになりそう。
引っかかる赤信号にやきもきしながらも、函館バスさんは定刻どおりに木古内駅前に到着しました。



【今回のバス乗車記録】

唐津停留所 12時40分発
函館バス 松前・木古内線 木古内駅前行き
6番のりば 14時10分着

*所要時間 1時間30分
*移動距離 55.9km   *運賃 1,250円




午 後 2 時 1 0 分

北 海 道 上 磯 郡 木 古 内 町

J R 木 古 内 駅 に 到 着




1時間半のバス乗車を経て、約5時間ぶりに木古内駅に到着しました。
ここでゆっくりしたいところですが、乗継時間がわずか14分。
この間に木古内・新函館北斗間の特定特急券を購入しなければなりません。
さらにこのバスプールは道南いさりび鉄道線寄りにあって、新幹線ホームまでは割と離れています



木古内駅で急遽購入した特定特急券
こいつと「北海道&東日本パス」を提示して、新幹線ホームへ。



今回乗車する電車は、北海道新幹線 はやぶさ13号 新函館北斗行きです。

 

またまた撮り鉄に失敗・・・方向幕でごまかしています(^_^;)
座席は、グリーン車(9号車)のすぐ後ろの8号車。ガラガラなので難なく席に座ることができました。




午 後 2 時 3 7 分

北 海 道 北 斗 市

J R 新 函 館 北 斗 駅 に 到 着




わずか1区間13分の新幹線旅は終わり、新函館北斗駅に到着しました。
ここで少しはゆっくりしたいところですが、そうは問屋が卸さない。



次の電車・函館本線 快速はこだてライナー 函館行きがすでにスタンバイしています。



駅名標を急いで撮影。



北海道名物?サッポロビール提供の駅名標も急いで撮影。
この駅名標は真新しいもののようで、私の知るものとは違いますなぁ~。いささか味がない。

 

私を函館へといざなうはこだてライナーのお姿をカメラに収め、慌ただしく出発しました。


・・・快速の次の普通列車(14時56分発)に乗ってもよかったんですけどね。


快速はこだてライナーの停車駅は、五稜郭駅と終点・函館駅。



五稜郭駅の駅名標・By サッポロビール。
サッポロビールの駅名標といえばやはりこの書体です(#^.^#)

なおこの五稜郭駅、あの五稜郭【国指定特別史跡】の近くにあるわけではなく、かなり離れています。
五稜郭に行くには、函館駅から市電で向かったほうがラクです。



そして15時02分。

 

旅行3日目、ついに函館駅に到着しました。
まったくありきたりな表現ながら、まさに「はるばる来たぜ~」と言いたくなります。


函館に到着したので、少しひと休み・・・せずに、まず向かったのは観光案内所
ここで函館市電の一日乗車券を購入しておきます。

係の女性はなぜかたどたどしい日本語です。
おそらくは中国系の方なのでしょう。
それはともかく、市電の一日乗車券はこの日ではなく翌日に使用するので、このまま手持ちのクリアファイルに収納しました。


函館駅の外へ。



観光客が多く、活気のある駅前。
2000年代に完成した駅舎はすっきりとしたフォルムで、観光都市・函館の玄関口にふさわしいと思います。



駅前の○| ̄|_orz
いちおう「OYAKO(親子)」という名前があるのだとか。
親子そろって土下座しているようにも見えてしまう私は、いささか心が病んでいるのでしょうか?



ひとまず予約した宿に向かうべく、駅前にある市電の停留場へと歩き出しました。



【今回の鉄道乗車記録】

JR北海道 木古内駅 12番線 14時24分発
北海道新幹線 はやぶさ13号 新函館北斗行き 10両
(H70)新函館北斗駅 12番線 14時37分着

(H70)新函館北斗駅 1番線 14時47分発
[H]函館本線 快速 はこだてライナー 函館行き 6両
(H75)函館駅 3番線 15時02分着

*所要時間 38分(乗車時間 28分  乗継時間 10分)
*移動距離 53.4km  *運賃 1,310円(乗車券は北海道&東日本パス使用(不使用時 1,070円)  新幹線特急券 1,310円)





団体列車で鎌倉へ

2016-11-30 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 1 1 月 1 2 日 ( 土 )

午 前 7 時 1 1 分

千 葉 県 柏 市

J R 柏 駅 東 口



ひさびさの完全私的旅
今回は少しだけ足を延ばして、古都・鎌倉を歩きます。


旅立ちはJR柏駅から。



総武線住民の私が、なぜ常磐線の柏駅にいるのか。
傍らの方が常磐線住民であるのも理由のひとつですが・・・
この日の交通手段はただの列車ではなく、団体列車。
仕事上お世話になっているS女史より、組合が主催するツアーの枠をいただいたことにより、団体列車に乗れることになったのです。



この日の団体ツアーの行程は・・・
  7時50分ごろ JR柏駅を出発。
  9時30分ごろ JR鎌倉駅に到着、以後自由行動。
  16時45分ごろ JR鎌倉駅に集合。
  17時15分ごろ JR鎌倉駅を出発。
  19時00分ごろ JR柏駅に到着、ツアー終了。
そしてツアー料金は、組合が主催するということもあり、往復2,000円と、破格の安さになっています。
・・・・・・もっとも、私にとっては柏を経由するよりも、電車一本の総武線で行った方が安かったのですけどね。
しかし団体列車に乗れる機会は滅多にないので、まぁいいでしょう(^^♪



団体職員氏による点呼、そしてツアーの説明が終わり、いよいよ出発。
切符は・・・・・・ありません。
そして改札口は通りません。
掃除のおじちゃんたちが通る通用口・・・銀色の柵が開き、ここから団体職員氏について進みます。

・・・・・・つまりは、団体職員氏の群れから離れてしまった瞬間、無賃乗車と認定されてしまうのです!!
こういった団体列車特有の危険を意識しながらも、団体列車の入線を待っていました。



JR柏駅3番線ホーム。通常は上りの快速電車が入線します。



このホームに、我々を鎌倉へといざなう団体列車は入線します。
発車標には団体 PARTYの赤い文字が表示されています。
私がこのブログ用に発車標を撮影すると、PARTYの表示に、「鉄の者」ではないであろう皆さんが食いついていました。



午 前 7 時 5 0 分

J R 柏 駅 を 出 発


発車の約2分前、柏駅3番線ホームに185系電車が入線してきました。
我々はあらかじめ指定された席に着席。
おやおや、S女史ご夫婦、同僚のO氏と「パル」カップルの隣りですなぁ。


団体列車は定刻どおり柏駅を出発しました。
するとさっそく、Sさんの旦那様からチューハイの差し入れです(^_^;)
傍らの方の分までくださいましたが、傍らの方は酒が飲めません。
私は朝っぱらからチューハイ2缶を空けることになりました。



列車はひとまず常磐線快速電車のレールを進んでいくようです。
よって各駅停車しか停まらない南柏、北小金、新松戸、馬橋、北松戸は当然通過。
そして常磐線の電車ではあり得ない、松戸駅、北千住駅も通過です。

こうしてスムーズに鎌倉まで進むものかと思っていましたが、意外にも南千住駅あたりでノロノロ運転を始めます。

よくよく考えれば、団体列車は運行ダイヤ上通常列車に劣後するものでした。
通常のダイヤの空いているところをぬって運行されているものですから、途中駅での停車やら減速やらは致し方ないのです。



発車から約30分後の8時21分、列車は上野駅に入りました。
列車は上野駅で停車。これも通常の列車を先に行かせるための調整だな・・・。


しかし、いつまで経っても列車が動く気配がない!



別の座席の淑女がチーバくんを折って、列車の発車を待っています。

私『あのチーバくん、何匹できるだろうね?』
か「6チーバくらいじゃない?」
私『じゃあ俺は8チーバかな』

こんなたわいもない話をしながら、列車の発車を待っていましたが、列車はまったく動きません。
スマホさんで運行状況を確認すると・・・

保土ヶ谷駅で人身事故。

2015年の花火のときといい、神奈川に行くと毎回鉄道の運航トラブルにヤラれています(?_?)
今回の団体列車の目的地・鎌倉も、保土ヶ谷も同じ横須賀線
人身事故によって、まさに行く手を阻まれてしまったことになります。
さらに団体列車なので、進行ルートの変更もできず、かといって下車することもできません。
団体列車を下りたところで、我々は無賃乗車の認定を受けてしまいます。
そもそも列車の扉も開かないので、まさに進退窮まった状況です。


上野駅から一向に発車しない状況に、組合の方も「何とかしなければ・・・」と考えたのでしょう。
急遽じゃんけん大会が始まりました。
私は面倒に思ったので、わざと後出しで負けたのですが、ここで「パル」ちゃんが妙な強運を発揮し勝ち残ったのです。
賞品は「マクドの食事券」500円分でした。

発車を待つ間に、私はチューハイ2缶を空けてしまいました。
すると旦那様、さらにチューハイを差し入れてくださいます。
鎌倉に着く前にチューハイ3缶はまずいだろう・・・とは思いながらも、プシューと缶を開けました。



上野駅で停車してから約1時間後の9時14分、列車はようやく動き始めました。



列車は上野東京ラインのレールを走り、秋葉原へ。
眼下に見えるはたぶん北陸新幹線かな。



9時19分、東京駅を通過。ここからは東海道線を通るようです。



多摩川を渡り、ようやく神奈川県へ。
先ほどの停滞がうそであったかのように、列車は順調に進んでいきました。

戸塚駅を通過し、列車は横須賀線に入ります。




午 前 1 0 時 3 7 分

J R 鎌 倉 駅 に 到 着




定刻より遅れること1時間以上、チューハイ3缶を飲み干し、



ようやく列車を下りることを許されました。



鎌倉駅の裏口?から外へ。

ここから江ノ島方面へ向かうというS夫妻、OPペアとは別れ、我々は鶴岡八幡宮方面へ歩き出しました。



ちなみに・・・5チーバでした。



【今回の乗車記録】

JR東日本 [JJ07]柏駅 3番線 7時50分発
[JJ]常磐線 団体 上野東京ライン・東海道線・横須賀線経由 鎌倉行き 10両
[JO07]鎌倉駅 2番線 10時37分着(遅れ1時間以上)

*移動時間 2時間47分
*移動距離 83.7km   *運賃 団体料金 1,000円(通常IC運賃 1,414円)





上陸!試される大地

2016-11-22 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 6 日 ( 金 )

午 前 5 時 2 6 分

J R 青 森 駅



この日は早朝5時にホテルをチェックアウト。



早々に青森を発ちます。
めざすは試される大地・北海道。
そして北海道最初の目的地は、北海道唯一の近世城郭・松前城【国指定史跡】です。


北海道へ上陸するには、青森駅の隣り・新青森駅から北海道新幹線に乗って、一気に上陸することができます。
このルートで進むと・・・


JR東日本 青森駅 4番線 5時45分発
奥羽本線 普通 弘前行き
新青森駅 2番線 5時49分着

JR北海道 新青森駅 12番線 6時32分発
北海道新幹線 はやて91号 新函館北斗行き
木古内駅 12番線 7時24分着

*所要時間 1時間39分 (乗車時間 56分  待ち時間 43分)
*移動距離 117.2km   *運賃 2,800円(乗車券は北海道&東日本パス使用(不使用の場合は2,160円) 特急券:2,800円(通常期料金))


これが最速の上陸ルートですが、新青森で43分もの待ち時間が生じる上に、この日最初の目的地への拠点・木古内駅の到着時刻が早すぎます。
「低予算」をモットーとしている我が城攻め旅にとっては、特急料金の支出もできるだけおさえたいところです。そこで・・・



津軽線で津軽半島をちまちま北上して、途中から北海道新幹線に乗り換えるルートで上陸を図ることとしました。


こうなると発車時刻の6時15分まで、時間がだいぶ余ってしまいます。
お食事は・・・開店している店が見当たらなかったので、青森駅構内を散策。



コンコースから望む青森ベイブリッジ
橋げたの下にある工場のような屋根の建物は、A-FACTORY(エー・ファクトリーという商業施設だそうです。



1番線に停車していた青い森鉄道線701系車両。なんともゆる~いラッピングデザインです。
もちろんこれには乗りません。



青い森鉄道線が乗り入れる1番線は、レールが駅構内で行き止まりとなっています。



同じく2番線も行き止まり。
ですがJR線の乗り入れる3番線以降のレールは、駅構内では終わらず先に伸びています。



5番線・6番線ホームへ。
青森らしく、機器がリンゴに入っているようですね。



青森ベイブリッジの方向にプラットホームを進むと、「連絡船↑」の表示が残っています。
青函トンネルが開通する前は、本州と北海道を青函連絡船が結んでいました。
旅客も貨物も連絡船が担っていたゆえに、青森駅は青森港のそばにでき、レールは青森駅を通り過ぎて青森港まで伸びていました。
そして鉄道のレールは、各方向から青森駅に収束するような形で敷かれ、さらに青森港へと続いたのでした。
対岸の函館駅や、瀬戸大橋が開通する前に拠点となっていた高松駅でも、レールが収束するような構造になっています。



連絡船の名残り・その弐。コンコースからかなり離れたところにあります。
長い車両の列車が入線しない現在の青森駅にとっては無用の長物ともいえそうですが、いまなお現役です。
連絡船がなくなったため、青森港方向の表示は黒塗りになっています。


青森駅の散策はこのくらいにして・・・



この日最初の電車は、6時15分発 津軽線 普通電車 蟹田行きです。



車両はE701系電車
ロングシートの通勤型車両なので、座席に座ってしまうと車窓を楽しむのは難しいです。
よってここでは敢えてお立ちで乗車しました。




午 前 6 時 1 5 分

青 森 駅 を 出 発


電車は定刻どおり発車。
通勤よりは通学の高校生が多い印象を受けます。
津軽線は津軽半島の東岸を北上するローカル路線ですが、意外にも車両は3両、そしてお立ちの人もいます。

最初は青森の市街地を走っていきます。



青森駅を出て最初の駅は、油川駅
このあたりは青森の住宅街が続いています。
しかし油川駅を出ると、



西側では建物は見えなくなり、おなじみの風景が広がります。
この日の田園風景も美しいです。
向こうに見える高架は、この年開通したばかりの北海道新幹線です。



6時27分、津軽宮田駅に到着。
駅の東側にはお寺さんがあるのか、目の前はお墓・・・。

そういえば津軽線の各駅は、駅名標が独特です。
八戸線のときもそうだったように、津軽線にも路線オリジナルの駅名標があるようです。

津軽線は地図で見ると陸奥湾のすぐ近くを通っているのですが、海と津軽線との間に宅地が広がっていて、なかなか海を見ることはできません。



奥内左堰(ひだりせき)後潟(うしろがた)、そして6時41分 中沢駅



6時46分 蓬田(よもぎた)に到達。
いまだ陸奥湾はよく見えません。


郷沢駅瀬辺地駅を過ぎてようやく・・・



陸奥湾が見え始めました!



電車と海との間に建物はなくなり、おだやかな陸奥湾に沿って進みます。が、それもつかの間。



6時58分、終点・蟹田駅に到着しました。



蟹田駅で乗り換えて、さらに津軽半島を北上します。
今度の列車は、7時07分発 津軽線 普通列車 三厩(みんまや)行きです。



今度の車両はキハ40系気動車で、車窓の楽しめる座席配置になっています。

出発時刻まで時間はありませんが、蟹田駅構内をできるだけ散策。



蟹田駅の駅舎。
それほど大きくはない駅舎に、木製の駅名標がとてもいい感じです。
旅情、「遠くに来たな~」という感覚を呼び起こしてくれます。



「蟹田ってのは風の町だね」
太宰治の小説「津軽」からの一節をモニュメントにしちゃったものが、ホームに立っています。
「津軽」は、太宰が自身の故郷である津軽を旅して著した紀行文のような内容なので、この「蟹田ってのは~」は太宰自身の言葉と考えられています。
しかしこの部分をよく読むと、

「その前日には西風が強く吹いて、N君の家の戸障子をゆすぶり、『蟹田つてのは、風の町だね。』と私は、れいの独り合点の卓説を吐いたりなどしてゐたものだが、けふの蟹田町は、前夜の私の暴論を忍び笑ふかのやうな、おだやかな上天気である。そよとの風も無い

・・・とあるのです。これはどちらかといえば、「蟹田ってのは、風の町じゃないね」とも読めるのです。
その後太宰たちは、蟹田にある観瀾山(かんらんやま)公園で郷土の人士と花見をするのですが、ここで文学談義が始まり、酒の回った太宰は当時「小説の神様」とも呼ばれていた志賀直哉を批判しまくったそうです。

「『・・・しかし、君たちは、僕を前に置きながら、僕の作品に就いて一言も言つてくれないのは、ひどいぢやないか。』私は笑ひながら本音を吐いた」

これが太宰の本心だったのかもしれませんが、この蟹田の記述が太宰と志賀との確執のもとになったといわれています。



蟹田駅のスタンプも、「蟹田ってのは風の町だね」。
それよりも「ニューヨーク、ローマと結ぶ町」という文言が気になりました。
温暖な気候のイメージがあるローマって、じつはかなり北に位置しているんですねぇ。




午 前 7 時 0 7 分

青 森 県 東 津 軽 郡 外 ヶ 浜 町

J R 蟹 田 駅 を 出 発


蟹田駅を出ると、津軽線は海から離れていきます。



しばらくは田園地帯を進んでいきます。



蟹田駅のお隣、中小国駅です。
新幹線が開通する前は、この駅が海峡線(津軽海峡線)の分岐駅でした。



中小国の次、大平(おおだい)を過ぎると、



次第に森が迫ってきて、







「青い森の県」の名のとおり、青い森の中を進んでいきます。



青い森を抜けるとほどなく、



7時32分、津軽二股駅に到着。ここで下車します。



列車は私(と男2人)を下ろし、竜飛崎の方へと消えていきました。


津軽二股駅の全貌・・・



なんとプラットホームだけ。駅舎はおろか、待合小屋もベンチもありません。



これが津軽二股駅の入口。きわめてシンプル。
津軽線の線路の先にある通路は、海峡線(津軽海峡線)津軽今別駅へ続いていました。
通路の上側に見える架線は、海峡線のものです。
現在は、北海道新幹線が開業したため、津軽今別駅は廃駅となり、通路も閉鎖されています。

架線のさらに上側に、北海道新幹線の高架が通っています。

 

津軽二股駅からの通路、現在はこのとおり。
たいそう高いところにある通路を経由して、奥津軽いまべつ駅に続いています。



津軽二股駅に隣接している道の駅いまべつの中にある時刻表。
蟹田から三厩までの本数は、なんと1日5本!
私が下車した7時31分発の列車の次は、なんと12時09分までありません!!
みうらじゅん氏のいうところの「地獄表」ですね。
(氏によると、落ちたら出られない地獄のように、本数が少ない時刻表のことを「地獄表」と呼んでいるそうです)

・・・この旅では、これをも上回る地獄表を何度も見ることになります。



奥津軽いまべつ駅の正面。
開業したばかりの新しい駅舎は、楼閣のごとき高さを誇ります。



ホームに向かう通路へは、115段もの階段を上る必要があります。
私は当然、エレベーターを使います。



なかなかの見晴らしです。
駅前には閑散としていて・・・なんてレベルではなく、森の中に大きな駅がポツンとあるような印象です。



先ほどまで乗車していたJR津軽線のレールです。
津軽二股駅のホーム、旧津軽今別駅の連絡通路の様子がよくわかります。
津軽二股駅に隣接している建物が道の駅いまべつで、「アスクル」という施設もあります。事務用品は売っていませんよ~(^^)



こんどは反対側。
海峡線の保守基地が見渡せます。
北海道新幹線のレールもわずかに見えます。


連絡通路を通り、新幹線ホームへ入ります。



乗車する電車は、北海道新幹線「はやて93号」 新函館北斗行きです。
新幹線ということで、通常は乗車券特急券が必要になります。
しかし今回は、



北海道&東日本パスが乗車券の代わりとなります。
北海道&東日本パスでは新幹線に乗れないのが原則。
しかし出発駅と到着駅が双方とも新青森駅・新函館北斗駅の間にある場合は、北海道&東日本パスが乗車券の役割をなし、さらに特定特急券を購入すれば、新幹線に乗車できるのです。
今回は出発駅が奥津軽いまべつ駅、到着駅が木古内駅で、双方とも新青森駅・新函館北斗駅の間にあります。



この日までわが財布の中でおとなしくしていた、奥津軽いまべつ・木古内間の特定特急券を使う時がきました。
特定特急券とは、特別料金で乗車できる特急券のことです。・・・なんのこっちゃ???

東北・北海道新幹線は、「やまびこ」「はやて」「はやぶさ」の3つの車両が存在します。
・・・ああ、そういえば「なすの」もいましたね(^_^;)
このうち「はやて」「はやぶさ」は全車指定席なので、この2つに乗車するには必然的に指定席料金を支払う必要があります。
そして盛岡駅以北には、「はやて」「はやぶさ」しか運行していないので、盛岡駅以北に新幹線で行くには、必然的に指定席料金が発生してしまいます。
しかし盛岡駅以北の新幹線車両は、基本的にガラガラなので、この区間だけの乗客に指定席料金を強いるのはどうかなぁ~という考えが至極当然に生じることでしょう。
そこで、出発駅と到着駅がそれぞれ(1)盛岡駅・新青森駅間にある場合、(2)新青森駅・新函館北斗駅間にある場合に、指定席料金のかからない特急券を販売しているのです。

特定特急券で乗車する場合、グリーン席とグランクラス席以外の席ならばどこでも着席することができます。
ただし優先度は指定席券の乗客に劣後するすなわち座った席に指定席の乗客がやってきたら、席をどかなければならないわけです。
満席になっていたら、当然ながらお立ちとなります。滅多にないでしょうが。


長々と説明しましたが、発車までまだ時間があるので、スタンプを確実に回収します。

 

奥津軽いまべつ駅のスタンプはふたつ。
ひとつは「荒馬の里」・・・今別町の荒馬祭りをもとにしたスタンプのようです。
もうひとつは「日本一小さい新幹線のまち」
今別町は人口が3,000人未満と、たしかに「小さい新幹線のまち」と言えそうです・・・いや「まち」より「むら」かな?




駅の中には食事できそうなところはなかったので、新函館北斗行きの電車が入線する12番線へ下り立ちます。
ホームは人の気がほとんどなく閑散としています。やはり「日本一小さい新幹線のまち」の駅です。
そして利用者は少ないと想定されているのか、ホームがかなり狭いです。
ホームドアがなかったら転落事故が起きそうなくらい、新幹線の駅にしてはホームがかなり狭かったです。

 

奥津軽いまべつ駅の駅名標。
この駅は青森県内にあるのですが、JR北海道が運営しています。




午 前 8 時 1 1 分

は や て 9 3 号 が 入 線


当サイトの城攻め旅では初の新幹線乗車です!
というわけで、記念すべき最初の新幹線撮り鉄に挑戦・・・

  

新幹線E5系電車・・・あまりうまくいきませんでしたなぁ。



今回は新幹線の後方寄り・3号車に乗り込みました。
ご覧のとおり席はガラガラ、おそらく席を奪いに来る指定席の乗客はいないでしょう・・・いたとしてもお立ちの状況にはならないはずです。




午 前 8 時 1 3 分

は や て 9 3 号 発 車


奥津軽いまべつ駅を発ち、次の停車駅は木古内
この旅3日目にして、ついに本州を脱出します。





津軽半島の青い森の光景が流れていくようにはやて93号は進み、乗車して数分で車掌氏がアナウンスを始めました。
本州脱出の大イベント・青函トンネルに入ります。

青函トンネルは、いうまでもなく日本最長のトンネル。
その長さは53.85kmで、世界一長い海底トンネルであり、また世界一深い海底にあるトンネルでもあります。
新幹線が青函トンネルを通過するのには、約25分かかるそうです。

車掌氏が青函トンネルの紹介をし終わり、



「列車は、只今青函トンネルに入りました」
残念ながらトンネルに入った瞬間の画がうまく撮れず、LEDパネルの「只今青函トンネルに入りました。」も撮れずじまい。
これからの約25分間は、車窓はトンネルの照明しか見えないので、ちょうどやってきた車内販売のおねいさんより、朝食をお買い上げ。

 

津軽雪国海鮮ずし! うまい!・・・けど、ちょっと少ないかな。
それでも、カニ、紅鮭、イクラ、そしてウニが端正に配されていて、そのどれもが美味かったです。
とくにウニに関しては久しぶりにおいしいウニをいただくことができました。





「みなさま、北海道へようこそ」
たぶんマニュアルに載っているであろう、車掌氏の名文句とともに、ついに「試される大地」が私の前に現れました!
景色は・・・津軽半島とそれほど変わらないかな。
そう思いながらも新幹線はすばやく北海道最初の駅・木古内へ。




午 前 8 時 4 9 分

北 海 道 上 磯 郡 木 古 内 町

は や て 9 3 号 、 木 古 内 駅 へ


 

はやて93号は定刻どおり木古内駅へ。
私と何人かの乗客を下ろし、函館方面へと消えていきました。



大谷翔平なんらかのゆるキャラに見送られ、



木古内駅の外へ。
初めて北の大地に足をつけた瞬間でもありました。



【今回の乗車記録】

JR東日本 青森駅 6番線 6時15分発
津軽線 普通 蟹田行き 3両
2番線 6時58分着

蟹田駅 3番線 7時07分発
津軽線 普通 三厩行き 2両
津軽二股駅 7時32分着

JR北海道 奥津軽いまべつ駅 12番線 8時13分発
北海道新幹線 はやて93号 新函館北斗行き 10両
木古内駅 12番線 8時49分着

*所要時間 2時間34分(移動時間 1時間44分  待ち時間 50分)
*移動距離 121.4km   *運賃 1,490円(乗車券は北海道&東日本パス使用(不使用の場合は2,420円)  特急券 1,490円)





青森で一泊!

2016-11-13 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 5 日 ( 木 )

午 後 5 時 0 9 分

青 森 県 弘 前 市

弘 前 市 文 化 セ ン タ ー 前



約2時間かけて回った弘前城【国指定史跡】を退出し、



弘前市文化センター前に立つ津軽為信公像に別れを告げ、この日最後の移動が始まります。



文化センターとは道を挟んで向かいに立つ文化センター前バス停
ひとまずは弘前駅に戻ります。



17時09分、弘前駅に向かう100円バスがやってきました。
行きはリンゴまみれの車両でしたが、帰りはごく普通の弘南バスさんです。




バスは順調に駅前へ。



17時22分、ほぼ定刻どおりに弘前駅前バスプールに到着しました。


【今回のバス乗車記録】

文化センター前バス停 17時09分発
弘南バス 土手町循環バス
弘前駅前 6番のりば 17時22分着

*乗車時間 13分  *運賃 100円(*^_^*)




午 後 5 時 2 3 分

J R 弘 前 駅



弘前から向かうは、予約したホテルのある青森。
青森行きの電車の発車時刻までは時間があったので、夕食を弘前で済ませてしまおうと思い、駅前をうろつきました。
しかし、「津軽にやって来たぞ~!!」というような食事をしたかった私は、ここぞといった店を探すことはできず、



駅そばで妥協・・・いつものパターンです(^_^;)
弘前駅構内にある「そば処 こぎん」へ。

とりあえず初めての店で注文する天ぷらそばの食券を購入。
値段は・・・460円、駅そばにしてはやや高いですなぁ。
これは多少はうまいそばが出てくるのでしょう。
そう思って待ちますと・・・



なんか普通のそば・・・かな?
関東で食べる駅のそばとはちがうかな・・・?

このそばを食べた当時は、この程度の感想しか出てきませんでした。
しかし後日この店を調べてみると、供されたそばは津軽そばというものだったことがわかりました。


津軽そばは、その名のとおり津軽地方の郷土料理のそば。
つなぎに小麦粉を用いるのではなく、呉汁という大豆をペースト状にしたもの()を味噌汁に加えてできた汁を用います。
呉汁をそばがきに混ぜて生地を作り、その生地をねかせて熟成させてから、そばを打ちます。
手間のかかる製法から、戦後には消滅してしまったようですが、平成に入って製法が研究され復活したそうです。



何気なく食べた駅そばが、じつは探していた郷土料理だったのでした。
もう少し味わっていただけばよかったです。




「こぎん」の脇に立っている弘前ね【国指定重要無形民俗文化財】のミニチュア。
弘前のねぷたは、勇壮な武者が描かれた扇形の山車燈籠を引いて街を練り歩きます。

ちなみに呼び名の「ねた」と「ねた」で違いがあるかというと、そういうことはないようです。
ただ弘前を中心とした津軽地方は「ねた」、弘前から離れた青森地方や北津軽地方では「ねた」と呼ばれることが多いようです。


あとは、忘れちゃいけない駅スタンプの回収。

 

スタンプはふたつ。
まずは「お城と桜の古雅(こが)の街・奥羽本線弘前駅」
弘前城の桜をモチーフにした王道ともいうべきスタンプですね。
もうひとつは「リゾートしらかみ・弘前駅」
わざわざ?弘前駅まで乗り入れるリゾートしらかみの3つの車両が絵柄になっています。



こうして弘前駅で時間をつぶし、電車を待ちます。



乗車する電車は、18時16分発 奥羽本線 普通電車 青森行き



1番線ホームに下り立つと、始発の電車はすでに入線していました。
駅名標に表示がある弘前駅の隣駅・撫牛子(ないじょうし)駅はかなりの難読駅ですね。



通勤型の車両・E701系
座席はロングシートで、さらに乗客にはお立ちの方も出るなど、車窓を楽しむには全くの不利な情勢。
ここはおとなしく眠るに限ります。




午 後 6 時 5 8 分

青 森 駅 に 到 着




えらい記述があっさりしていますが、青森駅に到着しました。



改札内コンコースから外を眺めると、青森ベイブリッジがライトアップされています。
橋の向こうには青森港の灯りがちらちら。
青森駅が海のそばに建っているのがよくわかります。



改札を出て、みどりの窓口で駅スタンプを回収。



JR東日本のシマのはずのみどりの窓口に、青い森鉄道のスタンプが置いてあります。
青森駅のスタンプの絵柄は「ねぶた祭り」。まさに王道です。



青森駅の隣り・筒井駅
絵柄はなぜかボート競技・・・なぜでしょう???
筒井駅は青森県の進学校・県立青森高校の最寄駅で、筒井駅の副駅名は「青森高校前」
青森高校はいちおうボート競技の強豪校らしいです・・・が、このこととスタンプの絵柄に関係があるかは不明です。



筒井駅の隣り・東青森駅・・・???
背景の山はおそらく八甲田山だと思われますが、この人は・・・マタギ???(秋田の山奥の猟師)
調べたところ、「八甲田山と後藤房之助伍長銅像」だそうな。
後藤房之助伍長は、「死の行軍」といわれた八甲田山雪中行軍の数少ない生存者です。



最後に、東青森の隣り・小柳駅
これはわかります、カーリング競技
競技チームの「チーム青森」をモチーフとしているのでしょう。



【今回の乗車記録】

JR東日本 弘前駅 1番線 18時16分発
奥羽本線 普通 青森行き 3両
青森駅 3番線 18時58分着

*所要時間 42分
*移動距離 37.4km   *運賃 北海道&東日本パス使用(不使用の場合は670円)



青森駅を出ました。



駅舎前のロータリーから「駅前銀座」なる通り?をショートカットすると、



見えました!
本日宿泊の東横イン!・・・・・・の隣りのホテル。
じゃらんで、2,500円という破格の安さに惹かれて予約をしたホテルです。


今回も実名を出しています・・・設備は古かったもののあまり不満はありませんでした・・・が、



なぜかツインルーム!
しかもベッドを無理矢理もう1台置いたような感じです。



今は亡き羽田東急ホテルの4人部屋を思い出すのは、私だけじゃないでしょう。
しかし私はいちおうツインルーム(笑)のシングル使用ということになります。



ひとまず・・・青森で、一泊!!





リゾートしらかみ「橅」

2016-11-01 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 5 日 ( 木 )

午 後 1 時 4 3 分

青 森 駅 1 番 線 ホ ー ム



八戸からこの日最初の乗り鉄で、かつてのJR東北本線の終点・青森駅に到達しました。



現在は青い森鉄道線の終点となっている青森。
この日の宿は青森駅のすぐ近くに宿をとっていますが、この時は立ち寄らずこのまま弘前をめざします。

次に乗車する電車は事前に調べたところによれば、14時05分発 奥羽本線 普通電車 弘前行きです。
弘前には14時45分に到着予定ということで、後にひかえる弘前城【国指定史跡】の登城を満喫するにはギリギリのタイムスケジュールとなります。



・・・・・・時はさかのぼること1時間半前、八戸にて。

 

八戸駅前の「味まる」さんで舌鼓を打ちつつ、弘前までのアクセスをスマホさんで確認すると、弘前駅 14時25分着という結果が出てきました。
よく見てみると、臨時快速「リゾートしらかみ」を使えば、予定より20分早く到着するのです。



「味まる」を出た私は迅速に八戸駅に駆け込み、



指定席券(320円)を購入。20分の時間を金で買ったのでした。





こういうわけで今度の列車は、13時51分発 奥羽本線 快速列車「リゾートしらかみ4号」 五能線経由 秋田行きです。

その名のとおり、世界遺産・白神山地への観光列車です。
ルートはなかなか変わっていて、青森駅を発つと弘前駅まで進み、ここで1回目の折り返し(方向転換)
次に弘前から2駅の川部駅まで進み、2回目の折り返し
列車はこのまま五能線に入り、日本海の絶景を眺めつつ、白神山地のふもとを通り、五能線の終点・東能代駅へ。
3回目の折り返しをして再び奥羽本線に入り、終点・秋田駅へと向かいます。

・・・とダラダラ述べましたが、私が乗車するのは五能線にも入らない弘前駅止まりです。



「リゾートしらかみ」が待つ4番線。駅名標はJR東日本仕様のものです。



すでに入線しているHB-E300系「リゾートしらかみ・(ぶな)編成」
平成28年7月にデビューしたばかりの新型ハイブリッド気動車です。



私にあてがわれた指定席は、B室 2号車5番A席。「B室」って何だ??



「B室」のことは置いといて、とりあえず2号車に入ってみると・・・これ個室じゃねぇのか???
不安になったので、乗務員が詰めている隣りの1号車に行ってみました。



1号車の様子。このような座席を想像していたのですが・・・
指定席券を呈示して乗務員に聞いてみると、指定席券で予約されている席は確かに先ほどの個室のような車両だというのです。
「B室」とは「ボックスシート」という意味なのだとか。



「リゾートしらかみ乗車記念」のスタンプがあったので、ここでゲットしておきました。
車体と同じく緑色のインクですね。

乗務員に確認したので、私の指定席へ。



漢の一人旅には広すぎる、4人掛けのボックスシート。
進行方向右側の大きな窓は、五能線が見せる雄大な日本海((C)よね先生)を余すところなく愉しめそうです。



ボックスシートに備え付けてある灯りは、秋田の伝統工芸・曲げわっぱを使用しているのでしょうか。

それにしても八戸駅のみどりの窓口さん、ヘンなところで頑張ってくれちゃいました。
でも・・・・・・うれしいぞ。




午 後 1 時 5 1 分

リ ゾ ー ト し ら か み 発 車


このブログの旅日記史上最も快適な列車旅がスタートしました。

弘前までに停車する駅は、青森の隣り・新青森駅のみです。



地上にあるしがない奥羽本線ホームの向こうに見えるのは、新幹線ホームが入っている駅舎。
いうまでもなく東北新幹線の終点駅、かつ北海道新幹線の起点駅であります。

新青森で新幹線からの乗客を収容し、リゾートしらかみ4号はノンストップで弘前に向かいます。




青森県西部・津軽地方は津軽平野が広がる豊かな農作地帯。







田園地帯を進み、ついに・・・



津軽のシンボル「お岩木山」が見えてきました。



「お岩木山」「津軽富士」とも呼ばれる岩木山
標高は1,625メートルで、青森県の最高峰であります。
平坦な津軽平野にただ一つとしてそびえる姿は、青森出身の文豪・太宰治が小説「津軽」でこのように著しています。



「『や! 富士。いいなあ。』と私は叫んだ。富士ではなかつた。津軽富士と呼ばれてゐる一千六百二十五メートルの岩木山が、満目の水田の尽きるところに、ふはりと浮んでゐる」



「実際、軽く浮んでゐる感じなのである。」



「したたるほど真蒼で、富士山よりもつと女らしく・・・」



十二単衣(じゅうにひとえ)の裾を、銀杏の葉をさかさに立てたやうにぱらりとひらいて左右の均斉も正しく・・・」



「静かに青空に浮んでゐる。」



「決して高い山ではないが、けれども、なかなか、透きとほるくらゐに嬋娟(せんけん)たる美女ではある。」

・・・ちなみにこの評は、岩木山の北側、金木(太宰の出身地)、五所川原方向から見た岩木山を見て述べたものです。
弘前側から見た岩木山に対し太宰は、「いかにも重くどつしりして、岩木山はやはり弘前のものかも知れないと思ふ」と述べています。
津軽出身ゆえに津軽に対して毒を吐く太宰は、西側から見た岩木山に対しては「まるで駄目である。崩れてしまつて、もはや美人の面影は無い」と述べています。

地元愛あふれる太宰は、さらにこのあと思いっきり毒を吐きます。

「岩木山の美しく見える土地には、米もよくみのり、美人も多いといふ伝説もあるさうだが、米のはうはともかく、この北津軽地方は、こんなにお山が綺麗に見えながら、美人のはうは、どうも、心細いやうに、私には見受けられたが、これは或いは私の観察の浅薄なせゐかも知れない」

・・・・・・私は、この件についてはノーコメントとさせていただきます。



ともかく、リゾートしらかみから眺める岩木山と黄緑に輝く田んぼ、そして繁茂するりんごの樹の風景を存分に愉しんで、



列車は弘前駅に到着しました。
到着時刻14時25分、快適な列車旅はわずか34分で終了しました。




弘前駅の城東口から外へ。
津軽の名城・弘前城の登城へ向かいます。



【今回の乗車記録】

JR東日本 青森駅 4番線 13時51分発
奥羽本線 快速 リゾートしらかみ4号 五能線経由 秋田行き 4両
弘前駅 3番線 14時25分着

*所要時間 34分
*移動距離 37.4km   *運賃 指定席 320円 乗車券は北海道&東日本パス使用(不使用の場合は670円) 





東北本線ほぼ完全制覇・最終章~かつての終点・青森へ

2016-10-29 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 5 日 ( 木 )

午 前 1 1 時 2 2 分

青 森 県 八 戸 市

根 城 ・ 博 物 館 前 バ ス 停



青森県の100名城・根城【国指定史跡】の登城を終了。
前日とは打って変わり、この日は正午前になってようやく移動を開始します。

次の目的地は、青森県の西側・津軽地方の100名城・弘前城【国指定史跡】です。
弘前城は、日本に現存する12の天守で最北に位置します。
5月には天守や城郭を桜が彩る「桜の名所」として全国的にも有名です。

八戸からのアクセスは、まず青い森鉄道線青森へ出て、そこから今度は奥羽本線で南下するルートをとります。
八戸からいったん北の青森へ、そして西南の弘前へ。あたかも八甲田山を中心とする半円の弧をたどるようなコースで、青森県内を横断していきます。



まずは根城から八戸駅へ出なければなりません。



見えてきたのは、11時24分発 南部バス 八戸駅行きの赤い車体。
バスといえば、5分、10分の遅れは当たり前、20分ほどの遅れを計算に入れておくのが私の計画策定での注意事項ですが・・・
南部バスさんは定時運行を遵守していて、とても素晴らしい!
きっちり11時24分に乗車することができました。

乗車しようとすると、黄色いコスのおねいさん
どうやらアテンダントさん(乗務員)のようです。
乗車した私は、ドアそばの席に座ろうとしましたが、どうやらこの席はおねいさんが使っているような雰囲気・・・。
そこで私はそのひとつ前の席に座り、バスは発車しました。

案の定、おねいさんは私の後ろに着席。
せっかくなので話しかけてみました。

私『すみません、根城・博物館前から八戸駅までの運賃はいくらですか?』
「え~と・・・」

おお、私としたことが、不本意にもおねいさんを困らせてしまうとは・・・
おねいさんは手持ちの運賃表を読み解くのにてこずっています。

私『ちょっと貸してください・・・』
(運賃表を受け取る)
私『えぇと・・・はいはい、200円ですね』

私は運賃表を見て10秒で断定・・・おねいさん、なんか・・・ごめんね。



【今回のバス乗車記録】

根城・博物館前バス停 11時24分発
南部バス (T60)田面木・日赤病院経由 八戸駅行き
11時40分着

*乗車時間 16分  *運賃 200円




午 前 1 1 時 4 0 分

八 戸 駅 に 到 着




特段の混雑もなく、バスは定刻どおりに八戸駅に到着しました。



駅前の噴水には人魚像
日本有数の漁港を有する海洋都市・八戸を象徴しているようです。
私は見ませんでしたが、八戸市博物館には人魚のミイラなるものがあるのだとか・・・?


さて今度の列車は・・・



12時13分発 青い森鉄道線 快速列車「しもきた」 大湊行きです。
出発時刻までまだ時間があるので、改札口横で駅スタンプを回収。

  

青い森鉄道・八戸駅と、その傘下であろう北隣の陸奥市川駅と南隣の北高岩駅のスタンプもありました。
八戸駅のスタンプの絵柄は、「南部一ノ宮」と称される櫛引(くしひき)八幡宮正門【国指定重要文化財】です。
北高岩駅の絵柄は、八幡馬(やわたうま)という八戸の郷土玩具だそうです。
陸奥市川駅は・・・ネタ切れだったんでしょうねぇ。



そして、朝食を摂らずに城攻めをしたので、ここで食事をしておきたいところ。
前日見た感じで駅構内に立ち食いそば屋さんはなさそうだったので、



八戸駅のロータリーに面している「食処 味まる」というラーメン屋さんに入店しました。
駅のロータリーに面している店は、同好会員おなじみの某食堂という炎上必至の店がありますが(内輪ネタ失礼)・・・ここはどうでしょうか?

入店してみると、狭いながらも昼休み(出張中か?)のサラリーマンでにぎわっています。
老人のたまり場となっているどこぞ(内輪ネタ失礼)とは違いますね。

時間があまりない中でササっと食せるものを注文しようとも思いましたが、来ているリーマンたちがこぞってオーダーしている「日替わり定食」(850円)なるものを私もオーダーしました。



味まるの日替わり! うまい!
魚介ダシのスープで食する中華そばミニ叉焼丼、なぜか冷奴と、私の苦手なたくあん
店頭に「いわし」「さば」の文字もあり、スープはガチガチの魚介系かとも想像しましたが、ダシは控えめのさっぱりした醤油スープで、スルスルと食べ進むことができました。
叉焼丼の油ものと、冷奴の水ものという対照的な組み合わせも面白く、私は空腹が程よく充たされていきました。



スマホさんで列車の発車時刻を確認し、急遽みどりの窓口に立ち寄ったうえで、いよいよ八戸を発つときは来ました。



地方に来た~!という感覚を味わわせてくれるこの車両は、キハ100形というそうです。
列車は2両編成で、座席は進行方向左側が二人掛けのボックスシート、右側が一人掛けのボックスシート的な配置です。
快速列車だけあって乗客は多く、私はお立ちでこの日の乗り鉄をスタートすることになりました。




午 後 1 2 時 1 3 分

八 戸 駅 を 出 発




農業、漁業、工業が共存する街・八戸ともお別れです。



この日も、実り始めた稲穂をかき分け、列車は進んでいきます。


12時22分。八戸発車から9分で最初の停車駅へ。

 

スタンプのネタに窮した陸奥市川駅を飛ばして、下田駅に停車します。
伊豆半島の先っちょではないですよ~、あちらは「伊豆急下田」ですよ~。


青い森鉄道はその名にふさわしく、



青い森の中をひたすらに進んでいきます。


12時30分。



向山駅を通過し、2番目の停車駅は三沢駅
私の近くに立ち、目の保養を17分間務めてくれたナイスバディのおねえちゃんは、外人の男とともにこの駅で下りていきました。
さすがは空港と基地の街・三沢です。くぅぅ・・・。

三沢の次は、小川原、上北町、千曳(ちびき)の各駅を飛ばし、一気に乗換駅の野辺地に進みます。



小川原・上北町間で、日本有数の汽水湖・小川原湖が見えてきます。
それもつかの間、上北町を通過すると、





森、ときどき田んぼといった光景になります。


森を抜けてきたところで、野辺地駅に到着します。




午 後 1 2 時 5 4 分

青 森 県 上 北 郡 野 辺 地 町

野 辺 地 駅 に 到 着




三沢駅から24分間ノンストップで、野辺地駅に着きました。
乗車してきた快速「しもきた」は、この後JR大湊線に進入してしまうので、ここで乗り換えとなります。



向かい側のホームでは、13時02分発 青い森鉄道線 快速列車「しもきた」 青森行きキハ100形の気動車が待機しています。
この列車は先ほどの列車とは逆に、大湊線からやって来たものなので、もうすでにかなりの乗客を乗せています。
車両数も半減の1両、座席を確保するのは無理・・・ということで、わずかな時間で野辺地駅散策。



次の列車の発車時刻までは、約7分ほど。



野辺地町にある常夜燈【野辺地町指定文化財】の模型。
現存するものでは日本最古の常夜燈です。
陸奥湾(野辺地湾)に面する野辺地は盛岡藩領内にある日本海航路の拠点となる港町で、また弘前藩との境界に近いところにありました。



野辺地駅のスタンプ。
この常夜燈あたりが絵柄になっているかと思いきや、絵柄は駅舎でした。



野辺地駅駅舎外観。
看板は「青い森鉄道 のへじ駅」となっていますが・・・



1番線ホームの駅名標だけはJR東日本様式になっています。
時間がない中トイレを早々に済ませ、列車は13時02分、定刻どおりに発車しました。



野辺地駅からしばらくは、野辺地湾近辺を進んでいきます。





車窓からは向こうに野辺地湾、そのさらに向こうに下北半島が見えます。





ですが次第に海から離れ、



「青い森鉄道」らしく森が迫ってきます。



森の合間に、美しい色の田。



乗換後最初の停車駅、小湊駅は、夏泊半島への拠点駅のようです。
青森県の2大半島(津軽&下北)に囲まれる陸奥湾、その陸奥湾にちょこんと突き出している半島が夏泊半島で、夏泊半島と下北半島に囲まれる海域が野辺地湾です。



列車は小湊駅を後にしました。
そういえば最後尾にいたから、後ろの車窓も撮れるなぁ~と思って撮ってみた1枚。



小湊駅を出て1分後に渡った川。森の向こうが夏泊半島です。



えらくまっすぐなレール。



森&田の光景から、



再び海の光景へ。



水辺にたたずむ亀のような形をしているから亀島・・・ではなく、(かもめ)が見えてきたら、青森の温泉地・浅虫温泉までもうすぐです。



鴎島とは別の島、まるっこい湯ノ島が見えたところで、列車は2番目の停車駅・浅虫温泉駅へ。








列車はしばらく陸奥湾ぞいを進みます。
小湊駅付近までは北西に進んでいた路線は、浅虫温泉から南西に方向を変えて青森を目指していきます。
そのため陸奥湾の向こうには津軽半島が見えてきます。



そのうち海とはお別れ。列車は青森市街に入っていき、



3番目の停車駅・東青森駅




車窓から目に入る建物は、その数と大きさを増していき、



13時43分、かつての東北本線の終点・青森駅に到着しました。


これによって、新旧含めて東北本線は完全に制覇した!と言ってもいいでしょう。
何? 東京・大宮間はどうしたと?
その区間は何度も乗っているからいいんです!

ほらね!! ⇒ 100名城登城の旅・第10弾「おくのほそ道」最終話より



しかし今回の目的地は、青森ではなく弘前。
さらに移動を続けます・・・が、この青森駅でちょっとしたサプライズが私を待っていたのです。



【今回の乗車記録】

青い森鉄道 八戸駅 2番線 12時13分発
青い森鉄道線 快速 しもきた JR大湊線直通 大湊行き 2両ワンマン
野辺地駅 2番線 12時54分着

野辺地駅 1番線 13時02分発
青い森鉄道線 快速 しもきた 青森行き 1両ワンマン
青森駅 1番線 13時43分着

*所要時間 1時間30分 (乗車時間 1時間22分  待ち時間 8分)
*移動距離 96.0km   *運賃 北海道&東日本パス使用(不使用の場合は2,280円)





東北本線ほぼ完全制覇・第3章~銀河と青い森

2016-10-07 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 4 日 ( 水 )

午 後 6 時 3 6 分

岩 手 県 庁 前



県庁近くの白龍(パイロン)」本店じゃじゃ麺ちいたんたんを食し、あとはホテルへ。


今回の旅の最終目的地は根室。
その途上にある城を取りこぼしなく登城することを考えると、盛岡で宿をとるわけにはいきません。
さらに北へ進まなければならないのです。


まずは県庁・市役所前バス停から盛岡駅に戻ります。
ここから盛岡駅へ向かうバスは本数が豊富なのですが、このときなぜか財布のひもをきつく締めてしまった私は、それらをスルーし狙いを100円バス一本に絞っていたのでした。

定刻から遅れること数分、盛岡都心循環バス「でんでんむし」右回りルートのバスに乗車。
そして6時51分、駅に到着しました。
定刻では駅到着が6時50分、なんとバスがかなり挽回したようです。


【今回のバス乗車記録】

県庁・市役所前バス停 18時40分発(遅れ4分)
岩手県交通 盛岡都心循環バス「でんでんむし」 右回り
盛岡駅東口バスプール 15番のりば 18時51分着(遅れ1分)

*乗車時間 11分  *運賃 100円




ふたたび盛岡駅



岩手が生んだ詩人・石川啄木の筆による「もりおか」ともお別れです。


盛岡から北へ向かう電車は、JRではなくIGRいわて銀河鉄道線&青い森鉄道です。
平成14年(2002年)に東北新幹線が盛岡から八戸まで延伸した際、在来線であった東北本線は第三セクターに移管されてしまい、これらの2路線になってしまいました。
この結果、日本一長い路線であった東北本線は、その座を山陰本線に明け渡すこととなるのです。
(新幹線がさらに延伸すると、その並行区間も三セク化し、東北本線は山陰本線、東海道本線に次いで3番目に長い路線となりました)



盛岡駅の在来線改札口・・・ですが、ここにIGRいわて銀河鉄道線の文字はなし。

 

JRの改札口へ続く通路から、すこし脇にそれたところに下り階段。
JRとIGRは別会社ということで、かなり隅に追いやられたという印象です。
JRの路線なのにIGRの方に追放されているJR花輪線がいささかあわれ。
といっても、花輪線は途中までIGR経由なので仕方がないのですが。



多少迷いながらも、IGRの改札までたどり着きました。



本日9本目となる電車は、19時09分発いわて銀河鉄道線 普通電車 青い森鉄道線直通 八戸行きです。



入線してきた電車は、何度も乗車してきた701系電車です。
座席はロングシートで、さらに通勤帰りの時間のため乗客はお立ちの方多数。
とても車窓は楽しめそうにありません。まぁそもそも夜なので、外はまったく見えませんがね。




午 後 7 時 0 9 分

盛 岡 駅 を 発 車


18きっぷユーザーにとっては壁として立ちはだかるいわて銀河鉄道
北へ向かう重要経路でありながら、盛岡・八戸間は18きっぷを使うことはできず、運賃をしっかり徴収されてしまうからです。
しかし・・・



今回の旅のおとも・「北海道&東日本パス」は、この区間であっても乗降自由。
気がねなく旅を続けることができます。




そうこうしているうちに、盛岡から11駅目・小繋駅の手前です。
刮目すべし! この運賃表を。
運賃は順調に右肩上がりの様相、高度経済成長期の我が国のようです。
この区間の初乗りが310円だと~!? 恐ろしい・・・。


なんだかあっさり進んでいるようですが、夜なので車窓は撮れません。
駅でも撮ろうとするのですが、窓に自分の姿が反射してしまうので思うようにはいきませんでした。
それ以上に、なぜかIGRの駅舎は電気を必要以上に消していて、暗かったです。

暗いのは、新幹線が停まる二戸駅も同様。
新幹線ホームは明るかったのですが、IGRのホームはかなり暗く、駅名標も消灯したまま。
新幹線ホームの明かりを借用しているような、そんな感じを受けました。

・・・いわて沼宮内にも新幹線が停まるだと?
そんな人がメシを食おうとしているところに「うまくない~うまくない~」と言い放つ駅など、私は知りません。
(「駅弁小噺」より)


二戸駅、斗米駅ときて、次は金田一温泉駅



初めて知りましたが、きんたいちおんせんと読むんですねぇ。
小説での某探偵氏も、国語学の権威の学者氏も「きんだいち」ですから、ここもそう読むかと思っていました。



金田一温泉駅。
「ようこそ、座敷わらしの里へ」とありますが、金田一温泉は座敷わらしという子供の精霊が出る旅館があるそうです。
駅舎の中に電灯がついていますが、灯っている電灯はそれだけで、ホームは真っ暗でした。

なお、金田一温泉駅で岩手県の駅は最後です。
ちなみに岩手県最北の駅は、当駅ではなく、八戸線の角の浜駅となります。


外は真っ暗なのでわかりませんが、馬淵(まべち)を越えると、青森県に入ります。



青森県最初の駅は、目時駅
盛岡からここまで、2,360円と、運賃の上がりっぷりが、18きっぷの1日分(2,370円)に迫る勢いです。

なお、目時駅は会社境界線となっており、その先は青い森鉄道線となります。


青い森鉄道線に入り、最初の駅は三戸駅



このとおり駅名標が点灯しています。
青い森は、どこかの銀河なんとかのように過度の節電はしていないようですね。


車窓が見えないので居眠りしつつ、



終点・八戸駅までもう少しのところまで来ました。
私が居眠りしている間も運賃は右肩上がりを続け、気が付けば3,000円を突破していました(・_・;)

18きっぷで旅する場合、この金額を容赦なく徴収されてしまいます。
この盛岡・八戸間、新幹線でも3,500円と、鈍行との値段の差が小さいので、18きっぷユーザーの多くはここを新幹線でワープするのだそうです。




午 後 8 時 5 6 分

青 森 県 八 戸 市

八 戸 駅 に 到 着




人生初の青森県に下り立ちました!
自身の最北端も、母方の実家のある秋田県鹿角市から青森県八戸市に更新されました!
この最北端、今回の旅で日々更新されていきます。

さて次の電車、ではなく列車の発車時刻まで少しばかり時間があるので、駅の外に出てみました。



八戸駅東口。駅舎より隣のホテルが目立っています。



駅舎の近くから。緑のライトで照らされた立木がイイ感じ。



東西自由通路「うみねこロード」も、夜遅いため閑散としています。


そろそろ発車時刻が迫って来たので、改札内へ戻ります。



この日最後となる10本目の乗車です。
最後の列車は、21時16分発 八戸線 普通列車 鮫行きです。



乗車する列車がこちら。あまり詳しくないですが、この車両はキハ40系気動車というようです。
この旅初の、電車ではなく気動車です。



八戸線ホームにかかる横断幕。
八戸駅から鮫駅までの間は八戸市内にあって、八戸といえば「うみねこ島」と呼ばれる蕪島という景勝地があるので、「うみねこレール八戸市内線」という愛称があるそうです。

・・・長い愛称だなぁ。でもあくまで愛称なので、まぁいいでしょう、控えめだし。
・・・愛称のくせにゴリ押ししてくる「東武スカイツリーライン」くんと「東武アーバンパークライン」くん、君たちを私はまだ許していないよ~、伊勢崎と野田の地名を覆い隠すことは許さんぞぉ~(*^_^*)



八戸線ホームの駅名標です。
いちおうJR東日本の管轄のはずですが、駅名標のスタイルは青い森鉄道のものに準じています。



もうひとつの駅名標。「うみねこレール八戸市内線」仕様でしょうか。



午後9時16分、列車は発車しました。

そして2駅目、



本八戸駅で下車。
本日の移動、ここに終了。



高架駅である本八戸駅のホームからは、本日宿泊するホテルが一望できます。


私が乗ってきた列車が、本八戸駅の最終列車。
駅が営業を終了する前に、ここで駅スタンプを確保しておきます。

  

スタンプは3つ。
「八戸三社大祭・えんぶりの駅」・・・これは「うみねこレール八戸市内線」バージョン。
「三社大祭」・・・こちらは古い「八戸線」バージョン。
もうひとつは「義経の紀行」?(印影が淡いのでよくわかりません)

「えんぶり」とは、この地方に伝わるお祝いの舞いだそうです。
「義経」云々は、よくわかりません・・・平泉での襲撃を逃げおおせた義経は、逃避行でこのあたりを通っていった、ということなのでしょうか。


本八戸駅を出ました。



本八戸駅北口です。
そして本日は、このロータリーに面したビジネスホテルに宿泊。
さきほどの画像でホテルの実名が判明してますね・・・こういう実名を明かすホテルは、とくに不満はなかったホテルです。
実名を明かさないホテルについては、なんらかの不満があったホテル、と思っていただいて結構です。



よしよし、いたって不可もない、普通のお部屋。
でもこれでいいんです、宿泊代は4,000円を切っていますし、なにより部屋にユニットバスがついています。
風呂は夜より朝に入る(夜にも入りますが)私にとって、自由に朝風呂に入れるのはかなり重要です。

まず朝風呂に入れないホテルについては、私はかな~りボヤキを入れます。

ともかく・・・八戸で、一泊!!



【今回の乗車記録】

IGRいわて銀河鉄道 盛岡駅 0番線 19時09分発
IGRいわて銀河鉄道線 普通 青い森鉄道線直通 八戸行き 2両ワンマン
青い森鉄道 八戸駅 3番線 20時56分着

JR東日本 八戸駅 1番線 21時16分発
八戸線(うみねこレール八戸市内線) 普通 鮫行き 2両
本八戸駅 2番線 21時24分着

*移動時間 2時間15分 (乗車時間 1時間55分  待ち時間 20分)
*移動距離 113.4km   *運賃 北海道&東日本パス使用(不使用の場合は3,230円・・・IGR・青い森鉄道 3,040円 JR 190円)





東北本線ほぼ完全制覇・第2章~終点・盛岡へ

2016-10-03 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 4 日 ( 水 )

午 後 1 2 時 3 3 分

J R 仙 台 駅 在 来 線 中 央 改 札 前



 

仙台駅でこの日最初のまともな食事をした私は、「試される大地」を目指してさらに北上します。


この日6本目となる今度の電車は、



12時45分発 東北本線 普通電車 小牛田(こごた)行きです。

私事ではありますが・・・
大学在学当時、家庭教師のバイトをしていた私は、仙台駅から電車に乗って生徒さんのご家庭へと出向いたものでしたが、このときの電車がたいてい「小牛田行き」でした。
仙台市内からだいぶ離れたところにあるご家庭を担当することとなって、知人友人は「貧乏くじを引かされた」と言っていましたが、ここのご家庭が私をよくもてなしてくださいました。
ご夕食、休憩時のおやつ、そしてたまにお土産、さらにはお父様といっしょに国分町(仙台市内の繁華街)で飲んで、あげくの果てにはキャ●●●まで連れて行ってもらうことに・・・。

・・・というわけで、そこのご家庭にちょいと立ち寄る・・・時間などなく、北上の途を急ぐこととします。



この電車は、私の学生当時には存在しなかったタイプで、E721系というそうです。
座席は、ボックスシートとロングシートが併用されています。
ボックスシート窓側の席を確保できれば、仙台平野の車窓が楽しめそうです。

車両は4両編成・・・でしたが、さすがは仙台。
すでにお立ちの乗客もいるほどですから、当然私もお立ちとなりました。
しかしながらその分、フレキシブルに車窓を楽しめそうです。




午 後 1 2 時 4 5 分

仙 台 駅 を 発 車


電車は順調に北へと進み始めました。
しばらくは仙台の市街地を進むのですが、仙台から2駅目の岩切駅を過ぎると、



田園風景が目に入るようになります。いちおうまだ仙台市内です。
田んぼの向こうに見えるのは、新幹線の高架。
岩切駅で分かれる利府支線とともに、西に行ってしまいます。
岩手県の一ノ関駅まで、新幹線とはおさらばです。

 

岩切駅からさらに2駅、国府多賀城駅です。
その名のとおり、多賀城【国指定特別史跡】の最寄駅・・・ですが、この画像は失敗ですな(T_T)
右の画像は、多賀城築城のいきさつを示す多賀城碑(壺の碑)【国指定重要文化財】が安置されているお堂があるあたりです??


仙台駅を出て以来、私は進行方向左側のドアに寄りかかっていました。
国府多賀城の次、塩釜駅を出て、

「次は、松島です。 The next station is Matsushima. 」

ぼ~っと外を眺めていた私に自動放送アナウンスが耳に入ることもなく、



あ゛あ゛っ! 松島だ!! すっかり忘れてた!!
左側を眺めていた私は、右側に見える松島湾を見逃してしまったのです。
松尾芭蕉が「おくのほそ道」で記した「扶桑第一の佳景」(日本一の光景)。
私のデジカメさんにはこの程度のものしか収まりませんでした。
東北本線から松島湾を眺めることができるのは、塩釜駅を出てから約4分後のこの間だけ。
東北本線は内陸寄りを進むため、トンネル連続区間に入ってしまうともう眺めることはできません。



松島駅に到着する手前、突如海方向へ分かれていく1本のレール。
仙石東北ラインはここから東北本線を脱し、松島湾沿いを進む仙石線に繋がります。


松島駅からは、愛宕、品井沼と続きます。
品井沼駅は、かつて利府支線との分岐駅でした。
というよりも利府支線がかつての東北本線でした。

品井沼の次は、家庭教師に出向いていた鹿島台



おお~、えらく近代化されてしまったなぁ~。
私が学生のころは、平屋の駅舎に商店(キオスク?)がついていたのですが、いまはなんと橋上駅舎になっています!
ちゃんとエレベータもついています。
ここでも、眼に見えるかたちで時の経過を思い知らされました。そういえば18年前になるのか~(T_T)




電車は、仙台平野の田園地帯をひたすら北上していきます。
まわりはひたすらに田んぼです。



鳴瀬川を越えたところで、電車は終点・小牛田駅に到着します。




午 後 1 時 3 0 分

宮 城 県 遠 田 郡 美 里 町

J R 小 牛 田 駅


ひさしぶりのこごたです。



東北本線に加え、陸羽東線、石巻線、気仙沼線が乗り入れるターミナル駅です。
ゆえに乗り鉄には有名な難読地名ともなっている田。
なぜ「ご」「牛」なのでしょう???

諸説あるようですが・・・
まずこの地は奈良時代は小田郡に属していて、その一部ということで「小小田」(こごだ)と呼ばれていたそうです。そして・・・
(1)隣りの牛飼村とが合わさって「小牛田」と記されるようになった説、
(2)隣りの牛飼村小塩村の間にあり、土地開発により田園が拡がったため、2村の頭文字に「田」をつけた「小牛田」という地名になった説、
などがあるようです。

まぁ、平成の大合併でいまでは美里町になっちゃったんですけどね。



次の電車は、13時46分発 東北本線 普通電車 一ノ関行きです。



2両編成のE701系電車ということで、座席は車窓を楽しみにくいロングシート。
睡眠時間にあてるとしますか・・・。


電車は相変わらず仙台平野の田園地帯を進みます。



田。



た。



TA!!



たまに川。



数分おきに駅。この繰り返しで進んでいきます。
駅名標しか撮れませんでしたが、石越駅の次は岩手県に入ります。


岩手県最初の駅は、油島駅



駅名標だけ・・・しかも反対方向のやつ。



油島の次は、花泉駅。今度は駅舎だけ・・・プラス駅員氏。



次は清水原駅



お次は有壁駅
ここでなんと宮城県に逆戻り。
そのため有壁駅が宮城県最北の駅ということになります。

そしてふたたび岩手県に入り、



14時32分、終点・一ノ関駅に到着。




午 後 2 時 3 5 分

岩 手 県 一 関 市

J R 一 ノ 関 駅




一ノ関駅の外に出てみました。
ひらがなで「いちのせき駅」の駅名表記の左右には、左に「ようこそ一関温泉郷」、右に「『世界遺産』浄土の風薫る“平泉”」と大書してあります。
・・・ちゃっかり平泉に便乗しています。



一ノ関駅のスタンプ。改札口の脇にありました。
ひとつは「もちの里・いわて南の玄関口」というもの。
日本有数の米どころとあって、岩手県は豊かな餅の文化を有しています。



もうひとつは「厳美渓・いわて南の玄関口」
そういえば一関には厳美渓【国指定名勝】、猊鼻(げいび)【国指定名勝】がありました。
このふたつの景勝地を差し置いて平泉をパワープレイする一ノ関駅・・・やはり「世界遺産」の称号は強いようです。



今度の電車は、14時43分発 東北本線 普通電車 盛岡行きです。



電車は2両編成、色づかいは変わっていますが同じE701系電車
またも座席は車窓の観にくいロングシートです。



電車の中にはごみ箱が備わっています。首都圏の鉄道では見られない設備です。


乗客は意外と多く、お立ちの人もそこそこいました。
しかし平泉駅で、ほとんどの乗客が降りていきました。
やはり「世界遺産」は強い・・・。


平泉からは、東北の大河・北上川とともに北へと進みます。
岩手県は都道府県で第2位の面積を誇る県ですが、その多くが山地です。
岩手県の人口は、その多くが平地のある北上川流域に分布しています。
なので一関から北に、水沢、北上、花巻、そして盛岡と、トビトビに街があります。

乗客は、徐々に増え始め、そして学校の放課後とも時間が重なり、車内は高校生でいっぱいに。
私は車窓をあきらめ、人間観察でもして時を過ごすのでした。




午 後 4 時 1 1 分

J R 盛 岡 駅 に 到 着




現在の東北本線の終点・盛岡駅に到着しました。
大宮から盛岡まで、その距離は500km超。
これにて東北本線はほぼ制覇!と言っていいでしょう。
東京・大宮間? そこは何度も利用しているから、制覇ということでいいんです!!

そして、30年ぶりの盛岡。といっても盛岡は通過しただけなので、盛岡の街中を歩くのは初めてです。
しかしながら、あまり感傷に浸っている時間はありません。
早々にコインロッカーに荷物を預け、



駅舎の外に出ました。

午後4時を過ぎて、この旅最初の城攻めが始まりました。



【今回の乗車記録】

JR東日本 仙台駅 2番線 12時45分発
東北本線 普通 小牛田行き 4両
小牛田駅 3番線 13時30分着

小牛田駅 2番線 13時46分発
東北本線 普通 一ノ関行き 2両ワンマン
一ノ関駅 1番線 14時32分着

一ノ関駅 2番線 14時43分発
東北本線 普通 盛岡行き 2両ワンマン
盛岡駅 7番線 16時11分着

*移動時間 3時間26分 (乗車時間 2時間59分  待ち時間 27分)
*移動距離 183.5km  *運賃 北海道&東日本パス使用(不使用の場合は3,350円)





東北本線ほぼ完全制覇・第1章~大宮から仙台へ

2016-09-27 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 4 日 ( 水 )

午 前 4 時 4 3 分

さ い た ま 市 大 宮 区

J R 大 宮 駅 東 口



紆余曲折を経て、「北日本完全制覇!」の旅は大宮駅より始まります。



早朝の大宮駅。
こんな時刻に、船橋市内の拙宅からやってくることはできません。
旅の計画段階で、あらかじめたか先生のご協力をあおいでいました。
まったく有難き幸せであります。

・・・しかしこのことが、この旅の行く末に大きな影響を与えようとは・・・




巨大ターミナルである大宮駅も、早朝ではさすがに静まり返っています。




大宮駅西口に移動しました。
おや・・・なんとなく私が大学時代に頻繁に利用した駅に似てますなぁ。




この日最初の電車は、5時36分発宇都宮線 普通電車 宇都宮行きです。



今回の旅の心強き相棒はこの方。



「北海道&東日本パス」(10,850円)です。

18きっぷとのちがいは・・・

(1)乗り放題が連続7日間であること。(18きっぷは利用可能期間内の任意の5日分
乗り放題のできる日が18きっぷよりも2日分長いです。
しかし18きっぷが、飛び飛びで5日分とか、5人で1日分とか、フレキシブルな使い方ができるのに対し、
「北海道&東日本パス」(以下「北・東パス」といいます)は、1人で7日間連続で使うこととなります。
といっても、普通列車で旅することとなると、どうしても連続で5日以上はかかってしまいます。(それくらい北は列車の本数がシビアです)

(2)利用可能範囲がJR北海道とJR東日本の管区に限定されること。(18きっぷは全国のJRで利用可能)
これは名称からいっても、販売の目的からも当然の帰結といえるでしょう。

(3)購入時に利用期間を指定しなければならないこと。(18きっぷは指定不要
というわけで、旅行の計画をしっかり組んで行う必要があります。
まぁ、私は3か月前にホテルを手配してますし、なんら問題はありませんな。
利用期間の指定を誤らないように注意しましょう。

(4)利用できる期間も微妙に違いがあります。
2016年夏季の「北・東パス」の利用期間は、7月1日から9月30日まで。
いっぽう18きっぷは7月20日から9月10日まで。
私が旅に出たのは、18きっぷは使えない期間だったのでした。
このことは編集して初めて気が付きました・・・以後注意して旅の計画を立てていくとしましょう(^_^;)

そして「北・東パス」がより強力だといわしめるのが、以下2点。

(5)いわて銀河鉄道線・青い森鉄道線も乗り降り自由、ついでに北越急行ほくほく線も自由
18きっぷでは、盛岡~八戸は利用不可(別料金)で、八戸~野辺地~青森は通り抜けるだけだったりその3駅で下車するなら別料金は発生しませんが、3駅以外の青い森鉄道の駅で途中下車する場合は乗車区間の運賃を支払わなければなりません
盛岡~八戸は3,040円と、18きっぷの1日分を軽く凌駕しています。
同じ区間を新幹線に乗っても3,500円。鈍行のうま味がまったくありません。
盛岡から6駅目の好摩駅から花輪線に逃げる手もありますが、その先の花輪線は本数がかなり少なく、また運賃650円を免れることはできません。
18きっぷユーザーにとってはまさに壁として立ちはだかるいわて銀河鉄道をフリーで通過できる点はかなり大きいです。

(6)新青森~新函館北斗の区間内で発着する場合は、特急券(特定特急券)を買えば新幹線に乗れること。
18きっぷでは2,300円の「新幹線オプション券」を購入して、奥津軽いまべつ~木古内のみ新幹線に乗れます。
またその先の道南いさりび鉄道線 木古内~五稜郭を通過できます。木古内駅と五稜郭駅以外の駅で途中下車する場合は、道南いさりび鉄道線の運賃を別途支払う必要があります。
青函トンネルの通過も、ユーザーにとって大きな問題。
この点でも「北・東パス」が優位であるといえます。



それでは「北・東パス」を酷使する旅のスタート。

そうそう、このきっぷは自動改札機で入出場できることも付け加えておきましょう。



大宮駅9番線。
たか先生に旅の鼻向けにもらったアーモンドチョコを朝食代わりにして、最初の電車に乗車します。



朝4時起きの私にとって、通勤型のロングシート車両は格好の睡眠場所。
とくに車窓を眺めることもなく、ちょくちょく居眠りして、宇都宮駅に到着・・・


「踏切にて安全確認を行っております」


宇都宮駅到着間近で、電車の遅延が発生してしまいます。
到着予定時刻は6時51分、次の電車は6時56分発。
おそらく発車時刻は調整してもらえるとは思いますが、このままでは旅の記録で列車や駅名標、発車標を撮る「儀式」の時間がなくなってしまいます。


3分後、安全確認は終わり電車は宇都宮駅に入線しました。




午 前 6 時 5 4 分

J R 宇 都 宮 駅 7 番 ・ 8 番 線 ホ ー ム




3分遅れで宇都宮駅7番線に到着。
次の電車は隣りの8番線から発車する6時56分発宇都宮線 普通電車 黒磯行きです。
ホームに下り立つや発車メロディが流れ出し、「儀式」を中途で終えて電車に乗り込みます。
発車標の画像がブレブレなのが、慌ただしさを表していますなぁ。


さて今度の電車は、車両が15両からぐっと減って4両編成、そして通勤通学の時間帯に。
車内はJKとDKで混雑してきました。
車窓を撮る余裕はありません。

入れ替わり立ち替わり乗ってくるJKとDKとともに、7時49分 黒磯駅1番線ホームに到着しました。




午 前 7 時 5 1 分

栃 木 県 那 須 塩 原 市

J R 黒 磯 駅 4 番 ・ 5 番 線 ホ ー ム


 

到着した1番線ホームから、コンコースを移動して4番線・5番線ホームへ。
今回も乗換時間があまりないため、「儀式」も簡略させていただきました・・・。
今度の電車は、7時54分発 東北本線 普通電車 郡山行きです。
この電車は大学時代に家庭教師のバイトの帰りでよく乗ったやつだ・・・たしか通勤型のロングシートだったはず・・・あまり車窓を楽しむことはできないかな・・・。
しかし編成は半減の2両、「儀式」のために後れて乗車した私に席はありませんでした。
まぁ、いいや、じっくり車窓の景色でも眺めるとしよう。


相変わらずの通学時間帯、車内はJKとDKでにぎわっていました・・・が、彼らは途中の黒田原駅(栃木県那須町)で下りていきました。

すると、待ってました!とばかりに車掌が登場。
席が空いてこれから寝に入ろうかという私に、きっぷを見せろと話しかけてきました。
まさに「白河の関」です。
私は不機嫌な顔をしながら「北・東パス」を呈示したのでした。



電車は関東を脱し、福島県に入りました。



米どころ・東北へ。
車窓からは、黄色く実りつつある稲穂を見ることができます。

そういえば白河まではもう少し。
白河といえば、100名城のひとつ白河小峰城【国指定史跡】がありました。


8時20分、新白河駅を通過してほどなく・・・



白河小峰城の御三階櫓【復元】が見えてきました。



白河小峰城は白河駅からは目と鼻の先。
駅ホームからも、車窓でも眺めることができます。


白河小峰城との4年ぶりの再会を果たして、私は満ち足りた心地で居眠りに入りました。




午 前 9 時 0 1 分

福 島 県 郡 山 市

J R 郡 山 駅 2 番 ・ 4 番 線 ホ ー ム




電車は定刻通りに郡山駅に到着しました。



この日4本目となる今度の電車は、9時24分発 東北本線 普通電車 福島行きです。



おお、この電車も大学時代、家庭教師先に行くのに乗ったやつだ・・・こいつは2人掛けの座席が並列しているパターンの旅客型の車両・・・これは座席をキープせねば。

編成は倍増の4両編成。
進行方向の左側の座席をゲットし、発車時刻を待ちます。

ここで立ち食いそばでも食べようかとは思ったのですが、たか先生からもらったチョコレートが思いのほか効いていて空腹感もなかったので、何も口にせずそのまま郡山駅を発ちました。



発車してしばらくは郡山の市街地を走っていきますが、じょじょに建物はなくなっていき、



稲穂かがやく風景に変わっていきました。
森と田んぼが入れ替わり立ち替わりめぐる車窓に、



「酒は大七
森の中から突如浮き出るこの表示、福島県内ではよく見られます。
広告主である大七酒造の酒蔵は、郡山と福島のあいだ、二本松市にあります。

二本松といえば、100名城のひとつ二本松城【国指定史跡】がありました。



午前9時42分、杉田駅に到着。
何の変哲もない無人駅。その次は二本松城の最寄駅・二本松駅です。



午前9時46分、二本松駅に到着。
二本松城は・・・残念ながら見えません、見えるはずがありません。
駅と城のあいだを丘が隔てていて、城に行くにはその丘を上って下りないといけないのです。



しばらく進むと、山際は遠くに下がっていきました。
代わって田んぼがひろがる光景。
福島盆地に入ったようです。



田んぼの向こうに市街地が見えてきたら、終点の福島駅まではあと少し。




午 前 1 0 時 1 0 分

J R 福 島 駅 1 番 線 ホ ー ム




福島駅に到着。
(駅名標は5番線ホームのものです)



福島駅の駅名標。
なにやら「福が満開、福のしま。」なんて表示があります。
・・・何も言いません。



今度の電車は、10時40分発 東北本線 快速電車「仙台シティラビット3号」 仙台行きです。


出発時刻まで30分あるので、いったん駅の外に出ました。



JR福島駅の駅舎。
あまりいい角度の画がありませんでした・・・。

30分といえば、立ち食いそばあたりのちょっとした食事をなすにはよい時間。
駅ビル「エスパル」の入口付近で駅そば屋を見つけました。
入ろうとしましたが、メニューを見ると、もりそばが500円と(駅そばなのに)いい値段。

私はこの店を早々に立ち去りました。

駅前広場にある銅像。



作曲家の古関裕爾氏の銅像です。
氏は福島市の出身で、「高原列車は行く」などの歌謡曲や、「阪神タイガースの歌」(通称「六甲(おろし)」)、「巨人軍の歌」(三代目)(通称「闘魂こめて」)などの応援歌、「栄冠は君に輝く」などのマーチなど、多くの作品を遺しています。


ふたたび福島駅。



ひさびさの駅スタンプです。
絵柄は東北新幹線と、当駅で分岐する山形新幹線。



今度の電車「仙台シティラビット」はすでに4番線に入線していました。
編成は先ほどと同じく4両編成、そして車両も同型なので、車窓が楽しめそうです。
福島駅での食事に早々に見切りをつけ、進行方向左側の座席をおさえます。



4番線とは反対側、5番線の発車標。
まだ午前10時30分なのに、表示は12時51分 米沢行き、そして16時04分 米沢行き
ずいぶん先の時刻の案内をしています。
近くにあった山形線(奥羽本線)の時刻表を見てみると、



えらくスッカスカな時刻表です。
8時33分発の庭坂行きの電車を最後に、16時台までは上記の2本だけ。
そして奥羽山脈を越えて米沢まで行く電車は、1日6本しかありません。ほかは福島から2駅目の庭坂止まりです。
山形へ行くならさっさと新幹線に乗れ、ということでしょう。

こんな具合に時間をつぶし、10時40分、仙台行きの電車が発車しました。



この旅では初の快速電車です。
とはいっても福島から東福島、伊達、桑折(こおり)、藤田までは各駅停車です。



そこそこ広い川です。たぶん阿武隈川かな~。
(実際は阿武隈川ではなく、支流の摺上川でした)
向こうに見えるのは新幹線の高架です。藤田駅まではほぼ一緒に北上します。


藤田駅を過ぎると、新幹線の高架は遠くに離れ、「仙台シティラビット」も快速運転を始めます。
藤田の次は、貝田をとばし、県境を越えて越河(こすごう)を通過し、白石に停まります。



ふたたび現れた新幹線。
この後頭上を越え、白石蔵王駅へと続きます。
東北本線は白石蔵王ではなく、白石駅へ。



白石駅といえば白石城の最寄駅。
でも、よく見えませんねぇ・・・。

過去に白石城を登城したことはあったのですが、まったくの消化不良に終わってしまいました。
今回の旅でリベンジをしようとも考えたのですが、白石城に立ち寄ると今後の日程にまで影響を及ぼしてしまうので、今回は通過とさせていただきました。


白石駅の次は、北白川、東白石をとばして大河原駅に停車します。



進行方向の左側には白石川が見えてきます。
東北本線はしばし白石川とともに進んでいきます。



大河原駅を過ぎて、ふたたび白石川。
川の堤には桜並木が植えられていて、桜の名所となっているそうです。


大河原駅からは、船岡駅、槻木(つきのき)駅、岩沼駅まで各駅停車。
岩沼駅あたりから、沿線に建物が増えてきます。

館腰(たてこし)をとばして、次は名取駅
そしてついに仙台市内へ。

その後は南仙台、長町と停車。(その間の太子堂は通過)



午前11時56分。大宮駅を出発して6時間20分経過して・・・

 

ついに東北最大のターミナル駅・仙台駅に到着しました。



【今回の乗車記録】

JR東日本 [JU07]OMY 大宮駅 9番線 5時36分発
宇都宮線(東北本線) 普通 宇都宮行き 15両
宇都宮駅 7番線 6時54分着(遅れ3分)

宇都宮駅 8番線 6時59分発(遅れ3分)
宇都宮線(東北本線) 普通 黒磯行き 4両
黒磯駅 1番線 7時49分着(遅れ2分)

黒磯駅 4番線 7時54分発
東北本線 普通 郡山行き 2両
郡山駅 2番線 9時01分着

郡山駅 5番線 9時24分発
東北本線 普通 福島行き 4両
福島駅 1番線 10時10分着

福島駅 4番線 10時40分発
東北本線 快速 仙台シティラビット3号 仙台行き 4両
仙台駅 6番線 11時56分着

*移動時間 6時間20分 (乗車時間 5時間17分  待ち時間 1時間03分)
*移動距離 321.5km   *運賃 北海道&東日本パス使用(不使用の場合は5,620円)





眠れぬ夜のムーンライトながら

2016-04-29 | 鉄道の旅


2 0 1 5 年 3 月 2 3 日 ( 月 )

午 後 7 時 4 5 分

大 阪 市 北 区

J R 天 満 駅



天神橋筋商店街でお好み焼きを食べ、JR天満駅に戻ってきました。
あとは東に帰るのみ。



まずは大阪環状線で、一駅隣の大阪駅へ。


大阪からは大正義・新快速登場(*^_^*)
20時ちょうど発の京都線&琵琶湖線で、スムーズに米原駅へ。


米原からは、普通電車で関ヶ原を越え、大垣駅まで到達。


ここまでほぼ寝てました~(^_^;)




午 後 1 0 時 0 2 分

岐 阜 県 大 垣 市

J R 大 垣 駅




大垣からは、いよいよ夜行列車・ムーンライトながらに乗車します。

18きっぷユーザーにとってはほぼ御用達の電車。
日付をまたいで大垣から東京まで移動できる、いわば走る宿屋みたいなものです。
まぁ、居心地は最悪の宿屋ではあるのですが・・・。


22時42分発の快速電車が出発後、満を持してムーンライトながらが入線してきました。



私の指定席は、



「2番D席」です。
「D席」なので、進行方向右側の窓側です。

なんといってもながらは最悪の宿屋(^_^;)です。
窓側の席を取っておかないと、寝られません。


22時49分、列車は定刻どおり大垣駅を出発しました。




午 後 1 1 時 ご ろ

車 中 に て


隣りに座るのは誰かな~? 誰もいなかったら座席を広く使えるからすごくラッキーなんだけどな~。
はぁ・・・40過ぎのおじさんか・・・。やれやれ。

ともかく、あとは車中で寝るだけだ。
リクライニングシートを倒して、頭を窓に寄りかからせて・・・。

おじ「すみません」

関西弁のようなイントネーションで、おじさんが私に話しかけてきました。

おじ「私、子供連れなんですけど、子供ひとりだと心細いから席を換えてもらっていいですか?」

知らない大人との相席を子供ひとりというのはなんとも気の毒・・・仕方ない。

私「いいですよ~。いちおう指定席券も交換しておきましょうか」

こうして席を交換することになったのです。



新たな席は「3番C席」で、なんと通路側(ToT)
子供ひとりを助けたつもりが、眠れぬ夜を過ごすハメになりました。

さらに・・・新たなる敵。
JR東海からの刺客、検札の乗務員。
いつもは来ないJR東海の乗務員が、今日は検札にやって来たのです。
(ちなみに東京→大垣を担当するJR東日本の乗務員は必ず検札にやってきます



まずい、交換した指定席券はなんと小人のもの
このままでは・・・

ここであらかじめブログ用に指定席券を撮影しておいたことを思い出します。
デジカメさんを起動し、指定席券の画像を乗務員に見せて、事なきを得ました。


しかし、交換してしまった席を元に戻すことはできず。
私は寝づらい通路側の席で一夜を過ごすハメに。




ね、ね、寝れないんだよぉ~




翌 日 午 前 4 時 4 0 分

J R 横 浜 駅 7 番 線 ホ ー ム


夜も明けきらぬ午前5時前、横浜駅に到着。

くだんの親子も横浜駅で下車したようです。
お礼を言う親子(というよりおじさん単独)に対して、どんよりとした表情をひた隠しながら応じた私。

親子とは別れ、京浜東北線の発着する4番線ホームに移動し、ヤラれた表情で電車を待ちました。




午 前 5 時 3 2 分

J R 御 徒 町 駅


京浜東北線でゆっくりと北上し、約50分間車中で居眠り。
「ながら」よりも質の良い睡眠をとった私は、秋葉原の隣り・御徒町駅で下車しました。



朝そばで腹を満たし、



「燕湯」くそあっちぃ湯船につかり、長い旅を終えたのでした。



【今回の乗車記録】

JR西日本 天満駅 1番のりば 19時47分発
[O]大阪環状線 普通 ゆめ咲線直通 大阪・ユニバーサルシティ方面・桜島行き 8両
大阪駅 1番のりば 19時50分着

大阪駅 9番のりば 20時00分発
[A]京都線(東海道線) 新快速 米原方面・長浜行き 12両
米原駅 7番のりば 21時27分着

米原駅 8番のりば 21時29分発
東海道線 普通 大垣行き 4両
JR東海 大垣駅 5番線 22時02分着

大垣駅 5番線 22時46分発
東海道線 快速 ムーンライトながら82号 東京行き 10両
JR東日本 [JT05]YHM 横浜駅 7番線 翌24日4時40分着

[JK12]YHM 横浜駅 4番線 4時46分発
[JK]京浜東北線 各駅停車 大宮行き 10両
[JK29]御徒町駅 4番線 5時32分着

*移動時間 9時間45分 (乗車時間 8時間44分  待ち時間 1時間01分)
*移動距離 561.0km   *運賃 乗車券 18きっぷ使用(不使用の場合は8,750円)  指定席券 520円



日本100名城の旅・第14弾「はじめての四国」 完

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