さて、今日はとても書きにくいことをあえて書きますが…
私はこのブログでバンビの写真を 幼少期の何枚かを除いて、すべて加工し顔出しをしないようにしている。
その理由は2つ。
1.ネットの世界は 恐いから
2.本人の了解を得ていないから
まず、1つめ。何が恐いか という話。
バンビがまだ幼い頃、ネットで「プラダーウィリー症候群」という言葉を検索すると
頻繁に出てくる写真があった。成人男性でいまは仮にAさんとしてみる。
AさんはPWSだったらしく、そして あるコミュニティではかなり有名だったようで
まぁ言葉は悪いけど“コイツに注意しろ”みたいな情報が出回っていたんだよね。
当時は今のようなSNSはほとんどなかったから、個人のブログとか2ちゃんねるみたいなところにだけど。
やらかしたと言われていることを見てみると、承認欲求の塊りのしつこいPWSそのものというカンジだった。
当時、私は“あー、バンビも大人になったらこんな風になってしまうのか…”と暗澹たる気持ちになって辛かった。
そして、その写真。
まぁ、PWSと言われれば確かにPWSの特徴のある顔だったのだけど
それがネットのいろんなところに晒されているのは 本当にイヤな、ツラい気持ちだった。
今はAさんはもう亡くなったらしく、検索してもおそらく出てこないようになっているみたいだけど。
それは晒していた人達が、Aさんが障害者であったこと、亡くなったことから自主的に消去したからのようで
ネットの世界は一度アップされたら、どんな形で誰に使われるかわからない というのが通説。
これはとても、恐いことなんだよね。
世の中にはいろんな性的嗜好の人がいて、乳幼児の裸フェチの人もいたりするらしいから
“子どもの写真だから”といって安心もできないみたいだし。
それに写真には位置情報が付いていることがあって
ホームページやブログの設定によっては、見る人が見ればその位置情報を知ることもできてしまう。
それでなくても、周りに映っているものや景色から位置を特定することもできるだろうし
そうなると住所が特定されてしまう可能性もあるんだよね。
ほんとかどうかは定かでないけど、ピースサインの写真から指紋情報が取り出せるという話も耳にしたことがある。
関係ないけど、ツイッターで「この犬を探しています」というツイートに、善意の人が協力したら
実は犬の飼い主である元カノを探しているストーカーだった という話にはぞっとしてしまう。
悪意を持ってネットを利用する人はいくらでもいるという話だよね。
だから、私はお誕生日も日にちが特定されるようには書かないようにしている(つもり)
名前も、顔も、住所も、誕生日も、すべてとても大事な個人情報だから
できればそれが限定されるようなことは避けた方がいいのでは というのが私の考え。
とても悲しいことだけど、知的障害があるということだけで人に付け入れられやすくなってしまうわけだから
特に女の子は性的被害に合う可能性を考えて、慎重な上にも慎重であった方が良いのではと思う。(このご時世、男子も危険だったりするけど)
知らないでやっている世のパパ・ママも多いと思うので、一応書いておきます。
意図して公開しても構わないという人を否定するものではないので、念のため。
そして、2つめ。 “本人の了解を得ていないから”
これは、以前先輩ママさんのブログで
お子さんが思春期になって、自分の写真を載せるのをイヤがるようになったからアップするのをやめます ということがあったから。
バンビの情報をアップすることについて、私もバンビの許可を得ていないから
将来このことを本人がイヤがる可能性があるんだな と思って、それからは顔出しをやめたわけ。
最近、発達障害を取り上げるテレビの番組が増えていると思うけど
実名・顔出しを本人が了承した上でしている分には構わないけど、親の一存でしてしまうことを危惧する声もあるんだよね。
将来、その子が思春期になった頃に問題化する場合があるのだそうだ。
これについては、親が障害児の親であることをカミングアウトすることは、“アウティング”ではないのか
という意見の人もいて、考えさせられる。
“アウティング”には、秘密を暴露する という意味があって
特に性的マイノリティであることを本人の了承なく言い広めることを指すらしい。
大学生が自分が同性愛であることを友人に伝えたら、言い広められて自殺した事件以来 耳にするようになった。
障害当事者が自分の意志でカミングアウトする分には何も問題ないけど
親がそれを晒すのは 一種のアウティングではないか-
というのは ちょっと厳しい言い方とは思うけど、でもそういう面も否定はできないように思う。
わが子の障害を知ってほしい、理解してほしい という気持ちは私にもあって
だからこそこのブログを長年書いてきているわけだけれど
親としては まず第一に我が子を守らねばならないから。
何かをするには深謀遠慮が必要なのではないか と思ったりもする。
まぁ、ここに書いたことが杞憂であり、老婆心であることは承知の上だし
むしろそうであるに越したことはない。
読んだ方の中には不快に思われる方もいるかもしれないけど
あえて書くのは “リスクを知らないよりは知っていた方がいいから”
知った上でやる分には 個人の自由なのでもちろん私がとやかく言うことではないのだけど。
世のブロガーのパパ・ママさん、どうぞ気を付けて。
そういう気持ちです。
メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
私はこのブログでバンビの写真を 幼少期の何枚かを除いて、すべて加工し顔出しをしないようにしている。
その理由は2つ。
1.ネットの世界は 恐いから
2.本人の了解を得ていないから
まず、1つめ。何が恐いか という話。
バンビがまだ幼い頃、ネットで「プラダーウィリー症候群」という言葉を検索すると
頻繁に出てくる写真があった。成人男性でいまは仮にAさんとしてみる。
AさんはPWSだったらしく、そして あるコミュニティではかなり有名だったようで
まぁ言葉は悪いけど“コイツに注意しろ”みたいな情報が出回っていたんだよね。
当時は今のようなSNSはほとんどなかったから、個人のブログとか2ちゃんねるみたいなところにだけど。
やらかしたと言われていることを見てみると、承認欲求の塊りのしつこいPWSそのものというカンジだった。
当時、私は“あー、バンビも大人になったらこんな風になってしまうのか…”と暗澹たる気持ちになって辛かった。
そして、その写真。
まぁ、PWSと言われれば確かにPWSの特徴のある顔だったのだけど
それがネットのいろんなところに晒されているのは 本当にイヤな、ツラい気持ちだった。
今はAさんはもう亡くなったらしく、検索してもおそらく出てこないようになっているみたいだけど。
それは晒していた人達が、Aさんが障害者であったこと、亡くなったことから自主的に消去したからのようで
ネットの世界は一度アップされたら、どんな形で誰に使われるかわからない というのが通説。
これはとても、恐いことなんだよね。
世の中にはいろんな性的嗜好の人がいて、乳幼児の裸フェチの人もいたりするらしいから
“子どもの写真だから”といって安心もできないみたいだし。
それに写真には位置情報が付いていることがあって
ホームページやブログの設定によっては、見る人が見ればその位置情報を知ることもできてしまう。
それでなくても、周りに映っているものや景色から位置を特定することもできるだろうし
そうなると住所が特定されてしまう可能性もあるんだよね。
ほんとかどうかは定かでないけど、ピースサインの写真から指紋情報が取り出せるという話も耳にしたことがある。
関係ないけど、ツイッターで「この犬を探しています」というツイートに、善意の人が協力したら
実は犬の飼い主である元カノを探しているストーカーだった という話にはぞっとしてしまう。
悪意を持ってネットを利用する人はいくらでもいるという話だよね。
だから、私はお誕生日も日にちが特定されるようには書かないようにしている(つもり)
名前も、顔も、住所も、誕生日も、すべてとても大事な個人情報だから
できればそれが限定されるようなことは避けた方がいいのでは というのが私の考え。
とても悲しいことだけど、知的障害があるということだけで人に付け入れられやすくなってしまうわけだから
特に女の子は性的被害に合う可能性を考えて、慎重な上にも慎重であった方が良いのではと思う。(このご時世、男子も危険だったりするけど)
知らないでやっている世のパパ・ママも多いと思うので、一応書いておきます。
意図して公開しても構わないという人を否定するものではないので、念のため。
そして、2つめ。 “本人の了解を得ていないから”
これは、以前先輩ママさんのブログで
お子さんが思春期になって、自分の写真を載せるのをイヤがるようになったからアップするのをやめます ということがあったから。
バンビの情報をアップすることについて、私もバンビの許可を得ていないから
将来このことを本人がイヤがる可能性があるんだな と思って、それからは顔出しをやめたわけ。
最近、発達障害を取り上げるテレビの番組が増えていると思うけど
実名・顔出しを本人が了承した上でしている分には構わないけど、親の一存でしてしまうことを危惧する声もあるんだよね。
将来、その子が思春期になった頃に問題化する場合があるのだそうだ。
これについては、親が障害児の親であることをカミングアウトすることは、“アウティング”ではないのか
という意見の人もいて、考えさせられる。
“アウティング”には、秘密を暴露する という意味があって
特に性的マイノリティであることを本人の了承なく言い広めることを指すらしい。
大学生が自分が同性愛であることを友人に伝えたら、言い広められて自殺した事件以来 耳にするようになった。
障害当事者が自分の意志でカミングアウトする分には何も問題ないけど
親がそれを晒すのは 一種のアウティングではないか-
というのは ちょっと厳しい言い方とは思うけど、でもそういう面も否定はできないように思う。
わが子の障害を知ってほしい、理解してほしい という気持ちは私にもあって
だからこそこのブログを長年書いてきているわけだけれど
親としては まず第一に我が子を守らねばならないから。
何かをするには深謀遠慮が必要なのではないか と思ったりもする。
まぁ、ここに書いたことが杞憂であり、老婆心であることは承知の上だし
むしろそうであるに越したことはない。
読んだ方の中には不快に思われる方もいるかもしれないけど
あえて書くのは “リスクを知らないよりは知っていた方がいいから”
知った上でやる分には 個人の自由なのでもちろん私がとやかく言うことではないのだけど。
世のブロガーのパパ・ママさん、どうぞ気を付けて。
そういう気持ちです。
メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
以前、私もフェイスブックなどやってましたが…中学の友人がある事件を起こしたのをきっかけにわが子の写真を(いくら制限かけてたとしても)今は画像をコピーすれば自分のものにもできるなど、SNS技術も発展しただけに…退会して…でも、やはり子供たちの成長記録は大切だと感じ、スケジュール帳を2つ持って日記用の手帳として1冊記載しています…時にはアナログも必要なのかなと感じます。
釈さんのブログ、私も読みました。
芸能人のお子さんでも顔出しあり・なし 考え方はいろいろですね。
でも、リスクについては芸能人・一般人関係なく
あっという間に拡散して炎上なんてことは日常茶飯事です。
実際、個人情報を特定されて被害に合う確率は小さいかもしれないけど、少しでもリスクがあるなら
私は避けておこう という考え。
ただ、他の方が公開していることについては、知らないでやってる方には気を付けてください と伝えたいだけで、そもそも他人がとやかく言うことではないのでね。
わが子の障害については知ってほしいけど、我が子のことはできればそっとしておいてほしい って、なかなか難しいけど。