旅の準備

退職後３ケ月。
父親が住んでいた古い家の整理がようやく片付いた。
６０数年の間、一度も引っ越しもせず、溜めに貯めた古着や骨董（？）品の数々。
仕立て糸がついたままの着物など１００着以上の古い着物や手つかずの反物。
子供のころの貧乏暮らしで、どうしてこんなに買うことができたの？と疑問は残るが、ご近所のおばさんたちに持って行ってもらう。保存状態が悪く、黴の生えたものや臭いのひどいものも干して使う、と持って行ってくれた。また、包装したままの食器や衣類等は、授産施設のバザーに提供するなど、いろいろと助けてもらい、残ったものはゴミとして処分し、なんとか片付けを終える。土地も売ってほしいという方が現れ、契約も何とか済ます。
旅の途中でなにかあった場合、兄も病弱でこの家の処分が気になるところ。
これで心おきなく長期間の旅にでることができる。
いよいよ準備のスタート。
まずは、北海道を自分の足で旅をしたい。
そして、秋には、おいしいビールを飲みにヨーロッパ、ベルギーやドイツに行きたいと考えている。