由布院から博多へ戻ってきた翌12月15日。
いつもと異なる、まず走れると思うところまで公共交通機関で行き、宿泊地点へ戻ってくるパターンで走ることを決断。40kmほど西方の唐津駅まで、地下鉄直結のJR筑肥線で行く。
10時30分唐津駅スタート。国道279号線から唐津城を遠くにみつつ、国道347号線に入る。この国道は、東西5kmの松林を貫通する道路。松林は素晴らしいが、国道には歩道がない。松の枯れた針葉が積もっている路肩を走るが、アスファルトが切れる段差が分からず、慎重なランを要する。40分ほどで国道202号線へ入る。松原とはお別れ。
いつもならスタート地点のコンビニ等で昼のおにぎりを購入し、デイバックへ入れて走るのだが、ここ北九州では街がとぎれることなく続き、食堂やレストランがいたるところにある。そのため寒い中、行ける所まで行って、昼をとることにする。
身体は冷え切り、走っても熱くならず、あせを吸い込んだTシャツがさらに身体を冷やす。
昼近く目に入った「浜ちゃんぽん」の看板。さっそく飛び込むと、店内には赤々と燃えているストーブがあるでは。ストーブの傍の席に座り「浜ちゃんぽん」を注文し、身体の芯まで温まる。
Tシャツを着替える必要がないほど温まった。午後は、ときどき雨が降り、風も強くなった中のラン。なんとか前回ランの始点「今宿駅」に近づく。が、暗くなってきた夕方に小雪もちらほら舞ってきた。さぶ~ウ。駅に入ると、あと5分で福岡空港駅行きの地下鉄直結のJRが来るという。
濡れたウエアを着替える間もなく切符を購入し、ホームへでると、すぐに列車が来た。
しかし、列車内にはトイレがない。着替えることを諦め、上着を重ねる。25分ほどで中州川端駅へ。ホテルへ直行し、バスタブに熱い湯をはり身体を温める。
今回の走行距離は38km。九州ランの合計は二日酔いで走れなかった半日があり、残念ながら89kmにしかならなかった。しかし、北海道ランを終えたのちは、おそらく本州、九州、四国とさらに走るであろう九州の一部を試走できたのは収穫だ。
九州最後の夜は、博多の名物「もつ鍋」で身体を温め、おいしいお酒を堪能し、翌日札幌へ戻った。
写真は、国道347号線が通る虹の松原です。
今、紅白歌合戦がテレビで流れている。タイ、アンコールワットの旅や親父の死、北海道マラソンの惨敗、義母の危篤騒動などがあった一年。
来年も、旅をし、走って、美味しいビールを飲み続けたい。
皆様、よいお年をお迎えください。
このつまらないブログをお読みいただき感謝申し上げます。
では、また来年。