天童温泉松伯亭あづま荘女将四季日記

天童温泉松伯亭あづま荘の女将が四季折々の出来事や感じた事を綴る日記

池の鯉

2010-05-29 23:30:00 | 松伯亭あづま荘
(小ロビー)の池

あづま荘の庭には二つの池があります。別館光陰の客室から眺められる池と
小ロビーから見える池です。写真分かりますか?天蚕糸(テグス)が張ってあります。

(別館光陰の池)
数年前から何十年も生き続けてきた、わたしより先輩でとても懐いていた鯉が、相次いで亡くなる事件が起きておりました。
そこで去年の今頃、大小様々100匹位の鯉を入水したのです。
しかし今年になって子鯉は激減、大鯉もお腹に穴が開く病に掛かり、隔離して赤チンキを点け介護するも、骨まで見えるんですもの・・・結局助けられなくて可哀想な思いをしておりました
ある日お客様が帰り際に「お庭の池に白い大きな鳥が来てましたよ。この辺りは自然が一杯ですね~」と仰るムムム・・・鷺だ、、犯人は鷺だ!病気なんかじゃなくて鷺の仕業だったのです。鴨が夫婦で気持ち良さそうに泳いでいたという情報もあり、子鯉は飲み込み、大鯉は突いていたのでしょう。
そして色々考えた末景観を損なわない最良の鷺除けとして、ご覧のような形になりました。太陽の光線で天蚕糸が目立つ時もありますが、この様な事情でございますのでどうぞご理解くださいませ♪


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