天童温泉松伯亭あづま荘女将四季日記

天童温泉松伯亭あづま荘の女将が四季折々の出来事や感じた事を綴る日記

山形名物芋煮

2010-10-21 20:00:00 | 松伯亭あづま荘

山形の秋の風物詩芋煮会
休日ともなるとあちらこちらの河原や山で
それぞれ気の合った仲間と芋煮会が
賑やかに繰り広げられております
勿論家庭の食事に汁物やおかずとしても頻繁に登場いたします
県内のスーパーでは芋煮会用の材料スペースが広く取られ、この時期だけ釜戸用の薪なども店頭に並びます
また芋煮セットを購入すると
芋煮会用の大きな鍋を
無料で貸し出してくれます

さて私共あづま荘ではなるべく地産地消に拘り
ここでしか食せない郷土料理を御膳の中に
取り入れた物をお出しすべく
試行錯誤しております

このたびご縁がございまして
幻の里芋と言われる在来野菜種
「甚五右ヱ衛門」」と名のついた里芋を
お客様にお出し出来る運びとなりました。
室町時代から作り続けられてきたと伝えられ一軒の農家が冬の間、種芋を大事に大事に
保存し次世代に引き継いできたものなのです

 
その栽培方法はまさに一子相伝でこの土地にしっかり根ざし育てられてきた伝統野菜です。食感は皮はしっかりとしており噛み砕くと、もちもちねっとりと甘さが口一杯広がります・・・
こんな芋はじめて~みたいな。

どうぞ甚五右ヱ衛門芋が入った
あづま荘の芋煮をご賞味くださいませ

玄関脇には実物も置いてあります
葉っぱや茎は陰干して芋がらとして
納豆汁になくてはならない
冬の栄養源になります
捨てるところが丸でないエコ食品でもあります♪

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひろし・まさこ)
2010-10-31 19:21:15
楽しみが増えました。「甚五右エ門芋」は、女将さんのブログにもありますが、御地の代表的な在来作物ですね。山形在来作物研究会の皆様が立派な仕事をされています(『おしゃべりな畑』、『どこか畑の片すみで』山形大学出版会)。
返信する
Unknown (旅館の女将と仲間たち)
2010-11-01 18:21:02
こんにちわ!早速アクセスして見ました。山形は伝統野菜の宝庫だとは聞いておりましたが、凄いですね。京野菜みたいもっと宣伝しなければいけませんね~
返信する

コメントを投稿