天童温泉松伯亭あづま荘女将四季日記

天童温泉松伯亭あづま荘の女将が四季折々の出来事や感じた事を綴る日記

クリスマス寒波

2011-12-30 22:05:39 | 茶道

二度目の冬を迎えたぷーたんとまーたんベランダに積もった雪に
足跡を付けて遊んでいます。
イブからわさわさと降り始めた雪で辺りは完全に真っ白です。

とても寒い25日のクリスマスは茶友の茶室で今年最後のお茶を楽しみました。

今年の漢字一文字に選ばれたのお軸・・・本当にこんな事が現実に在るのかと
思わせた今回の震災、家族の有難さや友人の暖かさが特別身に沁みた
今年に最高に相応しい漢字でした。
力強くも何処か温かい大玄老師様のお人柄が偲ばれる作でした
その下に置かれたのは梵鐘の香合
まもなく迎える年取りの夜
辛かった今年を見送る除夜の鐘
被災者の方のそれぞれの胸に重く悲しく
沁み込むように鳴り響くのでしょうか
こんな歳が二度と来ない様にしっかりと
見送りたいものです

さてメインはクリスマスに因んだバラの花のお棗
石原律枝作 女流蒔絵師ならではの
繊細で華やかな一品でした

さてさて今年もご覧頂きありがとうございました
本当に辛い一年でした
来る年が平和である事を心より願うばかりです