2014年に翻訳が出ていたのに気づかず、今やっと読む。
あんなに待ち焦がれていたのに気づかなかったなんて・・・・・・・。
波瀾万丈は終わったらしく動きが少なくなった。
3万年も前のヒトであっても
毎日、食事を作って食べ、身ぎれいにしたり、人間関係に悩んだり、
普通に暮らす生活が描かれる。
「聖なる洞窟の地・上・中・下」
タイトル通り聖なる洞窟をいくつも訪ねて歩く。
エイラたちの「九の洞」とは異なる洞を訪ねる旅でもあって、様々なヒトとの出会いもある。
たくさんの動物たちの絵の紹介が長くて少しばかり読み疲れる。
著者の洞窟壁画を紹介したい気持ちが伝わってはくるけど。
テーマは命。
何度も出てくる「女神の歌」では、生命の進化の過程が歌われている。
命を授かる時の、男の役割・・・・・この時代ではまだ父親という概念が成立していなかったのか。
メロドラマ的要素も含みながら命について考えさせられた。
はじめのころの、ライオンやオオカミや馬を育てたり、一緒に暮らしたりする部分は、
とてもわくわくしたから子どもが読んでも楽しかっただろうと思う。
娘と一緒に読みはじめたのは1994年、娘が中学1年だった。
そのときは
「始原への旅立ち 」 Ⅰ 大地の子エイラ
Ⅱ 恋をするエイラ
Ⅲ 狩りをするエイラ
Ⅳ 大陸をかけるエイラ だった。
2005年3月からは、集英社版になって再度初めから読み始めた。
そして何十年も読み続けてきた「エイラ」の物語は、落ち着くところへ落ち着いたんだろうな。
著者はもうお年だから無理かもしれないが、エイラの娘の成長が続編として書き続けられたらいいのになあ。