寄り道しながら前へ

 思いつくまま気の向くまま
ゆっくりいろんなことを考えてみよう。

 

地球のこと

2008-07-15 21:10:29 | 環境問題
最近読んだのは

暴走する「地球温暖化」論
  洗脳・煽動・歪曲の数々



タイトルを見ただけでおよそ、想像通りなんだけれど、
次の文章で書き始められている。

はじめに――頭を冷やそう

地球温暖化が異常気象を引き起こし、そのうちに関東平野も水につかる。開発があちこちの森を破壊し、砂漠化がどんどん進む。貴重な生物種が絶滅しかねない。合成物質が子どもたちや未来社会を脅かす。さあたいへんだ……。

「地球温暖化」話は八八年、NASAゴダード宇宙研究所ジェームズ・ハンセンの連邦議会証言に始まる。八○年代初頭には酸性雨が、九〇年代末~今世紀初頭にはダイオキシン・環境ホルモン・BSEが騒がれた。

本書『暴走する「地球温暖化」論  洗脳・煽動・歪曲の数々』は、そういった環境騒ぎあれこれに違和感を覚える「疑り深い七名」の発言を集めて編まれた。

のだという。

読んでいて驚いたのは、
日本の環境省の「環境白書」は、IPCCの発表データを反対の方向に「誤訳」し、日本国民をミスリードしてきたこと。

「IPCCの報告には、南極の氷も北極の氷も、ほとんど海水面の上昇には関係がないと書いてあるのに、環境白書には地球が温暖化すると南極や北極の氷が溶けて海水面が上がると書いてありますが、どういう理由からですか」と
電話で抗議をしたら、霞ヶ関の官僚は
「IPCCの長い英語を日本語に訳しているうちに、表現が逆になった」と言い訳をしたとある。

信じられない。

このような書籍がいくつも出版されているにもかかわらず、
まだ何かというと、
「温暖化のせいで~~」
という言葉を見聞きする。


あっという間に法律が出来て
家庭の焼却炉は使えなくなり、
無駄なリサイクルもやめられず、
これからどうなっていくのか、ただただ心配だ。

以下、内容は

Ⅰ人為的「地球温暖化危険論」への疑問
・薬師院仁志  なぜ、消えた「地球寒冷化論」(「諸君!」二〇〇五年七月号)
・薬師院仁志  環境テロリストが増幅する「恐怖の存在」(「諸君!」二〇〇六年六月号)
・薬師院仁志  科学を悪魔祓いする恐怖政治(書き下ろし)
・武田邦彦  大失敗の環境政策(「文芸春秋」二〇〇七年七月号)
・伊藤公紀『 不都合な真実』の"不都合な真実。(「諸君!」二〇〇七年四月号)
Ⅱエセ科学としての「地球破滅論」
・渡辺正&山形浩生  "木を見て森を見ず"の環境危機論(「諸君!」二〇〇三年八月号)
・渡辺正&池田清彦  "環境原理主義"にご注意を(「諸君!」二〇〇七年二月号)
・岩瀬正則  「地球破壊」超先進国は中国なり(「諸君!」二〇〇五年七月号)
Ⅲリサイクルもほどほどに
・武田邦彦  「家電リサイクル」百害あって一利なし(「文芸春秋」二〇〇〇年八月号論文と「文芸春秋」二〇〇一年七月号論文を合体)
・環境問題を真摯に、かつ楽観的に考えるためのブックガイド(編集部)


論文や対談から

地球は寒冷化している

2008-06-09 13:21:04 | 環境問題
文芸春秋 5月号に
「地球はこれから寒冷化する」(丸山茂徳、東京工業大学教授)
という論文が載った。
温暖化の主犯はCO2ではない、と。
太陽の活発な活動のピークがすぎて、寒冷化していくはずだ、
今の温暖化は氷河期に向かう寒冷化の中の小春日和なのだそうだ。
(今、手元に本がないので詳しく書けないが、なるほど、納得できる、という内容だった)


最近読んだ
「地球システムの崩壊」(松井孝典、東京大学教授)
の中でも、地球温暖化とCO2は関係がないとの記述があった。
「人類がいくら二酸化炭素を放出しようと、現在の地球システムが機能する限り、地球は金星化しない。大気中の二酸化炭素が増え、地表温度が上昇すれば、地球はその変化に応答し、地表付近の二酸化炭素循環を通じて、大気中の二酸化炭素を減らすという負のフィードバック作用を働かせるからである」と。

むしろ、「大規模に太陽光発電を行うなどして、結果として今以上に太陽光を地表に流入させるか、あるいは核融合を実現し、第二の太陽を地表にもつかした時である」
と言明している。

それにしてはマスコミはCO2のことばかり。
昨日のテレビは
SAVE THE FUTURE  だったり Touch/eco  だったり。

マスコミは、宣伝し易い所で単にパフォーマンスしているだけにみえる。

ほんとうのところはどうなんだろう。

ゴア氏の受賞

2007-10-14 20:07:18 | 環境問題
ノーベル賞委員長、ゴア氏受賞は「論争覚悟の選考」(読売新聞) - goo ニュース

上のような事情もあるようですが、
ゴア氏の受賞は喜ばしいというべきなんでしょうか。

ここでは、こんな記事も紹介しています。

それぞれの立場が、それぞれ異なる主張をしていて、
よくわからないのですが、

地球全体がどうなっているのかを知りたい、と思います。
本当のところは、まだ解っていないのかもしれませんが。

ゴア氏の「不都合な真実」は、本も読んでみたり、映画も見て、
自分で考えてみなくてはいけませんね。
もし、内容を批判するなら、それから・・・・。

環境問題はなぜウソがまかり通るのか③

2007-09-28 10:34:25 | 環境問題
第三章  地球温暖化で頻発する故意の誤報

「地球温暖化騒ぎ」の元になった記事は1984年元旦の朝日新聞
  * 海面上昇で山間へ遷都計画
  * 50年間で気温が3度上がる
  * 北極の氷が溶けて海水面が上がる
  などの未来シミュレーション記事だった?

 マスコミは
 「50年間に気温が3度上がるとか、極地の氷が溶けて海水面が上がるというのは実としてそうならないかもしれない。ただ、それを契機に地球温暖化にっいての関心が高まったのだから評価されるべき」このような「故意の誤報」が多くなる

 それは「環境がお金になる」からであり、

 誰も環境を改善するという主張や運動には反対しない。

 リサイクルしないとごみで溢れかえるとか、ダイオキシンは微量でも猛毒であるとか、地球が温暖化すると北極や南極の氷が溶けるとか、そういった事実とは違うニュースをつくり上げる。

 故意の誤報と故意のキャンペーンによる最強のコンビができあがる。

 それでは、 「地球温暖化で一体、我々はどうすれば良いのか」
 それには「二酸化炭素を減らせばよい」

 そのためにはどうすればよいのか。

 ところがそこでも  「地球温暖化防止キャンペーンに誤り」  がある、と。

 森林が二酸化炭素を吸収してくれるという論理は破綻している。
  京都議定書は地球温暖化にほとんど何の影響もない。
 「京都議定書は無意味である」

 ええっ!

 地球の為に何かしたいと思うけれど、何を信じたらいいのか。

「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」②

2007-09-24 19:55:02 | 環境問題
第二章  ダイオキシンはいかにして猛毒にしたてあげられたか

つくられたダイオキシン騒動

報道で、ダイオキシンが人類最大の毒物だ、どこにでもある、ダイオキシンの毒性を避けるために母乳を飲ませるな、アトピーの原因の一つはダイオキシンだ、といった内容が続いた。

有名な、所沢産のホウレンソウにダイオキシンが高濃度で含まれているとする報道もあった。

あまりにマスコミが騒ぐので、当時の厚生省は対策を取らなければならなくなり、平成14年には委員会を開いてダイオキシンの規制値などを検討した。

「ダイオキシンは人間ではほとんど毒性が認められていない。
急性毒性としてはニキビが最も重い症状であり、それ以外には
認められていない。慢性毒性は今後の研究にもよるが、現在慢
性毒性として認められるものはない。発ガン性とか奇形児の発
生率についてもほとんど観測値はない」

それにもかかわらず、厚生省の委員会は世間がこれだけ騒いでいるのだから、少しの間は規制値を決めておいた方が無難だという結論を出した。

こうしてダイオキシンは猛毒だという印象を植え付けられてしまったのだという。
大学教授でさえ、そう思い込んだというのだから、一般市民は信じてしまう。

息子の中学校では、新しく焼却炉を買ったばかりだったが使えなくなった。
ご近所では、ゴミを減らそうと、燃えるゴミは自宅の庭の焼却炉で燃やしていたが、それも使えなくなった。

そして、この後、ダイオキシン対策のために使われた費用は莫大だという。

どうしてこういうことになるのか。

元には戻せないのだろうか。

こちらも参考になります

「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」①

2007-09-18 15:59:38 | 環境問題
いつも使っている検索を緑のgooに変えるだけで、
今日から、0円で、地球環境に貢献することができます。

緑のgooが収益の15%相当分を環境保護団体に寄付し、
活動を支援します。


ということらしいので、↑に検索パーツを貼り付けてみた。
そして環境Gooのサイトにも出かけ、環境に関する知識を得ようとしたりしている。

でも
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」を読んでいくうちに、



「環境を守るふりをしていればよい」と言っているようなもの(P159)
という言葉にドキッとしてしまった。

せっかくの活動が、実のあるものであって欲しいものだ。

この本については、narniaさんが紹介されていたのを見て、早く読んでみたいと思っていた。

********************

以前からたくさんの種類にゴミを分別しているが、回収したあとがどうなっているのか不思議だった。どこかで混ぜて燃やしていないか・・・・と。
リサイクルのためお金が使われているが、著者が実際にリサイクルされているのか調べようとしても調べようがないらしい。
業者に渡したのであとはわかりません・・・・・と回答されたり。


本当はゴミを分けても資源にはならない
http://eco.goo.ne.jp/business/keiei/web_session/2nd/takeda.html

レジ袋が廃止の動きになっているが、もともと余りものの石油をなんとか袋にしていたものだから今まで無料でくれていた。それを使ってゴミを出せば済んだものを、わざわざ「専用のゴミ袋」や「エコバッグ」を、資源を消費して作って売ったり配ったり、無駄なことをしている。わが町内は、赤いビニール袋を購入して入れなくてはゴミを回収してくれない。また、エコバッグはいくつもたまってくる。
 レジ袋を廃止する必要はないんじゃない?
 わかりやすい物に取り組むと、環境を守っているつもりになりやすいからかな。

 「資源を有効に使う」ためには「リサイクルを早く止める」ことである。(P57)

ペットボトルやダイオキシンについても、今まで間違った事を知らされてきた。
   
 環境問題ってむつかしい。

エコロジー幻想

2007-08-22 14:05:33 | 環境問題
日本社会を不幸にする
「エコロジー幻想」
 ーーーー「環境に優しい」が環境を破壊するーーーー武田邦彦 著



 説明するための例を少し離れた内容にしているけれど、主張していることは

* 部分的には正しく全体では間違っているエコロジー
* 「環境に優しい生活」の科学的な間違い
 
 「いなか暮らし」が環境を悪化させる
 「自然エネルギー利用」というエゴ
 「省エネ製品」が省エネにならない仕組み
 「環境に優しい」というレッテルさえあれば安心してしまう

 大見出しや小見出しを見ているだけで今までの思い違いの多さに気付かされる。

 例えば =せっけん対洗剤 = 合成洗剤を使った排水が環境を汚すから自然から作った石けんがいい、と思い込んで粉石けんで洗濯をしているのだけど、「有機汚濁につながる界面活性剤は石けんのほうが四倍多い」のだとか。
 研究が進んできて、安全で環境にも悪くない合成洗剤が出現し、どちらがいいのかは好みの問題に行き着くのだとか。ーーー知らなかった~。

 「電気の要らないテレビ」が発明されても、テレビを作るために使った資源を、電気代でカバーするには37年もかかる。
 工業製品の多くは「作るときに膨大な資源を使っている」

 「ガソリンが無くても走る自動車」が発明されても、自動車を作るために使った資源を、ガソリン代でカバーするには24年かかる。「省エネ自動車」を見たとき、その後ろの背後霊を見なければ。

 本当の省エネは、今の物をできるだけ長く使うこと


 この本に書かれていることの中で一番ショックだったのは、
 一日3時間以上立っている時間がなかったら、カルシウムが減っていくと。
1日中座っていると寝ているのと同じくらいカルシウムは尿に溶け出していくという実験結果があり、1日中本を読むとかパソコンをするとかだけで過ごしたら、骨が弱くなっていくらしい。
 昨日たくさん運動したから・・・・というのはダメで、一日ごとに変化する。
 毎日立つか歩くかしなければいけないらしい。

ペットボトルは最悪のリサイクルだと主張されている。
この本の場合、ちょっと「あれ?」という内容もあったが、目からウロコが落ち、エコロジーと生活について少しばかり反省をした。

セミの抜け殻を探そう

2007-08-08 13:16:20 | 環境問題
庭に出ると、頭が痛くなるほどのセミの大合唱。

セミの抜け殻を探そう・・・・・(日経新聞)

 地球温暖化が身近な自然にどんな影響を与えているのか、という疑問解決の手がかりにしようと、ユニークな調査を呼びかけたもので、セミの抜け殻の状況を調べて自然環境の変化を探る試みだそうだ。
 調査への参加は、セミの抜け殻を見つけたら殻が壊れないように採集し、小型容器に専用シートを添えて日本自然保護協会に送ればいい。
 送った抜け殻は専門家が種類別に分布状況などを分析する。

 私は、抜け殻を送るわけじゃないけど、庭を眺めてみると、抜け殻が、あるわあるわ・・・・。

 もみじの、こんな細い枝にしがみつかなくても・・・・・。


百合の蕾のこんな場所や

頼りない葉っぱの裏など

こんな場所で脱皮していて、けなげだなあ。
庭の真ん中にいささか大きくなり過ぎた白モクレンが立っていて、そこがセミ団地となっている。
隣近所より、うちの庭にセミが多くてやかましいと思うのは気のせいか。

 調査の締め切りは8月31日。
詳しいことはこちらに。