スパイダーマン3・ダイハード4・蝉しぐれ・・・

ちょっと体調を崩して休みました。
見たかったDVDがいくつかあったのでちょうど良かった。

まずスパイダーマン3。
相変わらずB級ですね。
でも少しだけ成長したかも。
自己中の主人公も。
記憶に残るのはサンドマン。
アメリカの感覚では、やはりサンドマンって許されるんですね。
病気の娘の為に犯罪に手を染める父。
悲しいやね。


ダイハード4。
これも娘の為にぶっ壊しまくる父だ。
こっちは英雄ですね。
相手が相手だし。
日本の古武術を思わせる逆転の秘策も良い。
しかしF-35が・・・


蝉しぐれ。
ご存知、藤沢周平さんの傑作の映画化。
これはどうなんでしょうね。
原作を知っていると物足りないかな。
でも美しい映画でしたよ。
例え汚名をきせられて罪を問われたとしても、それでも尊敬できる父親を持つのって、男にとっては素晴らしいことでしょうね。
武士のつらさも良く出ていました。
今で言えば単なるサラリーマンですからね。
サヨクの人間が考える階級闘争なんて在り得ない世界。
人を切るのも大変だし。
足利義輝の故事を借用したのは面白い。
どんな剣豪でも○○人斬りなんてできませんから。
南京の百人斬りなんて在り得ない。
ヒロインを演じた木村佳乃さんは清楚で凛々しくて良い。
子供時代を演じた佐津川愛美さんも光ってましたね。



んで何となく思い出したのが「もののけ姫」のテーマ曲。

　もののけ姫　
　久石譲作曲　宮崎駿作詞

　はりつめた弓の　ふるえる弦(ツル)よ
　月の光りにざわめく　おまえの心

　砥(ト)ぎすまされた　刃(ヤイバ)の美しい
　その切っ先によく似た　そなたの横顔

　悲しみと怒りに　ひそむまことの心を知るは
　森の精　もののけ達だけ　もののけ達だけ



悲しみと怒りにひそむまことの心を知るまことの人間って、どのくらいいるんでしょうね。
子供たちは別にして。