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科学か?宗教か?

2005-08-28 | 概念規定
「知的設計」で人間誕生 米で反進化論台頭 「神」と表現せず学校で教育
2005年 8月28日   産経新聞
【ワシントン=気仙英郎】ダーウィンの進化論に対して、何らかの「知的設計」によって人間が生まれたとする「インテリジェント・デザイン(ID)」論が米国で台頭している。米国の一部の州教育委員会はこうした反進化論の考えも学校で教えるべきだとする指針を採用。ブッシュ大統領も進化論以外の考え方を教えることに賛意を示していることから、一段と論争が盛り上がっている。
 キリスト教徒の多い米国では、多くの世論調査で、神の存在を肯定する人が六割を超えており、これまでも進化論をめぐる論争は絶え間なく続いてきた。
 「インテリジェント・デザイン」論は、「自然は非常に複雑で、ダーウィンの進化論が主張する無作為の自然淘汰(とうた)で説明することはできない」として、高度な「何らかの意図をもった知性=知的設計者」が介在しているとする考え方だ。
 ID論が広く受け入れられ始めた要因には、この知的設計者を「神」と表現していないことがある。これが従来の「創造説」と異なる点だ。教育と宗教の分離を掲げている米国憲法は「特定の宗教に基づく学校教育は憲法に反する」としているため、ID論者は神という単語を意図的に使わないようにしている。
 シアトルに本部を置きID論を主導するディスカバリー協会は「ダーウィン論に対する科学的批判も学校で教えるべきだ」と主張する。
 この考えは、カンザス、オハイオ、ミネソタ、ニューメキシコの各州教育委員会をはじめ、ペンシルベニアの一部教育委員会が取り入れ、米国内十数州の議会が議論を続けている。ブッシュ大統領も「異なる考え方を知るべきかと問われればイエスだ」として、学校教育で進化論以外も教える必要があるとの姿勢を示した。
 これに対して、「健全な学校教育を阻害する」(政教分離を支持する米国民連合)、「将来の米国の科学技術を危うくする」(全米科学振興協会)などの反論の声も高まっている。
 ハーバード大は今月、「宇宙における生命の起源」研究を生物、化学、天文学などの関係分野を横断する形で行うことを発表した。米紙ボストン・グローブによれば、同大ではこれから数年間にわたって年間百万ドルの予算を組む。進化論肯定側は、「同大の研究は科学的に答えを見いだすことをめざす」と主張、反進化論側は、「ハーバード大が新たに研究することこそ、インテリジェント・デザインに反論する根拠が希薄な証拠」と勢いづいている。
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確認できないことを信じるのが宗教。

だから「科学はいつでも正しい」ことを信じるのも宗教。

しかし、どんなに論理的な体系であっても、その体系自体が完全である証明はできないってのが「不完全性定理」じゃなかったっけ?

つまり科学の完全性は証明できないことが証明されている。と。


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