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右も左もあるものか
僕らが見るのは常に上

これは一つの祭祀

2009-04-09 | 文化のこと
アンインストール

あの時 最高のリアルが向こうから会いに来たのは
僕らの存在はこんなにも単純だと笑いに来たんだ
耳を塞いでも両手をすり抜ける真実に惑うよ
細い身体のどこに力を入れて立てばいい?

アンインストール アンインストール
この星の無数の塵のひとつだと
今の僕には理解できない
アンインストール アンインストール
恐れを知らない戦士のように
振る舞うしかない アンインストール

僕らの無意識は勝手に研ぎ澄まされていくようだ
ベッドの下の輪郭のない気配に
この瞳が開く時は心など無くて
何もかも壊してしまう激しさだけ
静かに消えて行く季節も選べないというのなら

アンインストール アンインストール
僕の代わりがいないなら
普通に流れてたあの日常を
アンインストール アンインストール
この手で終らせたくなる
なにも悪いことじゃない アンインストール

アンインストール アンインストール
この星の無数の塵のひとつだと
今の僕には理解できない
アンインストール アンインストール
恐れを知らない戦士のように
振る舞うしかない アンインストール
・・・・・・・
昨日ご紹介した涼宮ハルヒシリーズもエヴァも、少年が大人へ成長する過程で感じる世界変容(実は自分自身の変容)の物語なわけですが、このアンインストールという古代の祭祀を思わせる主題歌を持つ『ぼくらの』という不気味な物語はちょっと違うようです。

成長過程における人格の変容を“死と再生”のイニシエーションに見立てた“葬儀”が主要なモチーフなのでしょうか?といっても原作をまだ読んでいないのですが。

グロテスクなまでの“死”の描出。

これ、日本の集合的無意識が希求しているのだとしたら・・・

痛みを自覚した子供の成長の“兆し”かも知れないですねぇ。



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