世の中驚くことばかり! 記事保管倉庫

右も左もあるものか
僕らが見るのは常に上

仏像の起源

2006-10-31 | 文化のこと
仏教美術史研究者の高田修さん死去
2006年10月28日 ASAHI.COM

 仏教美術の研究者で、「仏像の起源」(岩波書店)にいたる研究によって67年度の朝日賞を受賞した東北大名誉教授の高田修(たかた・おさむ)さんが27日午後9時35分、脳出血のため甲府市内の病院で死去した。99歳だった。通夜は29日午後6時、葬儀は30日午後1時から甲府市塩部4の10の10の甲府シティホールで。喪主は次男雍介(ようすけ)さん。自宅は同市長松寺町4の10。
 三重県出身で、東京帝大印度哲学科卒。戦後、連合国軍総司令部(GHQ)に美術顧問として雇われた。京都・醍醐寺五重塔の壁画研究を共同で進めたほか、インド西部・アジャンタ石窟(せっくつ)群の研究に40年以上取り組み、00年に「アジャンタ壁画」(NHK出版)としてまとめた。
 59年に学士院賞、60年に学士院恩賜賞。東京国立文化財研究所美術部長や東北大教授、成城大教授を歴任した。
・・・・・・・・・・・・・・・・
インドに関わった研究者なら、誰でも一度は目にするのが高田先生の著作でしょう。
99歳。
残念ではありますが、まずはご冥福をお祈り致しましょう。

凛々しいガンダーラ系の仏像と豊かなマトゥーラ系の仏像。
仏教哲学の、と言うよりは学問や芸術の世界の二面性を顕しているように感じられますね。

高田先生の著作にも、その心は残っています。


最新の画像もっと見る