アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

防災

2014年10月22日 | 思う事
避難訓練、防災教育
震災をきっかけにいろいろな所で防災の意識アップが計られています。
とても大切な事だと思います。

でもね
でもね…です。

地震発生の確率が高いと言われていた
岩手、宮城沿岸地区で
もっともっと前から…
いやいや、
どこに住んでいたとしても
もっと前から、そんな意識向上をしていたら
何かが違ったかもしれない。

アユだって
ここの防災意識がもっと高かったら
あんなすごい地震が来たとき
とりあえず、間違いでも高台に…行ってくれてたかも…

避難場所の公園で
同じアパートのみんなと
たわいもない会話で
「大丈夫、大丈夫!津波って言ってても
ここまでは来ないでしょ!」
って、言ってたと思う。

そんな安全神話 なかったんだよ。
安全神話は幻

ここの防災もまだまだ…
自信ありげな人達がたくさんいるけど
太平洋側の地震の多い地域に比べたら
まだまだ…

防災意識の向上は
震災の犠牲者を踏み台にしてる。
他人だったら「仕方ない。生きるため」
と思うだろうけど
私にはそうは思えない。
申し訳ないと ただ思う。
いざと言う時の
「命を守る行動」そんな気持ちにまで
まだなっていない。
いざと言う時
「命はいつでも投げ出してやる!」と思う。
でも
命を粗末にするつもりも、しているつもりもない。

震災を機に防災を語る。
簡単に語って欲しくない。

コメント
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