還暦ホノルルマラソンを夢見て

メタボを改善し、還暦から新しい人生目指して、あくなきチャレンジをブログります。

憧れ(その2)

2020年05月25日 | 日記
 最近は、鯉のぼりを見ないなぁ。と、以前(多々良木ダム湖マラソン一人旅:5月5日)に書きましたが、かろうじて一箇所見つけました。朝来市羽渕(はぶち)という場所です。近くには、山口小学校があります。小さいお子さんを育てた経験のある方は、”百ます計算”をご存知かと思いますが、これを最初に陰山先生がやり始めた学校です。NHKが取材に来たりして、大騒ぎになりました。大学にゆく子供なんかいない山の学校から、大学にゆく子が続出。と紹介されていました。まあ、そうかもねー。

 そんな小学校の中で同学年中、九九を覚えるのが最後の最後で、あやパパほど頭の悪い子供は見た事が無いとまで言われました。有名人です。そりゃ、そうです。四六時中、何して遊ぼうかと真剣に考え、くたくたになるまで遊びました。木に登り、山に登り、川に潜り、空に飛行機を飛ばしました。毎日暗くなるまで。学校の勉強なんかは全く眼中になし。宿題なんて、あったことすら覚えていません。こんな調子。点数がいい訳ありません。

 しかし、流石に教育に関心の無い親も、学校から「彼の場合は、学校だけではとても無理。家で指導してください。」と、どやされたりして、これではダメとばかりに寝る前に、九九の特訓が始まりました。やりだせば、一週間ぐらいで覚えられた様ですが、おかげで無理やり飲み込まされた感じがあって、算数は大嫌いになりました。”うちわ”でバタバタ煽ぐ様な勉強のさせ方は逆効果という訳です。鯉のぼりの様にゆったりと、しないと。

 昔は写真よりでっかい鯉のぼりがそこ、かしこに泳いでいました。子供ながらに、良き伝統を肌で感じて育ちました。でも、私自身の鯉のぼりは泳いでいるのを見たことがありません。今でも2階の倉庫にある?はずですが。物心ついた頃には、親が、こういう事に飽きてしまい、また、手間も相当掛かる(支柱には、山からよりすぐりの細くて超長い杉の木を切り出してきてこのアルミのポールなんかよりもっと長く立派なので、大人四人ぐらいで立てないとダメ。)為に、ついに見る事ができませんでした。本当は、赤ちゃんの時に、きっと見せてもらっているはずですが、全く覚えていない。あの鯉のぼりの泳ぐ姿を見れたら、人生の課題の一つが解決する様にも思えます。

 この写真の家の様に、鯉が泳いでいるのは良い事ですが、うーん。なんか小さくなってしまった感があります。子供の頃の鯉のぼりは立派でした。一番大きい真鯉には金太郎さんが乗っていたりして。子供の頃から見ると、何かに付けて世の中が小さくなりました。今は、20kmほどを自分の足で走るので遠いと思っていた場所も距離感覚がさらに変わってきています。昨日は、休息日なので走りませんが、近所(片道2km)の業務スーパさんまで買物散歩しました。走り出すまでは、この業務スーパさんまでくると、なんて遠くまで来たんだ。としみじみ感じましたが、今は往復4kmなんてチョロすぎて、話にもなりません。でも、早足で歩いたりしたらそれなりに汗かいたですが。

 小学校や、中学校の家までの長い行き帰り、自然満喫、自然だけ。の中でもう少し、走ったりしてその運動の最中に暗記ものの勉強なんかしたら、机に向かい、放課後に何して遊ぼうか一生懸命に考えるよりよかったかもなー。子供の頃なら、百人一首なら三日もあれば遊びながら覚えられたと思います。子供達への教育は、このCOVIDー13禍で今までの学習ができないと日々報道されていますが、今までの教育手段を、抜本的に見直すべき時期に来ていると感じるのは私だけでしょうか。教育提供組織のための教育となってはいないでしょうか。自由な学びとは強化書通りの行動では無いとも。工夫を凝らした自然の中での”気付き”にこそ、ヒルベルトの第8問題を解く子が育つ。様な気がしてなりません。

 新しき 風を受ければ 鯉のぼり 泳ぐ姿に 未来をのせん  あやパパ

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿