斎宮-母・子・孫-

2013-12-19 12:30:47 | 歴史に関する雑学

伊勢神宮で、神に仕えた未婚の皇女・伊勢斎宮。

天皇の代替わり毎に変り、近親者の忌があった時は退下します。

 

聖武天皇の皇女・井上内親王。

721年に5歳で斎宮になり、744年に弟・安積親王の薨去によって退下します。

 

その井上内親王・・・・天智天皇の皇子・白壁王(後の光仁天皇)に嫁ぎ、

酒人内親王・他戸親王を産みます。

 

この酒人内親王・・・・772年、19歳で斎宮にト占されますが

伊勢に行ったものの774年、母・井上内親王と弟・他戸親王が幽閉先で亡くなり、任を解かれます。

 

帰京後、異母兄・山部親王(後の桓武天皇)の妃となり、779年に朝原内親王を産みます。

 

この朝原内親王・・・・・782年に4歳で斎宮にト占され、伊勢に下ります。

796年、18歳の内親王は身内の不幸もないのに、斎宮を解任され、

帰京後、異母兄・安殿親王(後の平城天皇)に嫁ぎます。


朝原内親王は平城天皇が奈良に移った時、同行はせず、妃を辞しました。

 

井上内親王から続く、母・子・孫の斎宮就任。

 偶然か・・・・それとも・・・・

 



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