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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ムラサキエノコロ、セイバンモロコシ - イネ科

2021-10-23 18:00:00 | みんなの花図鑑
ムラサキエノコロ

名前にはあまり自身がありません。




エノコログサ、ムラサキエノコロ、キンエノコロのどれか?と仮定して、ムラサキの穂だからムラサキエノコロ。




私の関心は エノコログサのツンツンしたブラシ状の部分にあります。
これが、ススキやイヌビエなどのように 「芒(のぎ)」ではないということです。




「外見はブラシ状になる。イヌビエなどの穂から出る毛は、小穂を包む鱗片(穎)の先端から伸びる芒であるが、エノコログサの場合、この毛は芒ではなく、小穂の柄から生じる長い突起である。」(wiki「エノコログサ」)





セイバンモロコシ

セイバンモロコシの「セイバン」は「西蛮」で、西方の異国(蛮族の国)からやってきたモロコシという意味になります。
原産は地中海沿岸とされています。



大きな株を作り、高さ1m~2mになります。



セイバンモロコシには芒(のぎ)があると言われてますが、穂先のほうだけのようです。中央部を拡大しても芒は観察できません。




虫が止まっていますが、イネ科は風媒花なので蜜を出しません。この虫は何を目的に止まっているのでしょうか?




雄花(雄しべ)は葯が紫色をしているので、花穂全体を紫がかった色にします。
白いブラシのようなのが 雌しべの柱頭です。




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