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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハシバミ(榛)いろいろ

2024-03-28 15:00:00 | みんなの花図鑑
ハシバミ(安城デンパーク)

ハシバミは カバノキ科ハシバミ属。
これは 雄花序です。



こちらは雌花序です。
「雄花序は枝先から数本尾状に垂れ下がり、雌花序は枝の下方につく。」(面白い接写の世界「ハシバミとツノハシバミ」)



4月になると 葉が出て来ます。



8月に撮った果実です。秋に成熟すると食べることが出来ます。
仲間に セイヨウハシバミがあって、その果実が ヘーゼルナッツ です。
このハシバミは 英語で Asian Hazel と呼ばれてます。





ツノハシバミ (安城デンパーク)

デンパークに ハシバミがあるのは知ってたけれど、 花木園に ツノハシバミ があるのは今まで知りませんでした。
ツノハシバミは 雌雄異花で ひとつの木に 雌花と雄花が咲きます。
次に見るように 雄花はイモムシみたいで すぐ分かるのですが、この雌花のほうはとても小さく、あることを知ってないと気が付かないでしょう。



こちらが雄花です。ハンノキや ヤシャブシ の雄花に似て イモムシみたいな花です。
鱗(うろこ)のような部分を「苞鱗」といいます。
その下で 葯が裂開し始めています。
この時期、なかなか味わいのある色になります。




「ツノハシバミの雄花序は枝の途中から数本尾状に垂れ下がり、雌花序は雄花序の上の方につく。」(面白い接写の世界「ハシバミとツノハシバミ」)




ツノハシバミの名は 果実が角を付けているようだからです。



「ハシバミの語源については、葉皺実(ハシワミ)、榛柴実(ハリシバミ)、葉柴実(ハシバミ)などいろいろあるが定かでない。角のあるハシバミの意。」(樹木図鑑「ツノハシバミ」)





セイヨウハシバミ(愛知県緑化センター)

セイヨウハシバミの雌花です。ものすごく接近して撮ってます。




セイヨウハシバミの果実が「ヘーゼルナッツ」です(^^)/
上の画像は 雄花です。同じ木に 雄花と雌花が咲きます。




セイヨウハシバミの雄花は やはりイモムシみたいな風媒花です。




さて、雌花はどこにあるのでしょう?
上の画像にも 写ってはいます。とても小さいです。




雄花(イモムシ)の枝の付け根についているのが 雌花です。




赤いのは 柱頭です。




最初の画像と同じ雌花です。






ハシバミみたいな?(安城デンパーク)

樹名板が無く名前が判らないのですが、たぶんカバノキ科ハシバミ属と思われる木がグラスウォークにありました。



何の気なしに撮ってるので、雄花ばかり撮ってます。



どこかに雌花はあるのでしょうか?










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