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美しさは日々の小さな積み重ねから。

知足

2011-03-15 16:05:33 | AVANTI通信
 知足・・足るを知る。今、私が一番身に染みて感じている言葉です。

              今日も「輪番停電」に対しての準備万端整えていましたけれど・・
              前橋市は実行されませんでした。
              なかなか旨く運ばないものですね。
              何かと色々な反論があるようですけれど、
              私としては、一日も早く被災地の方達の平安を望みます。
              あ~だ、こ~だと議論よりも
              私のように教養のない人間は、「今、何が大切か?」ということが
              とても重要なのです。

              それにしても、哀しい記事の中にも勇気を頂く言葉があるものですね。
              他国の報道記事に日本人の国民性を賞賛して下さっている。
              私は嬉しくて泣きました。
              やっぱり分かってくれた・・そうよ!当たり前じゃない!
              私達日本人はその姿勢が誇りなんですから。・・そう言葉にしながら泣けました。

              礼儀正しさと親切さ、そして勤勉。
              これが日本人の根底に流れている「血」のように思います。
              被災地で被災者同士が相手の悲しさを想い涙を流す。
              ご自分も大変な状態なのに、もっと大変な方の辛さを想い泣きながら
              「助けてあげて下さい。」と懇願する。
              人間は最悪の状態の時にこそ、本来の姿が現れるものですね。
              本当に素晴らしい民族です。

              私の父方の祖母は東京生まれの東京育ちでしたから、
              関東大震災を経験しています。
              多くを語らない祖母でしたが、「助かったのだから一所懸命生きる・・」と
              申しておりました。
              父は東京大空襲を14歳の時に経験していることが
              自分の人生の一番の学びであり、力になっていると常々申しておりました。
              日本が何も無くなってしまったあの時代、隣人と互いに協力しあい、励ましあい
              分かち合いながら乗り切ってきた・・父はその時間を慈しむように話しておりました。
              私の父は大変平凡な普通の人間でした。
              でもその父でさえ、諦めずコツコツと勤勉に積み重ねて築き上げてきたのですから
              今回の震災も日本中がひとつになったら、必ず乗り切れます。

              中村天風先生の言葉
              「ひとの喜びを 我喜びとする心こそ 誠の人の心である。」
              まさに、私達日本人の心ですよね。大好きな言葉です。
              ほんの少しで満足できる「知足」の精神があればこそ、
              心からひとの幸せを願うことが出来るのです。
              
              被災地の皆様の笑顔を心から願っております。
              小さな私でもお役に立てることを一所懸命実行して参ります 

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