
試走できる状態まで漕ぎ着けた
例の稀少1750Spiderの納車整備は着々と進んでいます。
しかし、そのペースは二歩前進一歩後退かもしれません。
なんせ40年前の個体の上にまともに走っていたとは思えないSpiderでした。
Spica燃料噴射からやっつけ仕事のSOLEXにコンバートでしてありましたw。
それを限りなくオリジナルに近づけ日常の足に使えるラベルwにしたいというのがDr
のコンセプトでした。

トップは本日やっとリニューアル

今日の作業はまさに前回の雪辱戦でありますw。
新たに海外からトップを取り直して例の内装屋さんに張り替えて貰いました。
こちらはノープロブレムで一歩前進しました。
しかし、新たな難問が待ちかまえていたのですよ、川崎さん


O/Hして取り付けたデロルト DHLA40
Weberならぬデロルトですがデロルトだから不調ということはありません。
数多くの105/106シリーズを扱ってきたDrとしてはデロルトで絶好調もありましたから。
今回採用のデロルトはアルフェッタに使われていたキャブと思われいわゆる対策品です。

忌まわしいキャブマウント

最近流通しているこのキャブマウント(インシュレーター)は不良品のオンパレードです

普通に取り付けたらエアーを吸いまくりでキャブも調整不可能で頭が貝割れ大根になります


やむなくシリコンを塗るの図

従来の純正又は相当品ではこんな無用な液状ガスケットは不要でした。
今回はインテークマニを二度も外すハメになりました

キャブ側まで大事をとって塗りましたが今度は外すのに難儀しますw。
何回かの重複作業でなんとかキャブの調整も取れて完璧かと思いましたが試走すると
どうも低速域がよろしくありませんw。

再度外して加速ポンプをチェックの図
一応ポンプは問題なくガソリンを噴射してるようです。
キャブ屋にも文句を言って再点検して更にポンプのストロークも調整しました。
改善前とは症状がちょっと変わった気がしますがまだ低速域が不調です。
再度基本的なプラグや点火タイミングをチェックしようかとも思います。
これで不調なら違う好調なキャブに変えてみるかです。
悩めるDrですがこんなことはその昔は数多くありましたw。
もう少し悪銭苦闘して改善されなければ手段は一つです?!。
プロフェッサーF氏に泣きつくしかありましぇ~ん

(続く)