万城目のブログ 大作戦

激動の日々をゆるーく紹介したり
特撮やプロレスの感想&「エキプロ5」でクリエイトしたキャラを公開するブログ

第20回米子映画宴!!

2011-11-18 | まんが・特撮・アニカル

そんなわけで

第20回米子映画宴に参加してきました

 

今回は「-米子映画事変をしみじみと回顧する。「早いわ!」-」ということで

9月の「米子映画事変」みんなで振り返りました

(とはいえ後半駆け足でしたが)

 

ゲストは(髪を切られすぎた)ガイナックスの武田さん

ヨネギーズ(最近子供ができた)

井次麻友ちゃん(初レポートに挑戦!)

ネギマン(相変わらずポーカーフェイス)

でした

 

当日はできたてのネギマン同人誌(まだ買ってない!)も発売されました

ただしオチはマンガオリジナル!

 

そんな「ネギマン」第三話は来年製作予定!

赤井さんの頭の中ではネギマンが中海通って宍道湖に移動し

松江に上陸!しかし!!松江城が!!!

…みたいな展開を予定しているそうです

 

予定といえば次回の「米子映画宴」の開催日はいまのところ未定

 

今後は2ヶ月に一回の開催を予定しているそうです

 


天使轟臨「Σリアの野望」そのいち

2011-11-18 | 企画・特集

そんなわけで(遅くなりましたが)

紫熊 理亜「Episode1 天使轟臨 ~Angels Flying in the Supercell~」

公開でした

ここからは「Σリアの野望」として

ワタクシの感想等を手短に述べたいと思います

 

今回の結果を見て一番に思ったのは「リアがこんなに強いとは…」

 

年下の<高倉景>はともかく

”流浪の道場破り”<八重樫香澄>にスパーリングで勝つとは思っていませんでした

「ガチ相撲じゃあるまいし!どうして勝ったんだ?」とも思いました

(きっと凶器入りラリアットとかしたのでしょう)

しかもリアと八重樫は同い年だったんですね 

(リアもワタクシも)あとで知りました

 

とはいえ 頭を切り換えます 

今後はこの偶然を最大限利用して

強いイメージを前面に押し出します

 

今後リアは「普段はヒール 

でも本気を出せば道場破りすらKOする実力派新人」

ということで

 

では また

 

 

 

 


天使轟臨 ~Angels Flying in the Supercell~ 第一話

2011-11-18 | 企画・特集

西暦20X1年3月……

空前の盛り上がりを見せる女子プロレス界。
全国的な人気を誇る巨大団体・【新日本女子プロレス】を筆頭に、
サンダー龍子率いる【WARS】、ビューティ市ヶ谷の【JWI】、
ブレード上原が支える【太平洋女子プロレス】、
新興ながら勢いのある【東京女子プロレス】などが覇を競い、他にも小規模団体が乱立している。

そんな混迷と動乱の時代……
若さと情熱に溢れ、恐れを知らぬ少女たちが、新たに四角いジャングルへ飛び込もうとしていた。
いずれマット界に訪れる巨大な嵐の存在を知る由もなく……

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◇◆◇ 1 ◇◆◇

えェ【ワールド女子プロレス】と申しますと、関西では老舗の団体でありまして、往時は【新日本女子プロレス】と肩を並べるくらいに景気が良かったんですナ。
東の新女、西のワールド、なんて言われた時代もあったんでございまして。
新女の連中が破廉恥な水着剥ぎデスマッチ――オット、これは黒歴史でございましたナ――インラン豪華、もとい絢爛豪華にやっていた時分、ワールドはゴツゴツとした無頼な武闘派で売っておったもんです。
いや、いい時代でございました。
が、まぁ、時の流れというのは残酷なものでございまして、いまや天下の新女に対して、ワールドときたら息も絶え絶え、あれあれワールドってまだあったの? なんて言われてしまう始末であります。
どっこいそこは老舗の底力、ここ最近はやや盛り返してきた模様。

「……それもこれも、《成瀬 唯》みたいな才能あふれるレスラーの献身的な働きのおかげなんですなぁ」
「――貴方、さっきから何をブツブツ言っていますの?」
呆れたように後輩を見やったのは《芝田 美紀》、ワールドの門番とも言うべきエース格の選手である。
「いや、まぁ、段取りと言いますか、なんと言いますか」
《成瀬 唯》は肩をすくめ、
「まぁしかし何ですねぇ、思ったより盛況やないですか。戎橋もかくやっていうくらいのにぎわいですよ」
「そうね。モノになる子がいるといいのだけど」
ワールド女子の入団テスト。
ここ最近はワールドの不振もあって希望者も寂しいものだったが、今年はかなりの人数が詰め掛けている。
「……しかし、ちゃんと育っても、お手当てを頂戴出来るかどうか」
「何か言った?」
「いやいや、なーんでもありませーん」
「…………」
以前より盛り返してきたと言っても、ワールドの景気は決して良くはない。
選手たちにも、ギャラの面ではガマンを強いているのが実情である。
今の所、まだ何とかなってはいるが……
(……ワールドの旗を降ろすわけにはいかない)
そのためには、選手はもとより、フロントも一体となって、難局を乗り切るだけの覚悟が必要である。
今テストを受けている少女たちの中に、その一端を担うことが出来る者は、いるのであろうか――

◇◆◇ 2 ◇◆◇

紫熊 理亜〉。
鳥取出身の彼女は高校卒業後、大阪に出てモデルやショップ店員などをしていたものの、美貌のヒールレスラー《フレイア鏡》にあこがれ、プロレスラーを志した。
手近なプロレス団体【ワールド女子プロレス】が入団テストを行なうと聞き、こうしてやってきたのである。

今の所、テスト結果はお世辞にも良好とは言えぬ。
「体力テスト」「個別面接(自己アピール)」、どちらも今ひとつの結果。
面接には気合を入れたし、男性面接官はよさげな反応を示したのだが、得意のジークンドーを披露した途端に雰囲気が微妙になった。
逆効果だったかも知れない……
ともあれ、こうなったら「スパーリング(練習試合)」で結果を残すのみ。
最初の相手となったのは、同じテスト生の
〈八重樫 香澄〉
である。
目つきの鋭い、殺伐とした雰囲気を漂わせる女だ。
リングで向かい合うや、
「いいのかい? その綺麗なお顔が傷物になっても」
などと挑発してきた。
「口だけは達者のようですね。それ以外は何の取りえもないようですけど」
「ッ! 何だとっ」
「おっと失礼。根が素直なもので、つい本当のことを言ってしまうのです」
「……ッッ!」

――お互い譲らぬ一進一退の攻防となったが、最後は理亜のラリアットが香澄を捉え、仕留めた。

まずは安堵する理亜――
続いて相対するのは、これもテスト生の
〈高倉 景〉
である。
理亜と同様、黒のロングヘアでなかなか整った顔立ちだが、明るい雰囲気。
「高倉です、よろしくお願いしますっ!」
「……っ」
元気に挨拶されてしまい、思わず気を呑まれる。
「さぁ来いっ、バンバン来いっ! ぜーんぶ受け切ってあげるからっ!」
「……っ??」
コイツは苦手だ――と、紫熊理亜は思った。

――試合の方は、ほぼ一方的な展開となった。
最後は逆水平チョップで一回転受け身でダウン……
負けたはずの景は何やら満足げだった。
勝ったはずの理亜がなぜか疲れ切った有様であった。

こうして、テストは終わった。
スパーリングでは結果を出したが……
後は、発表を待つのみ。

◇◆◇ 3 ◇◆◇

「では、合格者の発表を行なう」
ワールドの中心選手である《中森 あずみ》がメモを手に立つ。

「〈紫熊 理亜〉」
「……ありがとうございます」

内心胸を撫で下ろしつつ、立ち上がる。
スパーリングでの結果がものを言ったということか。

「〈高倉 景〉」
「……はっ? あ、は、はいっ!」
慌てて立ち上がったのは、あの妙な女の子だった。
試合はからっきしだったが……他がよほど良かったのだろうか。

「……そして、〈八重樫 香澄〉」
「ぁ……はっ、はいっ」
思わず声を上ずらせつつ、例の目つきの悪い女が立ち上がる。

「今回の合格者は以上。合格出来なかった諸君は、次のチャンスを待って欲しい。では、解散!」

「なかなか面白そうな連中が集まったわね」
テスト後、《神楽 紫苑》が中森に笑いかけた。
「そうですね。これから、しっかり育てなくては」
「堅苦しいわねぇ~。もっと気楽にいったほうがいいんじゃない?」
「……性分ですから」
「ま、いいけど」
〈紫熊 理亜〉……あの美貌と妖しげなムードは、ヒール向きかも知れない。
二代目シャドープリンセスを襲名させるのも面白いか。
〈高倉 景〉……よく分からないけど、面白いのは面白い。
「じゃ、私、もう上がるわね」
「祝勝会、ですか」
「そんな大したもんじゃないけどね~。まぁ、不肖の弟子でも弟子は弟子だし」
テスト生の〈八重樫 香澄〉は彼女の弟子(というか押しかけ弟子)で、道場で汗を流したこともある。
その甲斐あってというべきか、テストでも合格を果たした。
「意外でしたよ。そんなに面倒見がいいとは」
「ま、悪女の深情けってヤツかしらね~。そんじゃね」
(……どちらが悪女なのやら)
そう問うたとしたら、神楽ならこう答えるのだろう――
“プロレス自体が、悪女みたいなもんじゃない”

「あの子……なかなか向いているようね」
「んあ~、あの色っぽい子ですか?」
「えぇ。上手く育てれば……強さと美しさを兼ね備えたスターになれそうだわ」
「はぁ、芝田さんみたいに」
「そう、私のようにね!」
「……まぁ、期待しときましょうか」

つづく