此の 時期は 若者達には 試練と 決断の 季節だ。
入試の 発表の 前日
皆の ざわついて いるのを 察した 先生は
「万一 受からなかったら 一年 長く 生きろ!」 と
全員 気持が 楽になった。
「来年 再挑戦しろ!」と いう事。
あれから 50数年。
受からなかった 友
それから 後の 人生は 長い。
倒産した 友
離婚した 友
難病の 子供を持つ 友
重病で 生死を 経験した 友
重複して 難関を 超えた 友さえもいる。
皆 なか良く 同窓会を 楽しむ 仲間である。
自分の 父は 第二次大戦の 後に
旧ソヴィエトに 抑留された。つまりは 捕虜に なった。
過酷な 状況で 若かった 兵士は 沢山 死亡した。
30歳を 過ぎて 妻子持ちで
兵隊に なった 父達の 年代は
年の功か 死なないで 帰還した。
野草も 食べる 適応力や 判断力は
若かったら 持ち併せなかった かもしれない。
若者よ 絶望は 早い!
年を 経て 修得する 知恵 経験を
過小に 評価しては ならない。