大文字草と 同じく ユキノシタ科。
常緑の 多年草。
物心付いた頃から 我が家にあった。
その後 市内を 移転の度に 他の 植物の鉢について
しぶとく 追従してきて 今 花盛り。
最も 親しい植物の 一種かも。
それが 奈良県の 吉野の旅館で
天婦羅の 一品として 遭遇した時は
私たち 姉妹は 驚愕した。
「白雪揚げ」 という 名前が ついた
れっきとした 献立名だそうだ。
茹でて 水に 晒して 胡麻和え 辛子和えにもする
山菜扱いのようだ。
我が家は 農家に 縁戚が無かったので
戦中 戦後の食糧難時代に 窮したが
此れを 食べようという 発想も 文化も 無かった。
白雪揚げは、とても美味しく、趣きがあって、大好きな特別な一品です。
どこまでもたくましく根付いてくれる。その強く身近な姿に、力をもらえる気がします。
花盛りの雪ノ下、満開の白い花がとても可憐で、涼しげで、癒されます。