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かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

発奮させるために

2013-01-10 22:18:34 | 世情
「発奮させるためにやった」 

これが、「うっ憤晴らし」の体罰だったとしたら、

もう絶対にゆるせない。


きょうのニュースで、新たな事実を報じていた。

その生徒が、自殺する前日、この顧問教師に自分の辛さを

「自分は、しんどい」と直接訴えたという。

練習試合のあと、「30発か40発」殴られたあとだ。

それに対して、顧問教師は、「殴られることか」と、

問い返したという。

そして、続けざまに、こう言い放ったという。

「じゃあ、Bチームになってもいいのか」


この生徒に、身体的暴力を加えた上に、「脅迫」めいた言葉で

さらに精神的な追い撃ちをかけていたのだ。


桜宮高校。

この名前は、私にとっては、もう半世紀にも前に耳にした

学校である。


当時、地元の公立中学校で、すごい泳ぎをする少年がいた。

私より、2歳上の少年だった。

小学校のとき、よく一緒に川で泳いだ。

その少年が、中学生のとき一躍注目され、やがて桜宮高校へ進学。

そして、東京オリンピックとメキシコオリンピックに

自由形の水泳選手として出場した。

今、彼は、外国にいらっしゃると聞いた。

このような事件を耳にされたら、さぞかし無念のことと思う。


そして、この顧問教師の出身校が、日体大だとも聞いた。

日体大といえば、先日の箱根駅伝では、予選会から勝ち上がって、

30年ぶりの総合優勝を果たした。

結果論かもしれないが、3年生をキャプテンにするという

荒療治が功を奏したとも、いえなくはないが、

そのとき、このバスケット部の顧問教師は何を学んだのか。

生徒に発奮を求める前に、自らに謙虚でなければならなかった。


体罰が常態化していたともされる。


体罰は、決して、教育ではない。



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生徒さんの気落ち。 (ドッグ宮内)
2013-01-11 07:46:33
生徒の一番の味方である教師が
逃げ場のない状態にまで
追い詰めたとしたら、
生徒の立場で、気持ちを考え
余裕をもって
指導できなかったのでしょうか?
返信する
隠蔽体質 (B級坊主)
2013-01-12 18:02:59
この学校では、以前にバレーボール部の顧問の体罰事件があったようですね。
1回目は、停職処分があったようですが、また体罰が繰り返されても、教育委員会の方には、連絡がされなかったようです。
校長の言い分によれば、この教師はまだ若くて、将来があったから、とか・・・・・・・・。
身内をかばう体質と隠蔽体質の学校ですから、当然、生徒たちの方にはまったく目が向いているわけがありません。
その体罰を、見て見ぬふりをしていた先生たちにも、あきれました。
返信する

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