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かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

東京家族

2013-01-25 17:40:21 | 日記
アルジェリア人質事件の日本人犠牲者9名を

乗せた政府専用機が、今朝方羽田に帰ってきた。

あと一人の方の死亡も確認された。


犠牲になられた方々には、みんな家族がある。

父であったり、夫であったり、

兄であり、弟であり、

そして、人の子である。

母がいて、父がいて。

同僚であり、仕事仲間であり、同級生でもある。


その家族や仲間の絆が、理不尽にも、一瞬にして失われた。

本当に、痛ましい。

悲しい。


残された家族の方々に対する、今後のすべての支援を、心より

お願いしたいと思う。


今、公開中の「東京家族」を観た。

あの小津安二郎監督の「東京物語」をモチーフにした作品。

この作品は、おととしの4月にクランクインするはずだった。

しかし、その寸前に東日本の大震災が起こる。

山田洋次監督は、シナリオを書き直して、クランクインは

延期された。

山田洋次監督の原風景は、幼いときに見た、瀬戸内海だったと

聞いたことがある。

瀬戸内海の小島で生活している老夫婦が、東京に住む三人の

子どもたちを訪ねていく。

今の、家族のありようを、今の時代をにらみながら、

丁寧に描写している。

50年前には、見ることもなかった、今の時代の変りよう。

“携帯”電話一つで、みんなが動き、指示をされ、動き回る。

人々は、めまぐるしく動き回る。

横浜のホテルでは、アジア系の泊り客が、従業員に大声で

クレイムをつける。

島に帰って、葬儀をすませる。

島の中学校の先生が、蒼井優に気をとられて、自転車に

のったまま、溝にはまるシーンには笑った。

島に、若い女性たちは、めったに姿を見ない。


観終わって、思った。

やはり、山田洋次の“家族”にまちがいない。



みなさん、ハンカチ必携ですよ。

吉行和子さんが倒れるシーンから、後ろのほうで、女性の方が

号泣され始めて、私ももらい泣きしました。

うーーん。

長男役の西村●●と、林家●●は、ミスキャストだね。

それから、歌舞伎の“連獅子”を挿入したのは、何か意図が

あったのでしょうか。

中村勘三郎が亡くなったので、急に入れることになったの?

山田洋次監督、ちょっと欲張りすぎ(笑


でね、周りは、私より年上の老夫婦が多かったです(笑



きょうは、アルジェリア事件の悲しみがいっぱいで、

映画のことは書くまいと思っていたんですが。


広島ブログ
 
きょうも来てくださって、ありがとうございます

このブログの“タイトル”「君はまだ、抱いていたのか!!」の意味は、

 こちらです! 

【追記】

夕方のニュースなどを観ながら、思ったんですけど、

イスラムのテロリストから、日本は名指しされ、

無差別テロを受けました。

私たちは、犠牲になられた方々の無念を思い、彼らの功績を

胸に刻むためにも、

1.16.を

特別な、追悼の日にしてほしいと思います。
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